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授業風景~倫理の時間の場合~
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恵御納 夏朝
(顕在中の人格:夏夜)の場合>
『人を殺してはならないと考える理由』
→そのものを大事に思うものの『心』に深くて痛い『傷』を残すから
『その理由を端的に表した言葉』
→
【心に残る深い傷】
「そもそも倫理は、知識と思考そして配慮や『優しさ』があってこそ守れるものだ」
そこまで言って、夏夜は心中で自嘲した。
(【夏夜(ぼく)】に……「優しさ」なんてない)
感情を押し殺しながら、教壇で彼女は熱弁を奮う。
「殺してはならないという事を、殺した・殺された事を、考え・悩めるのは心と思考を持つ存在だけ。……喪われた命は二度と戻らない。人でも、人以外でも」
そこで夏夜は深い溜息を吐いた。
ここから先は、夏夜自身のアイデンティティに関わる部分に話が踏み込むからだ。
意を決し、重い口を開いた。
「残されたものの心には、殺されたものが大事であればあるほど深くて痛くて癒えにくい心の傷が……残る」
夏夜の小さくて華奢な肩が震える。
「残されたものは……悲しみ、後悔するんだ。『ごめんなさい』と嘆き、『守れなかったと、私のせいだ』と悔やむ。僕だって……」
言葉を継ぎ足そうとしたその時、夏夜は目眩を覚えた。
そして目の前の光景が一瞬にして変わる。
夏夜の人格が誕生した頃のドス黒い記憶の奔流が、彼女の視神経や脳を混乱させ、ありもしない幻覚を見せたのだ。
「大丈夫ですか!? 恵御納さん、しっかりして下さい!」
夏夜は意識を取り戻すと、教壇の上で中野先生に身体を支えられていた。
「ひどい汗です……! 顔色も悪い……。すぐに保健室へ行きましょう」
中野先生は夏夜を保健室へ連れて行くべく、一旦授業を中断した。
(あの光景は……? くそっ、僕がもっと早く生まれていれば……! 大事な命が喪われる前に対処できていたら……!)
夏夜は担がれながら、ひどく後悔をしていた。
「授業、僕のせいで中断させて、ごめんなさい……」
夏夜は保健室のベッドで横になった途端、中野先生へ謝罪した。
「僕の評価、悪くなるのかな?」
「安心して下さい。そんなことはありませんよ。何事も体が資本です。これは仕方のないことでから、まずはゆっくり体を休ませて下さい」
中野先生の優しい言葉に、夏夜ははっと息を飲んだ。
「先生……、ちょっと、聞いてほしいことがあるんだ……」
「話しづらい事でしょうか?」
中野先生の問い掛けに、夏夜は頷いた。
「7月、僕は……いや、僕の半身というべき存在が、ある事件に巻き込まれた」
夏夜はゆっくりと語り始めた。
「とある少女を救うため、そして『少年』の凶行を止めるため、仲間と共に行動したんだ……」
中野先生は黙って聞き入っている。
「僕の半身は、『少年』を認める余裕がなかった。少女を救出することだけしか頭になかった」
「その2人は、どうなったのですか?」
中野先生の質問に、夏夜は苦々しい口調で答えた。
「……殺されたよ、2人とも」
流石にこれには中野先生は絶句してしまう。
「僕の半身は、2人のうち片方しか認めてやれなかった事を今でも後悔している……。最悪なのは、僕は半身を守るどころか、『殺す』選択肢を選ばせてしまった……」
両手で顔を覆い、吐き捨てるように夏夜は言った。
「……正直、僕自身が憎い。言っておくけど、殺したのは僕の半身じゃない。じゃないけど……」
「悔やんでいるのですね」
深い事情は聞かず、中野先生は震える夏夜の肩に手を置いた。
「先生、寝子島の『フツウ』を、人を殺してはならない『倫理』を、夏朝が……『僕』がずっと守れるように、僕はやるべきことをやらなくちゃいけないんだ」
夏夜はこの時、理解した。
(ああ、そうか。僕は……いずれ、夏朝の忌まわしき記憶も黒い心も抱えたまま、 夏朝から完全に分離し……それらごと、死ぬんだ)
それが、夏夜……彼女に与えられた宿命。
夏の短い夜のように、希望という朝日が差し込めば消えてしまう存在。
自分の存在意義と為すべき事を知った夏夜は、ただひたすら暗澹たる気分が胸中に渦巻くのであった。
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月04日
参加申し込みの期限
2015年05月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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