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授業風景~倫理の時間の場合~
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大天使 天吏
の場合>
授業再開。
大天使の発表の番となった。
『人を殺してはならないと考える理由』
→国家が殺人を禁じているから
『その理由を端的に表した言葉』
→
【殺人罪】
大天使はまるで心ここにあらずといった表情のまま、壇上で半紙を掲げた。
そして抑揚のない口調で発表を始めた。
「人間は二足歩行と道具の使用、家族などのコミュニティを発展させ、挙句、国家という存在まで作り上げてきた。それは即ち、人間の中にある動物的な本能に対する抑制の歴史。奪ってはいけない、犯してはいけない、そして殺してはいけない」
そこまで一気に言葉を継ぐ。
まるでテキストリーディングプログラムの合成音声が読み上げているようだ。
「けど同属殺しなんて爬虫類も哺乳類も昆虫も、動物の間では自然に発生している。でも人間は愛や平和、宗教思想まで持ち出して『私達は動物ではなく理知的な存在であらねばらない』と強迫観念でも持っているかのように同属殺しについて議論を始める」
そこで初めて、彼女の表情筋が上向きに釣り上がる。
「その姿、すごく滑稽」
教室の体感温度がグッと低くなる錯覚に見舞われた。
「自分達が作ったルールに自分達が疑問を抱いて、答えの出ない議論を続ける。非生産極まりなく無駄の極みもいい所。自分から檻の中に入った後に何故檻が存在するかなんて考えて、何の答えが得られ、その答えで何をしたいのか、すべてが不透明」
大天使は教壇の下で眉をひそめる『人間』達を見下す。
――オマエラハ 馬鹿 ダ!
完全に見下した態度で、彼女は『人間』達を冷ややかに見詰める。
「……なので、自分は檻の中で鳥が鳥を殺す姿を眺めています。答えの出ない、人間の“人間ですアピール”にエネルギーは使いたくない」
そう言うと、大天使は急に半紙をビリビリと破り出す。
充分に細切れになったところで、それらを思いっきり天井へ向けて投げ捨てた。
はらはら、はらはらと細切れの半紙の紙吹雪が教室中に舞い散っていく。
「……『そのようなルールを決めた国家に属しているから、殺人はいけない』が自分の回答です」
床に散らばった半紙を踏みにじりながら、大天使は席に戻る。
その表情は真顔に戻っており、二度とその目は黒板に向けられることはなく、窓を飛ぶ野鳥たちへ釘付けになっていた。
(結局のところ、下らない事を一々考える人間ってばーか、人間の私もばーか)
青空を過ぎるカラスを見ると、少しだけ嬉しそうに彼女は口元を緩めた。
(でも鳥はサイコー。特にカラスはサイコー。つまりクローネ様サイコー)
黒い落神に想いを馳せ、大天使は、笑った。
ちなみに、半紙をポイ捨てした大天使に中野先生はきつく注意をするも、彼女は全く聞く耳を持たなかった。
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月04日
参加申し込みの期限
2015年05月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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