this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<三羽烏の襲撃1>またたび市動物園が火事です
<< もどる
1
…
19
20
21
22
23
…
39
つぎへ >>
●対ヒルズ班(1)●
【園内奥地】
「直拳貫徹! ザ・ストレイト!
身勝手な理由でこんな大惨事を引き起こした外道め! 俺が相手だ!」
颯爽とそこに駆け付けたマスク姿の男は、そう! 寝子島が誇る我らがローカルヒーロー、ザ・ストレイトその人だ! そして、
「ザ・ストレイト、いったい何者なんだ……!?」
お約束の台詞をそれだけ言って、出番それだけでまた唐突に去っていく
八十八旗 信彦
を、「…………」と無言で見送るその場の全員。ハッと
千鳥 雅人
が「そ、そうか!」と我に返って、
「ザ・ストレイト、いったい何者なんだ!」
一緒にいた
龍目 豪
も千鳥の意図に気付いて、
「ザ・ストレイト、いったい何者なんだ!」
何者っていうか、まぁ、ろっこんで変身した
風雲児 轟
なんだけど……。けれども、
『ななな、ザ・ストレイトだとぅ……?』
シャキーンと天を指さすカッコイイ登場ポーズのまま、皆からの大注目を集めているヒーローに、孔雀のヒルズが羽根を震わせ屈辱にぷるぷるし出す。
『ありえない……この美しい僕よりも、目立ってる奴がいるなんて!
そんなことはアリエナイね! ピーッコッコッコッコッ!』
やった! ヒルズの注意が完全にがおーから逸れ、ザ・ストレイトの方にバサバサと飛び掛かっていった。これは……自分より目立っている者を優先的に攻撃する、ヒルズの習性を利用した作戦だ!
激突! 孔雀のヒルズVSザ・ストレイト(←正体は
風雲児 轟
)
「うわぁヒルズさん、羽根とっても綺麗!
直でみるとやっぱり違うなー!」
さらにそこに
十文字 若菜
がやって来て、戦っている2人の横にかぶり付きで黄色い歓声を上げる。
「あ、もしよかったら写真とっても良いですか?
その綺麗な姿を撮りたくて!」
とスマートフォンを取り出して、そうせがむ若菜に、ヒルズはもちろんご満悦だ。
『アハハだよねだよね、やっぱりこの男より僕の方が目立ってるよね?
もちろん写真はOKさ、存分に撮り給え! そしてSNSにアップし給え!』
「わっ、ヒルズさん太っ腹! ありがとうございますっ!
うわぁ、本当に綺麗な羽根! 御手入ればっちり!
いつもどこのエステに通ってるんですかー?」
一方でザ・ストレイトの方は、さっきからヒルズに押されて防戦一方。「ぐはあ!」「な、何いぃ?」「くっ、なかなかやるな……」とか言って、じりじり退却していくばかりで、 格好良く登場した割に、まるでいい所がない。どうしたんだ、ザ・ストレイト!
『ピーコッコッコ! 弱い、弱すぎるぞ、ザ・ストレイト!
やっぱりこの僕の美しさの前には、誰もがひれ伏すのさ! トドメだ! ピーコ……』
「あっ、ヒルズさん! 折角なんで羽根を閉じたシーンも撮っても良いですか?」
『えっ? あ、うん(ばさり)』
「わぁ、羽根を閉じてもヒルズさんは美人さんですね!
友達にもみせたいからもっとたくさんのアングルでとっても良いですか?
うわぁっ、かっこいい!(パシャパシャパシャ)」
「何やってんだ十文字、あいつら……」
とその2人の奇妙な行動を、ぽかんと見ていた龍目と千鳥も、退却するザ・ストレイトを追って、次第にヒルズが自分たちから離れていくのを見て、ようやく彼らの意図に気が付いた。
「そうか! あいつら、敵の注意を引き付けて、時間稼ぎを……」
「この隙に俺たちとゾウさんを、逃がそうとしてくれてるんだよーっ!」
顔を見合わせる龍目と千鳥、そうと分かれば2人の行動は素早かった。
龍目はまだ泥酔中のがおーを急ぎ回収し、千鳥はできるだけ音を立てないよう、ゾウとその背の動物たちにジェスチャーで言い聞かせながら。来たルートとは別の道を選んで、彼らはひそかにこの戦場から離脱する。
「恩に着るぜ、十文字。
そしてザ・ストレイト……お前はいったい、何者なんだ!」
ゾウ班、龍目と千鳥──ワーシャ&ウーシャ親子とがおー、動物たちを連れ、ヒルズを迂回。
【サル山エリア:サル山前】
その献身的な行動により、
風雲児 轟
と
十文字 若菜
の2人は、無事にゾウ班と動物たちを逃がすことに成功。そして、おだて作戦と苦戦するフリで、調子に乗った敵をさんざん引き回した2人は、ヒルズを開けた場所へと誘導していた。
(サル山の前だな、ここは……!)
押されて追い詰められたフリをしながら、ザ・ストレイトこと風雲児が、素早く周囲の状況を見回す。サル山の火事は、おさる班の手でもう消し止められており、
李 小麗
や
夢宮 瑠奈
たちの活躍によって、サルたちの避難もすでに完了している。巻き添えになる動物は1匹もおらず、無人だ。
(近くにヒルズが隠れられそうな場所もないな……よし、ここなら!)
戦場としては申し分ない。ザ・ストレイトはいきなりヒルズをドン、と突き放すと、
「どうした! お前の特技は自慢げに羽を広げて鳴くだけか!
そんなの俺だってできるぜ! ピーコッコ!」
あと1歩の所まで追い込んでいた筈のザ・ストレイトが、突然元気になり、さらにはヘタクソな自分の物真似で挑発してきたので、これにはヒルズがぶちキレた。
『ばっ、馬鹿にするな! 僕の物真似なら、もっと美しくやれっ』
ヒルズが羽根を全開にして襲いかかってきた瞬間、ザ・ストレイトが空に向かって叫ぶ。
「後は頼むぜ──雨崎!」
「やい、昼だか夜だかしらないけど、孔雀のピーコ!」
突然頭上から降ってきたその声に、ハッとヒルズが空を見上げれば、自分に向かって急降下してくる人影が。あれはそう、この一戦でろっこんの進化能力に覚醒した
雨崎 荒太郎
だ!
「いつまでも撃たれてばかりじゃないよ!
今度はこっちの番だ! てやー!」
と念力で浮かせたペットボトルを、ヒルズに向かってドカドカ投下。このボトルは残念ながら蓋付きだったので、ヒルズに水が掛かることもなく、羽根に跳ね返って転がるだけの結果に終わったが、いきなりの空からの奇襲にヒルズが激昂する。
『やい、そこの無礼千万なキミ! 僕の名前を間違えるな!
この美しすぎる僕の名はヒルズ! 誰がピーコだっ!』
「えっ、ミミズ?」
耳に手を当てたポーズで馬鹿にしてくる雨崎に、ヒルズがついに逆上した。
『くっ、こ、このっ……もう怒ったぞ! 全員まとめて灰にしてやるからな!
空爆部隊! こいつらの上にありったけの焼夷弾をお見舞いしてやれっ!』
しーーーーーーーーーん。
けれども、上空からは何1つ落ちてこないし、よく晴れた空にはカラスの影1つ見えやしない。
『どどど、どうした? おい、空爆部隊! 応答しろよ、空爆部隊!』
「ありゃりゃ……あんたのご自慢の空爆部隊は、
どうやら壊滅しちゃったみたいだね?」
『なっ……!?』
その声に狼狽してヒルズが振り向けば……木立の中からスッと現れる、1人の少女。白い髪と両袖のリボンをなびかせて、ゆっくりこちらに歩いてきたのは、
白 真白
だ。その彼女に続いて、
「動物も人も、無差別に襲って焼き殺すのも厭わないなんて、ねぇ……
これはお仕置きってやつが必要じゃないかなぁ」
壬生 由貴奈
がその後ろから現れ、手の中で500円玉を小気味良く弾く。さらに、
「敵ながらこれ程の空爆の準備をした君は、ある意味凄い。
それは認めよう……でも動物達を危険に晒しフツウを乱す行為は許さない」
ヒルズを挟んだ反対側の木立から、鋭い眼光がいつも以上に凄みを増した
サキリ・デイジーカッター
まで出てきて、三方からクジャクを取り囲む。これに、体勢を立て直したザ・ストレイトと若菜が加わり、さらに空への退路を塞ぐように、雨崎がその頭上に浮かんで、完全にヒルズを包囲する。その背後は逃げ場の無い手すりだ。
「どうだ、孔雀野郎! お前にもう逃げ場は無いぜ!」
『なっ、何だってーーーーーーーーーーーーーー!?』
1歩進み出てそう宣告するザ・ストレイトに、ヒルズが愕然とする。さらに由貴奈が追い討ちをかけるように、目だけが笑っていない笑顔で、
「頼みの綱の空爆部隊とやらも、対カラス班が全滅させたみたいだしねぇ。
……ヒルズって言ったっけ?」
「あんたにもう、逆転の目は残ってないよぉ」
『ぐ、ぐぬぬぬ……チッ!』
ヒルズがいきなり身を翻すと短く飛び上がり、器用に手すりの上を走り始めた。
「あっ、こら!」
真白と若菜の手の間をすり抜け、包囲網を突破するヒルズ。しかし見た所クジャクはニワトリ並みの飛行力しかないようだし、追うこちらは6人だ。すぐに捕まえられる……対ヒルズ班の誰もがそう思った時、
ゴオオオオオオオオオオオオオオオッッ!
いきなりレーザービームのように一直線に、こちらに目掛けて放たれた炎に、
「どわああああああああああっ!?」
ザ・ストレイト以下全員が、寸での所で急ストップ。
「危ねえな!? いきなり何しやがる……って、あっ、お前それは!」
『ピーッコッコッコッ……そうさ、これは消火栓のホースさ!』
まるで火炎放射器のように轟々と、炎を噴射している筒先をクチバシにくわえて。ヒルズが片羽で器用にハンドルを操っているのは、そう! 開始早々、
剣崎 エレナ
が放水しようとして
李 小麗
に慌てて止められた、あのサル山の消火栓だ! とりあえず全員が即座に突っ込む、
「「お前が使うのかよ!」」
こんなこともあろうかと、
エレナがホースを使いかけのまま出しっぱなしにしていたのである。エレナ、ナイスアシスト……じゃなくて、敵に設備を逆利用されるなんて、全く余計なことをしてくれた(ぷんぷん)。そしてヒルズの暴走能力により、この消火栓の放水は、水が出続ける限り自動的に炎を噴射し続ける。
「Σ ぎゃーす! ずるーい! そんなの反則だよーっ!」
と空中でじたばた騒ぐ雨崎を、さも可笑しくて堪らないというふうに見ながら、ヒルズがそのホースの筒先を、ぴたりと6人のもれいび達に向けた。
「む、ぐっ……」
『さっ、今度はもう外さないよ〜? そ〜ら、まとめて焼け死ねえ!』
ゴウッ
水量を最大にした高圧の火炎放射が6人を襲う、
しかしその瞬間! 砕けたガラスが跳ねる澄んだ音と共に、少女の声が大音声で響き渡った!
「私の目の前では……誰も傷つけさせない!」
『なっ、何いいいいいいいいいいいいいいいいい!?』
突如出現した防御結界にその火炎放射を阻まれ、反射する光に目を射られたヒルズが驚愕の声を上げる。その結界内で、恐る恐る目を開けた真白は、自分の左右に、そして頭上に逸れていく業火の奔流を見て、「え?」と我が目を疑う。そして自分たちの足許で、キラキラと外界の熱と光を照り返している、無数の鏡の破片を見つめる。
「これって……!」
これはそう、ろっこん【Bai sema】の防御結界──若菜が咄嗟に展開したこの結界で、ヒルズの火炎放射攻撃を斥けたのだ。事件の開幕当初、若菜がトイレで袋に集めていた物は、この能力発動に使うための、鏡の破片だったのである。
結界の最前面にぶち当たる灼熱の火にもひるまずに立ち、炎の向こうに垣間見えるヒルズの驚愕顔をキッと見据えながら、十文字若菜がきっぱりと宣言した。
「この私がいる限り、必ずみんなは守ってみせる!」
三羽烏と対ヒルズ班の戦いの幕が、ここに切って落とされた。
<< もどる
1
…
19
20
21
22
23
…
39
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<三羽烏の襲撃1>またたび市動物園が火事です
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月22日
参加申し込みの期限
2016年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!