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怪人セブンの復讐
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2号車では、最年少の
小島 海美
が無邪気に黒服の男の1人へ話し掛けていた。
「でねー? その男の子ったらねー、あたまに赤いせんめんきを乗せてこっちにやってくるの! 中にはお水がたっぷり入ってて、一生けんめいにバランスを取りながら歩いていたんだよ! ふしぎだなぁってわたし思ったから、ゆうきを出してきいてみたんだ! 『ねぇねぇ! あなたはどうして、そんな赤いせんめんきをあたまにのせてあるいているの?』 そうしたらちゃんと答えてくれた! 『それは君の……』」
「少し黙っていられないのか?」
黒服は迷惑そうな顔で小島を威圧した。
すかさず座席から
李 小麗
が立ち上がり、小島を抱きかかえて後ろに下がらせようとする。
「ごめんなさいなのだ、でも子供相手に怒っちゃ嫌なのだ……」
車内で黒服たちを刺激することを恐れる李に対し、小島は積極的に黒服へ話し掛ける。
「叢雲って宗教なの? どんな神さまをまつっているの?」
誰もが疑問に思っていたかもしれない事を躊躇いなく質問した。
「ふだん何やってるの? おしえて!」
問い詰められた黒服と別の男が、小島に近付く。
そしてしゃがんで目線を合わせると、彼女の質問に答えてくれた。
「俺たち叢雲教団は、
落神様を祀る宗教
なんだ。旗揚げした尊師様が寝子島の出身らしくて、落神伝説に詳しかったらしい。それとごめんな、叢雲の活動内容はあんまり詳しくは喋れないんだ。でも、俺たちはろっこんを鍛えるために修行をしているんだ。その内容は教えられないけどなぁ?」
……どうやら、この黒服の男は子供の扱いが上手のようだ。
そして小島もろっこん『誰とでも仲良く』が自動で発動しており、今なら年上との会話がスムーズに行える。
彼女自身もそれを理解しており、危険を顧みずに叢雲教団から情報を引き出そうとしていたのだ。
ただし、ろっこんの発動を止めると、会話の内容を全て忘れてしまう。
ゆえにバスの中での衆人環視の中、小島は攻めの姿勢を崩さない。
乗り合わせている撲滅隊の誰かが、この会話の内容を記憶してくれることを信じて。
「しゅぎょう! かっこいいね! でも、ろっこんをつよくして何しようとしてるの?」
「それはもれいびの力で封印を……」
「おい、しゃべりすぎだ!」
隣の黒服の男が咎めた。
子供好きの黒服の男が「しまった」と声を上げた。
(封印……? 叢雲教団は強化したもれいびたちの力で、どこかの封印を解かせようとしているのかしら?)
めざとく黒依はスマホのメール機能を立ち上げ、新規メールにこのことを悟られないように入力した。
未送信メール欄へ保存しておき、いつでも情報の更新ができるようにしておくのだ。
「お嬢ちゃん、今の話は難しい話だから、別の話をしようか?」
「うん、そうする!」
小島はニコニコしながら尚も切り込んでいく。
「じゃあー、どうしてひとさらいなんてしたの? こっそりみんなにおねがいすればよかったとおもうよ? ひみつけっしゃからのしれいってことにしておけば、だれもおこったりしなかったと思う!」
小島の弁舌に、黒服たちは思わず顔を見合わしてしまう。
「う~ん……、俺たちは秘密組織じゃなくて宗教団体だからなぁ……。それに泉月花様の命令だからね、俺たちはただ、それに従ったのさ」
「それじゃあ、泉月花おばさんって悪い人?」
どストレートな質問に、運転手の黒服が思わずクラクションを鳴らした。
文字通りの警笛である。
子供好きの黒服の男の額から脂汗がにじみ出る。
「……ごめんよ、お嬢ちゃん。それは俺たちの口からは答えられないや……」
「どうして? 泉月花おばさんはここにいないよ? もしかして、みんな、泉月花おばさんの事が嫌いなの?」
幼女のイノセンスを意識的に武器として使う小島。
可愛い顔して、なかなか計算高い。
(しかし、ろっこん補正のため、会話内容は全て忘れてしまう)
「しごとじょうのつきあいだもんね、きびしい“上し”をもった“ぶ下”の不まんはつきないよねー」
ろっこん補正により、まるでどこかのスナックのママみたいな事をさらりと言ってのける小島。
「……この子、本当は何歳だ? 会話の中身が中間管理職の中年サラリーマンみたいだ」
別の黒服の男が訝しがる。
まさか、こんな小さな女の子がもれいびだとは思っていないのだろう。
「……まぁ、泉月花様の人使いの荒さは、俺たちの中では有名さ」
子供好き黒服の男が愚痴をこぼす。
他の黒服がしかめっ面をするが、「お前らだって腹の底で思ってるだろ」と、そのまま続けた。
「泉月花様は、どこか俺たちもれいびを人間扱いしていない節があるんだ……。俺は泉月花様に付いていくって決めているけど、ちゃんと命令をこなしていかないと使い捨てされそうで、怖いんだ……」
男の顔が、初めて不安の色を見せた。
「で、でも! 泉月花様は実力主義のお考えをお持ちだ。お前らもちゃんと成果を上げれば、ちゃんと見合った報酬を下さるぞ!」
興奮気味に別の黒服の男が告げた。
「成功報酬で泉月花様からお金がたんまり貰えるし、泉月花様は色んな分野で顔が利くから、一般人には考えられないような優遇を受けられるんだよ! なんたって、泉月花様は草薙製薬の社長令嬢――」
「もう黙っていろ」
男の話は、別の黒服の男に遮られた。
「……僕たちは金品が欲しいから協力しているわけじゃないんだけどね」
カーテンで遮られた窓をじっと見詰めながら、
逆巻 天野
はボソッと呟いた。
黒依はこの会話もこっそり記録していく。
「なぁ? 加納が言ってた武器の支給って何時なんだよ? まさか嘘じゃねーだろーなァ?」
イライラしながら後部座席にふんぞりがえっている
犬神 花梨
が声を上げた。
すると黒服は座席の影からジュラルミンケースを取り出すと、犬神の前でロックを外した。
その中には大振りのナイフ、スタンロッド、そして拳銃が!
「反動はモデルガンとは比にならない。なにせ本物だからな」
「こいつは自衛隊でお馴染みの9mm拳銃じゃねーか。まさか、テメーらの武器の入手経路ってよォ……?」
「それ以上の詮索は寿命を縮めることになるぞ。それに拳銃は素人に扱わせられない。……この中で拳銃を撃った事がある者がいるかなんていないだろうがな」
要はこの拳銃は「逆らったらこれで撃つぞ」という脅迫である。
「チッ、俺様たちは近接武器だけで戦えってことかよ……。俺様たちは忍者かっつーの! あー、まじでやる気失せるぜェ……」
犬神がナイフを手に取りながら嘆息を漏らした。
御剣 刀
は武器について黒服の男たちに問う。
「俺は剣士だ。だからこの木刀で戦いたい。怪しいと思うなら調べてもらって構わない」
そう言って御剣は背負っていた袋から愛用の木刀を取り出した。
黒服たちは手に取って調べてみたが、特にこれといって怪しいところはない。
「……いいだろう。慣れ親しんだ武器が一番だからな」
黒服の男は木刀をつっ返すと、そのまま座席へ戻った。
「ねえ、もっと情報が欲しいよ。事前情報が無さ過ぎるもの。いきなりメサイアを倒して来いって言われても、何も情報がないんじゃ戦いようがないよ」
北原 みゆき
は困惑しながら抗議した。
「あなたたちはメサイアのアジトの場所を知っているのだから、何度か足を運んだことがあるのでしょ? アジトはどんなところ? それくらいは教えてくれてもいいと思うの」
「お前の言うとおりだな。すこし私から説明しておこう」
黒服の1人が口を開いた。
「今から行くところは、とある場所にある5階建ての雑居ビルだ。5階がメサイヤのアジトとなっている飲食店が入居している。他のフロアは現在空きスペースになっているので、実質、あのビル全体が要塞のようになっている」
この情報も黒依は隠れて入力を開始。
1号車に乗っているメンバーにも現地でこっそり伝達するつもりだ。
黒服は話を続ける。
「それと、ビルの内部は……まぁ、これは実際に自分たちの目で見たほうが話が早いだろう。神魂の影響なのか、あの中はフツウじゃないからな」
そう言ったっきり、黒服の男は口をつぐんだ。
そして苦虫を潰したような顔をしていた。
「その様子じゃ、痛い目に遭って逃げ帰ってきたみたいだな?」
クロウディア・W
の野次に、「うるさい」と一言だけ返す黒服の男であった。
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ゴールドシナリオ(200)
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3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月07日
参加申し込みの期限
2015年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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