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授業風景~倫理の時間の場合~
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鬼河内 巌
の場合>
普段の鬼河内は、何かの騒動にかこつけてカレー汚染を拡大させる迷惑極まりない(?)生徒だ。
しかし、今の鬼河内はとても真面目であった。
「不殺生のう、そんなことをしていたら自分も死んでしまうけんのぅ」
教壇に上がった途端、彼はそう言ってのけた。
「わいはもう不殺生は出来ん身体じゃけんのぅ。わいの大好きなカレーには、牛も豚も鶏も魚も、時にはそれ以外の動物の肉が入っとるからのぅ! だから何かを食べる時は食べ物にいつも感謝しとるけん。ただ……人間だけは食べたいとは思わんのぅ」
鬼河内の意見は、宇佐見と後木の発表に通ずるものがあるようだ。
「つまり、豚や牛や魚や穀物を殺した時は、その命をカレーで美味しゅう頂くが、人間は殺しても食糧にゃぁせん! だから人間は基本的に殺してはいけん!」
ここで鬼河内は半紙の文字を公開した。
そこには
【共食い】
と太く黒々と書かれていた。
「人間はカレーの具に出来んから殺してはならんのじゃぁ!」
受講者の大半がずっこけた。
結局、判断基準はカレーなのかよ!
「な、なかなかユニークな着眼点ですね」
中野先生も苦笑いしながらフォローの言葉を欠かさない。
「じゃがのぅ、わしはこうも考えるんじゃ」
鬼河内は渋い顔で、顎に指を添えながら言った。
「もしじゃ、もしも大災害や遭難で、わい以外の人間が死んでしまったとする。しかも不運なことに食料が全部ダメになってしまった場合、わいは食い繋ぐ為に何をすべきじゃろうか、となぁ」
にわかに教室がざわつく。
「この場合、わいは殺しておらんし、何もしなければ餓死してしまうけんのぅ、その場合は、覚悟を決めて人肉カレーを食うつもりじゃあ。わいが生き残るためにのぅ」
鬼河内は顔をしかめていた。
「本当はそんな事しなくないけんのぅ。じゃが先生、わいは腑に落ちん事がいくつかあるんじゃあ」
鬼河内は中野先生に突然疑問を投げ掛けた。
「相手が自分を殺そうとして来た時はどうするのかのぅ? 正当防衛で結果的に相手を殺してしまうのは悪なのかのぅ? 不殺生を強調している先生はそういう時はどうするのか、敢えて殺されることを是とするのかのぅ?」
鬼河内の疑問はもう1つあった。
「病気等で余命幾ばくも無く、延命をすれば地獄の苦しみが続くだけの時はどうなのかのぅ? 医師が匙を投げ、治療方法が無い患者を地獄の苦しみから解放する安楽死も、人殺しとして悪になるのかのぅ? ……わいは、介錯という行為に当てはまると思ってるけんのう、肯定しておるんじゃあ……」
鬼河内の質問に、中野先生は1つ1つ答えた。
「まず、私が誰かに殺されそうになった場合、何故、相手が私を殺そうと思ったのか、ゆっくり聞き出します。私に非があれば誠心誠意の謝罪をします。それが理不尽な理由であるのならば、対話を持って殺害行為をやめさせるように説得します。私もみすみす殺されるのは善しとしませんし、それこそ不殺生の教えに反します。言葉の力は絶大です。傾聴と説得で暴力は回避できると、私は信じております。仏様もそう教えています」
中野先生は両手を合わせてお辞儀をした。
「そして2つ目ですが、これは今、医療や法曹の分野で議論が交わされている最中ですね。現在、日本では安楽死は殺人罪に相当します。私の個人的な意見を述べさせてもらうならば、もし安楽死を望める社会になった場合、新しいフツウが誕生することになります。それを受け入れられない人達が多く出てくるでしょう。……患者の苦しみが続くことは悲しいことですが、それが火種になって新たな争いが生まれるのはもっと悲しいことです。私は、安楽死の制度化や是認は、もう少し慎重になるべきだと考えます」
「……なるほどのぅ」
鬼河内は腕を組んだまま、自分の席へと戻っていった。
「わいはもう少し、ここにいる他のモンの考えも聞くことにするけんのう」
ドカッと席に座り、彼は次の発表者を促した。
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月04日
参加申し込みの期限
2015年05月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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