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<三羽烏の襲撃1>またたび市動物園が火事です
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●終わる世界(2)●
【テオの時空ゲート】
ふれあい広場でこの蝶化現象に巻き込まれ、分断された対カラス班、対ヒルズ班、対クローネ班の面々も、それぞれにテオの言葉を聞き、自力でこのゲート前にたどり着いていた。先に挙げた、
花厳 望春
と
澪乃 澄佳
屋敷野 梢
と
新江 天懸
と
猫島 寝太郎
雨寺 凛
と
白 真白
朝鳥 さゆる
と
風雲児 轟
浅沼 柳司
と
十文字 若菜
雨崎 荒太郎
と
サキリ・デイジーカッター
以上のメンバーは無事帰還。この他にも、
後木 真央
や
桜庭 円
、そして
八十八旗 信彦
に同伴された
トワ・E・ライトフェロゥ
も、ゲート前に到着済み。
「ノブヒコ、thanks! ありがとーございるマス!」
「リトルレディを安全にエスコートするのは、紳士なら当然の役目さ!」
そして実験班の
桃川 圭花
と、またクローネと会談していた
骨削 瓢
と
ミッシェル・ナイスゲイ
たちも、テオの声で状況を知らされ、このゲートに逃げ帰っている。
「ははぁ、あっしの黄砂でも流石に、この野火は鎮火できそうもないかねぇ?」
「テオの作ったゲートを使って脱出なんて、アタシ気に食わないわん!
……て言うか、テオの声って、『ひと』に聞こえることもあったのねん?
クローネちゃんや、ヒルズちゃんの声もそうなのかしらん?」
そのミッシェルの逞しい両肩に担がれているのは、
天動 記士郎
と
灯 斗南
の2人だ。白目を剥いて気絶しているので、爬虫類館で囚われの身になってから、いろいろあったみたい。
「ウホッ! イイ男をいっぺんに2人もゲットですわん!」
そして、その行方が心配されていた、
恵御納 夏朝
も無事にゲートへの帰還を果たしていた。
「み、皆、ただいまー……」
「良かった、無事だったか、恵御納!」
その到着を今か今かと待ちわびていた、
八神 修
と
椿 美咲紀
の2人が駆け寄り、そしてその夏朝のとんでもない状態にギョッとする。その首には何匹ものヘビがぐるぐると巻き付き、そして両肩にはサーカスの大玉みたいにぎゅう詰めのアニマルたちが、困惑した顔で乗っかっていたからだ。
「わわっ! これ、猛獣エリアと水辺エリアの
残りの動物さん達全部ですかー?」
「うん。これで1匹残らず全部だよ」
驚きの美咲紀の前で、動物たちを地面に降ろしてやり、夏朝はほっと安堵の息をつく。全部の動物にねこシールを貼って、軽くしたから出来たとはいえ、さすがに1歩間違えば危なかったかも。けれども、すぐにその顔が深刻な表情になって、
「でも、まだ猫さんが……園内の猫さんまでは手が回らなかったんだ」
その話を聞いて、美咲紀や八神の表情も曇る。夏朝の話によれば、何匹かはゾウ班と一緒らしいが、それが全ての猫ではないだろう、とのこと。
「この動物園の猫のことなら、私も覚えてるけど」
と美咲紀も言う。
近所の家の猫や島の猫が、勝手に敷地内に入り込んでいるだけ
で、何匹いるかなんてそもそも、日によって違うのだ。全体の総数を誰も知らないのでは、いくら保護して回った所で、「全匹助けた」とは確信を持って言えない。
「ど、どうしましょー」
3人が焦りの顔を見合わせた、その時だった。
「がおー! がおーが真央ちゃんの所に帰ってきたのだ!」
振り向くとそこに、でぶ三毛猫を頭上に抱えて、高い高いしている
後木 真央
の姿が。がおーはマタタビの酔いからは醒めたのか、されるがままのちょっと迷惑そうな表情だ。
けれども。真央自身は知らないが、このがおーはゾウ班に保護されて、以後彼らと行動を共にしていたはず。ゾウ班の帰還がまだなのに、がおーだけが何故ここに?
すると、ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽんっっ!
そのがおーに続いて、真央の頭上から大量の猫が突如降ってきて、
「にゃー「にゃー「にゃー「にゃー「にゃー「にゃー「にゃー「にゃあ!」
とその猫の山にドサドサーと真央が埋もれる。
「ふぉぉぉ!? これは……おネコさまパラダイスなのだ!?」
「えっ、後木さん……!? こ、これって、」
▼
後木 真央
ろっこん【にゃにゃにゃがおー!】
☆通常能力……三毛猫1体召喚。
↓
★暴走能力……園内にいた全ての猫が、まとめて召喚される。
またも八神が驚愕する。
「これも、暴走の効果か!」
8人もの仲間のろっこんが暴走させられ、テンヤワンヤの騒ぎになっている今の状況だけど、真央の能力だけは幸運にも、彼らにとって良い方向に暴走効果が働いたようだ。これで、逃げ遅れていた全ての猫を、この場に一気に集めることができた。
いっぱいの猫に埋もれて、あまりの興奮でごろごろ転がり奇声を上げている真央を見て、夏朝もようやく、安堵の笑顔を見せて喜ぶ。
「よかった……猫さんが皆助かって、本当によかった!」
そんな光景をニコニコ見ていた美咲紀は、そこであれっ?と別の気掛かりを覚える。
御巫 時子
の姿が見えないのだ。さっきまでこの美咲紀と一緒に、怪我をした鳥の治療に付き添っていたはずなのに。その鳥たちが完治してからは、いつの間にか姿が見えなくなった。
そういえば、美咲紀がろっこんで治した鳥も1羽もいない。すでにゲートから帰還したのなら、それでいいんだけど。
「でも御巫さんは……いったい、どこに?」
【水辺エリア:ゾウ舎跡地】
そして、まだゲートに到着していない最後の班、ゾウ班の
龍目 豪
と
千鳥 雅人
の2人はその頃、深刻な苦境に陥っていた。
「うわああああっ、豪先輩ー!!」
「千鳥!? この手に掴まれ、ファイトー!」
地割れに足を滑らせ、クレバスに落っこちた千鳥を、慌てて龍目が引っ張り上げる。辛くも命拾いするが、こんなことをさっきから何度も繰り返していた。地面や周囲の蝶化は、時を追うごとにますます早まり、すでに2人は現在位置を見失っている。
つまり、迷子になったのだ。
「うぅ……こんな時に、携帯が壊れるなんて」
千鳥は、園内の見取り図を画像に撮っておいたのに、その携帯がいきなり故障して地図が見れなくなってしまった。
壬生 由貴奈
のろっこん暴走の悪影響だ。
もちろん記憶を頼りに進もうとしたが、何しろ建物や看板など、目印になる筈の物がことごとく蝶に変わっていってしまうのだ。先ほどの地割れのように、地面すらあちこちでぱっくりと裂けて、もはや道すら残っていないという状況。
これでは迷わない方が無理というものだ。元々ゾウ班は園内の最奥地から、ヒルズを避けるためにさらに遠回りをしている。ゲートからはいちばん遠い所にいたのに、加えてこの暴走現象が追い討ちを掛けた。仲間に救助を要請しようとしても、携帯が使えない。
およそ考え得る限りの、最悪の状況と言えた。
「ああっ、俺の携帯まで!」
蝶化現象は、ついに千鳥の携帯にまで及んだ。画面からいきなりにょきにょき生えてきた触角や羽が指に触れたかと思うと、たちまち数羽の蝶に変わって、千鳥の手から飛び去っていく。こんなふうに、すでに消火器も一輪車もシャベルも蝶へと分解され失っていた。
あまりの悪夢的な光景に、思わず膝をついてしまいそうになるが、それでも千鳥は挫けない。
「ここで諦めたら、ゾウさんや他の動物さんたちはどうなる?
今はとにかく、俺に出来ることを精一杯やるんだよー!」
「そうだ、よく言った千鳥! 俺も最後まで頑張るぜ!」
そうやって足が止まるたびに2人で励まし合い、ついに龍目たちは見覚えのある場所に出た。
「んっ? ここは……?」
「パォーーン」
と母象のワーシャがその場で足を踏み鳴らす。すでに建物の大半は崩壊していたが、龍目も敷地の間取りは覚えていた。ここは、龍目が事件の最初に立ち寄った、ゾウ舎の跡地だ。言い換えると、最初に2匹のゾウが出発した場所だ。
つまり。
振り出しに戻った。
「ぐっ……」
目の前が真っ暗になる自分に、龍目は必死に言い聞かせる。いや、振り出しなんかじゃない。ゲートには確実に近付いている筈だ。けれども、そのゲートのある方角も、もはや分からない。周囲の地面からは間欠泉のように、あちこちから蝶の大群が吹き上がり、視界と方向感覚を奪う。
「パォオオオオオン!!」
その群れが撒き散らす超音波と衝撃波が、そして剃刀のような鋭利な羽が、ワーシャやウーシャの厚い皮膚をも傷付けていく。ゾウたちは、背中の小動物たちを必死に守ろうとしているが、次々に出現する蝶の前では多勢に無勢だ。
龍目は自分の足許が、ぐらりと大きく傾くのを感じる。
ついに直下でも蝶化現象が始まったのか、それとも……
(ここまでか……)
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「ツピー……!(ゾウ班の皆さん、ゲートから救援に来ました……!)」
その時だ。膝をついた龍目の横を、サッと1羽のツバメが通り過ぎた。
エッ、と顔を上げる龍目の、そして千鳥の周囲を旋回すると、そのツバメが口早に訴える。
「チィチュロリ、チュリチュリ……(私がゲートまでの道を案内します。
先導しますので、皆さん、私の後についてきて下さい……!)」
御巫 時子
だ。時子がその機動力を活かして、遭難したゾウ班を救いに駆け付けたのだ!
「お前……、ついてこいって、そう言ってるのか?」
龍目はこのツバメが、時子がろっこんで変身した姿だということは知らない。もちろん鳥の言葉も分からない。けれどもこのツバメが、何を言おうとしているのかは分かった。
「分かった、道案内を頼むぜ! 行こう、千鳥!」
「うんっ! ワーシャもウーシャも頑張るんだよー!」
けれども、傷付いたゾウたちは疲労が激しい。「背中のみんな、しっかりつかまってろよ」と龍目がろっこんで背中の小動物ごとゾウを持ち上げようとしたが、これはまだ重過ぎた。
龍目の【軽いぜ!】は掴んだ対象の重さがゼロになる能力で、背中に乗っている別の小動物にまでは、その効果は及ばないからだ。1匹1匹は軽いウサギやモルモットやハムスターでも、それが百匹以上も集まれば、馬鹿にできない重さになる。
けれども、大丈夫!
「チュリチュリ、ジュリリ……(皆さん、お願いします……!)」
その時子のひと声で、蝶の群れの間を縫って、様々な種類の鳥たちが現れたからだ。大型のフラミンゴやコンゴウインコも混ざっている。これは全部、ゲートで
椿 美咲紀
に怪我を治してもらった、あの鳥たちだ!
「ピピッ、ピピピ……(わかった時子の頼みだもんね)」
「ピチチチチチチ……(同じ動物園の仲間だし?)」
「グワッグワッグワッ(怪我を治してもらったお礼さ)」
さっとゾウの横に並ぶと、小動物たちを全てその背に譲り受け、そのまま一斉にゾウ舎跡から飛び立つ。
「ありがてぇ! よし今度こそ、ファイトー!」
ゼロ変換したワーシャを頭上に持ち上げ、千鳥はウーシャの方を横で励ましながら、鳥たちと一丸になってゲートへと走り出す。
「もう少しだからね! みんな、最後まで頑張るんだよー!」
「パォオオオオオオオオ!」
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鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月22日
参加申し込みの期限
2016年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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