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<三羽烏の襲撃1>またたび市動物園が火事です
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●帰還、そして●
【動物園エントランス(基本世界)】
「「帰ってきたーーーーーーーーーーー!!」」
時空ゲートを抜けて、何とか無事に帰還を果たした彼らは、互いの手を取りぴょんぴょん喜び合った。ゲートを通り抜けた先も、やはり元の世界のエントランスゲートで、入退場口の職員が、ぽかーんとこちらを見ている。
「時間は……あ、元の時刻のままなのね。
ずいぶん長い間、向こうにいたような気もするけど」
桃川 圭花
は園内の時計を確認し、テオが切り分けた世界に自分達が召喚されてから、こちらではまだ1秒も経っていなかったことを知る。それはそうだろう。向こうと同じように時間が経過していたら、今頃こちらの世界では、全部の動物がいきなり消えたって、大騒ぎになっている所だ。切り分ける時に、テオが気を遣ってくれたのだろう。
もっとも、騒ぎの程度はそんなに変わってないかもしれない。圭花たちと一緒に時空ゲートを通過した動物たちも、当然のようにこのエントランス前に出現したからだ。
「大変だー! また動物たちが脱走したぞー!」
メェベェと走り出すヒツジや、いきなりサル山の外にお引越ししたサルたちを見て、全職員が慌てて事務所や獣舎から飛び出し、外に出た動物たちを総出で追い掛け始めた。
それなりに大変そうだけど、何しろ彼らは、
動物がよく脱走することで有名な、ここまたたび市動物園
の職員さんなのだ。さして不思議とも思わず、そのうち全動物をちゃんと保護してくれるに違いない。自分たちの任務はここまで。後は、彼らに任せよう。
「さて、私たち治療班は、皆さんの治療を始めましょうか」
日月 透
が振り向いてそう言うと、同じ治療ろっこん持ちの
黒依 アリーセ
と
椿 美咲紀
の2人もすぐに頷いた。ろっこん暴走で世界の蝶化が始まってからは、とにかくゲートを通過するのが最優先になったため、怪我人や動物を診ている暇がなかったのだ。
日月のトリアージでは、現状怪我がひどいのは、焼夷弾を受けたまま治療を要請しなかった
灯 斗南
と、それから蝶の羽に細かく切り刻まれた、ワーシャとウーシャのゾウ親子。
アリーセや日月がまた倒れてしまわないよう、灯の怪我は3人掛かりで集中治療を行い一気に完治させ、それから日月と美咲紀はそれぞれ、傷付いた母象子象の治療に回る。
「ウーシャちゃんもよく頑張ったよね、もう大丈夫なのですっ!」
「パォオ、パォオ!」
「ふう、色々あったけど、ともかくこれで一件落着だね!」
雨寺 凛
も、疲れ切ってその場に座り込んでいる他のメンバーを見回し、明るく元気づけた。
「私のろっこんまで暴走させられたり、
クローネやヒルズまで逃しちゃったのは残念だったけど……
動物も全部救助できて、みんなも無事なら、今回の事件は大成功だよ!」
何故か
桜庭 円
が1人だけ、皆の輪から外れて俯いているのがちょっぴり気になったけど、凛はそのまま元気いっぱいの笑顔で、皆をねぎらい続ける。
「みんな、本っ当にお疲れ様……! 皆の協力あってこその成功だね!」
『ピーッコッコッコック!(笑い声)
本当にこれで解決したと思ってるのかい? 愚かな人間どもめ!』
「えっ……!?」
突然空から降ってきたその嘲笑に、凛たち一同が頭上を見上げれば。
再生したその巨大な羽根を見せつけるように羽ばたいているクジャクの姿が、そこにあった。
孔雀のヒルズ──基本世界の動物園に再襲来。
【エントランス前】
「ぐ……このタイミングでか」
八神 修
がうめく。ヒルズはただ飛んでいるだけではない。消火栓のホースを地上から長々と引き出し、咥えたその筒先をぴたりとこちらに向けていた。例の、火炎放射攻撃になる放水だ。
八神は素早く周囲を見回す。幸い、ここの職員や物見高い一般客は動物たちを追って行ってしまったので、近くに人目は無い。ろっこんの発動には影響はなさそうだ。けれども、八神を含めて対空性能のあるろっこんを持つ能力者は少なく、対ヒルズ班のメンバーも疲労の色が濃い。
なにしろ彼らは、これがヒルズとの3度目の対戦なのだ。あのテオですら、
桜庭 円
の近くでぐったりと薄目を開けているだけで、身動きが取れないようだ。自分たちをこの世界に脱出させるために、最後までゲートを支え続けた結果だろう。
『あっちの世界では、よくもこの美しい僕を、散々コケにしてくれたね!
さあ、今度こそ本当に! 全員、灰も残さず焼き尽くしてあげるよ!!』
ピーッコッコ! と孔雀が高らかに鳴いた次の瞬間、水量最大の高圧放水が、彼らめがけて迸る。その放水は空気に触れた途端、たちまちレーザービームのような火線に変わり、
ゴオオオオオオオオオオオオオオオッッ!
地上の人間たちを、火炎放射の熱と炎が焼き尽くす──!
「きゃああああああああああああっ!?」
「やらせるか!!」
悲鳴を上げて、思わず目をつぶった
雨寺 凛
の背後からその時、割れんばかりの大声が響いた。知っている気配が一瞬、風のように自分の横を通り抜け……そして恐る恐る目をひらいた凛は、自分たちがまだ、焼け死んでなどいないことを知る。
「あれっ? ヒルズの攻撃は……って、あれは」
次に凛が見たのは、真正面に立つ男の背中。見覚えのあるそのボサ髪の少年の斜め上空で、ヒルズの火炎放射が阻まれている。火線を宙の半ばで押し返しているのは、ピンク色の大量の薬剤──そう、粉末消火器の高圧噴射で、ヒルズの攻撃を防いでいるのだ。
「あれは、刀くん?」
「刀くん! 刀くんだ!!」
その背中を見た円が、信じられないという顔で叫ぶ。何度もその名前を呼ぶ。少年は懐かしい声だなと一瞬唇の端で微笑み、その声に応える。
「御剣刀、帰還完了……!」
そして御剣は、炎の向こうの孔雀を怒りに燃えた目で見据えると、きっぱりと宣言した。
「ヒルズ! 俺のフツウはテメエにも誰にも傷つけさせない、必ず守り切る!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月22日
参加申し込みの期限
2016年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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