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授業風景~倫理の時間の場合~
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尾鎌 蛇那伊
は教室全体を俯瞰できる場所に陣取り、教室内の喧騒を見守っていた。
(不殺生って、言うは簡単だけど行うとなれば途端に難しくなるのよね)
尾鎌はこの授業で、他人の思想を聞けることを楽しみにしていた。
(さてと。あたしも取り掛からなくっちゃ……)
硯に墨を擦るその姿は、まるで高名な武人のような雰囲気を醸し出していた。
鬼河内 巌
は学ラン(長ラン)とゲタ履きという古風な番長スタイルを貫く3年生だ。
「鬼河内さん、やはり今日もその格好なのですね……」
中野先生も春から度々指摘をしていたのだが、ここ最近はむしろ彼の熱意に負けてしまっているようだ。
「がはははは! わいの“ぽりしー”ってやつじゃ! 先生の坊主頭と同じじゃけんのぅ!」
「確かに、私はいずれ仏門に入る身ですし、普段から坊主頭ですが……」
服装規定を破って大手を振っている鬼河内を黙認するのはどうか、と中野先生は腕を組んでしまう。
「一度でいいですから、寝子高の制服を着てみませんか?」
「気が向いたらのう! がはははは!」
おそらく、この調子では卒業まで番長スタイルを貫くと容易に想定できてしまう鬼河内であった。
「セーンセ! 俺、性善説派☆」
キャピッと今日も笑顔の
志波 武道
。
「では是非、志波さんの考えに基づいた言葉を聞かせて下さい」
中野先生の言葉に、元気良く親指を立てて破顔する志波。
「まー、出されたお題はチョー考エルヨー! 真面目に答える! ……で、理由か」
志波は途端に真剣な面持ちになって、顎に手を添えて考え出す。
(こういうの、考えるたびに精神がすり減るよな……)
しかし、自分にとって良い機会だとも考える。
(……意志を強く持つ為にも、“形”を見出すか)
(人を殺してはいけない理由……当たり前すぎて、考えたこともなかった)
十文字 若菜
はぼんやりと教室の天井を眺めていた。
(前に読んだ本の中では、『泣く人がいるから』だったな……)
だが、今は自分の考えを示さねばならない。
(一度、考えてみるのも良いよね……)
十文字は無意識に震える利き手を抑えると、ゆっくりと深呼吸をするのだった。
添木 牡丹
は『不殺生』の言葉を聞いた瞬間、鼻で笑ってしまった。
(それをここで語るのですか……)
落胆にも似た感情が牡丹の胸の中に渦巻く。
(まぁいいでしょう。私は、私の考えを述べるだけですよ)
彼女は迷うことなく、半紙に筆を滑らせていく。
と、ここで
葉利沢 倫理子
が挙手をした。
「先生、いいかしら?」
「なんでしょうか、葉利沢さん?」
葉利沢は中野先生に尋ねた。
「不殺生を説く前に、『人殺し』の定義について説明してほしいわ」
中野先生は感嘆するような顔を見せた。
「何故、そう思ったのですか?」
「肉体的な死だけが『人殺し』だと思っていないからよ」
回答するも、葉利沢は中野先生と決して目を合わせようとしなかった。
男性の視線を忌避するような態度を見せる彼女に、中野先生は敢えて目を閉じながら答えた。
「なるほど、確かに葉利沢さんの言うとおり、死にも色々なケースがあります。本当ならばそういった見地も含めて論じていきたいのですが……、今日に限っては肉体的な殺人を主眼として論じていただきましょう。誰かが誰かを肉体的に害して殺してしまうことです。精神的な責苦なども話したいですが、生憎、1日で論ずるには時間が足りません。これは次回、改めて話しましょう。ですが、私は葉利沢さんの『肉体以外の人殺し』の定義にとても興味があります。よろしければ、是非そのことを今日は発表してくれませんか?」
目を閉じたまま、中野先生が微笑む。
「……初めからそのつもりよ」
葉利沢はそう言ったっきり、集中状態になって硯に墨を擦り付け始めた。
李 小麗
は今日の題目を聞いて、途端に頭が冴え渡った。
「うぅ……、倫理って聞くとすごく難しそうで、頭がぽわぽわしかけたけれど、人殺しをしたらいけないというのはしゃおりーがずっと思ってる事だから、一生懸命話すのだ」
李は常日頃から『不殺』を貫いてきた。
どんな神魂事件に巻き込まれても、それを崩さなかった。
李は寂しそうに、秋の青空を眺める。
彼女が『不殺』を誓ったきっかけとなった事件の加害者でもあり被害者の少年を想う。
「今頃、何しているのだ……?」
答えは、青空からは返ってこなかった。
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月04日
参加申し込みの期限
2015年05月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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