this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<三羽烏の襲撃1>またたび市動物園が火事です
<< もどる
1
…
20
21
22
23
24
…
39
つぎへ >>
●対ヒルズ班(2)●
【サル山エリア:サル山前】
孔雀のヒルズVS対ヒルズ班・
風雲児 轟
・
十文字 若菜
・
雨崎 荒太郎
・
白 真白
・
壬生 由貴奈
・
サキリ・デイジーカッター
「みんな! 私は皆の防御に専念するから、思いっ切り戦って!」
その
十文字 若菜
の頼もしい声を背に、まず真っ先に結界から飛び出したのは、ザ・ストレイトこと
風雲児 轟
と
白 真白
の2人だった。
「オウ! やってやるぜっ!」
「若菜ちゃん、もしもの時はよろしくねー」
今ので、若菜のろっこんの防御性能は証明済み。加えて【Bai sema】の進化能力は、仲間が危機的な状況に陥った時には、鏡すら使わずに、防御結界を展開することも出来る。
その話を聞いた2人にはもう、迷いは無かった。強力な火炎放射攻撃にも臆することなく、ヒルズに向かって果敢に飛び込んでいく真白とザ・ストレイトを見送って、
(まずは前衛が2枚)
壬生 由貴奈
が、素早くこのパーティの戦力計算をする。あのザ・ストレイトの方は近接戦闘に特化した、見るからにアタッカータイプのもれいびだけど、さて真白の方のろっこんは?
「リボンよ、硬くなれ!」
真白は手首に巻いていたリボンをしゅるりと解き、何やら力を流し込むような表情を見せたかと思うと、エイッとそのまま横一文字に、その長いリボンを薙ぎ払う。
──シュピンッ
『ピコ!?』
掠めたリボンの先が、クジャクの飾り羽根を1本切断。まるで刃物で切られたようなその鋭利な切断面に、ヒルズが驚きの声を上げている。
『ぼっ、僕の美しい羽根がぁ〜〜!?』
「どうかな? 私のろっこん【薄いは堅い】の切れ味は?」
厚さ5ミリ未満の薄い物を、まるで鋼の如く硬化する。これが真白の能力だ。
(成る程……リボンを伸ばせば、ミドルレンジまで対応できそうな能力だねぇ)
由貴奈が面白そうに頷いて、次に上空でヒルズの隙を狙っている、
雨崎 荒太郎
の方を見上げる。
「へへん、火炎放射器だって恐いもんか!」
(こーたろーくんは空から奇襲を狙う、遊撃ポジションって感じかなぁ?
サキリくんもきっと、同じタイプだねぇ)
サキリ・デイジーカッター
の瞬間移動能力は、この由貴奈も既に知っていた。
「そいでもって、ロングレンジ攻撃のうちと、若菜ちゃんが後衛職、っと……」
前衛2に遊撃2に後衛2。バランスとしては悪くない。ヒーラーがいないから、この戦闘は無傷で切り抜けることが前提だが、幸い若菜の防御ろっこんは強力だ。
それにしても……と由貴奈は、火炎放射器と化したホースを向こうで得意げになって振り回している、あの孔雀もれいびの方を、心底軽蔑した目で眺める。
「ヒルズって言ったっけ。このやり口……いやぁ? 畜生以下だよぉ」
そして、黒焦げになった木々が折れ重なっているサル山の火事の痕や、まだ現在進行で広がっている周囲の火災を、険しい目で見回す。
「テオが空間を切り離してくれたから、うちら以外の人はいなかったけど……
まだ避難できてない動物も沢山いる。テオいなきゃ人も沢山いた。
なのに無差別に火を放つなんて、外道の所業だよぉ」
「あっ、私のリボンが……!」
真白のリボンの1本が燃えた。ヒルズの火炎放射の火線に触れてしまったのだ。たちまちリボンを伝わって迫ってくる炎を見て、慌てて真白はその1本を投げ捨てる。
「むむ……上手くいかないなー」
真白のリボンより、敵の火炎放射の火線の方が、リーチが長いのだ。そのためさっきから相手に攻撃が届かず、真白は攻めあぐんでいる。隣りのザ・ストレイトも同様に敵の懐に入れず、苦戦している模様だ。
「うん、困ったね。どうする? ヒーロー君」
「ひーろーくん……お、オウ! 俺のピーコック・フォール・スマッシャーが
炸裂すれば、あんな外道は1発で滅ぼせるんだがな!」
なんかすごい名前の技だけど、要は渾身のパンチだ。接近できなければ使えない……と、その時だった。ヒュッ、と2人の後方から幾筋もの弾道が走り、その1発がヒルズの羽根を撃ち抜いた。
『ピイッ!? だっ、誰だあ!』
「あんまり調子に乗ってると、痛い目を見るよぉ?
こっちはもっとリーチの長い攻撃だって出来るんだからねぇ」
その声にハッと真白たちが振り向けば、その2人の遥か後方で……自分の頭上に浮かせた硬貨や工具を、ヒュンヒュン操っている
壬生 由貴奈
の姿が。そう、由貴奈がそのろっこん【ヘンドリック・モーメント】の進化能力で、金属製の物体をヒルズに向かって、次々に飛ばしているのだ。
「おっ、援護か! ありがてえ!」
喜びの声を上げるザ・ストレイト、これでヒルズを上回るロングレンジの、遠距離攻撃が加わった。さらにこの由貴奈のろっこんは、ヒルズとも相性の良い能力だった。
「さ、まずはその自慢の羽根をボロボロにしてやらなきゃだねぇ」
そう言って、雨崎やサキリからも借りた500円硬貨を立て続けに撃ち出す由貴奈、ホーミングミサイルよろしく自分めがけて向かってくるその金属弾を、ヒルズが高笑いで迎撃する。
『ピーコッコッコ、そんなチマチマしたゴージャスじゃない攻撃に、
この僕が怯むとでもぎゃああああああっ!?』
ヒルズが向けた火炎放射を難なく突き抜け、加熱され灼熱の弾丸と化した硬貨が、次々にヒルズの羽根に風穴を開けていく。そう、真白のリボンとは違って、
硬貨は燃えない。金属を操る由貴奈のろっこんは、火を扱うヒルズの能力に対して優位だ。
「うん、いいねいいね。由貴奈ちゃんも、やるね!」
しゅるり、と真白も手首からもう片方のリボンを解いて、
「これなら、私やヒーロー君が近付く隙ができるかも……!」
強力な後方支援を得て、真白やザ・ストレイトも再び、激戦の渦中に身を投じていく。
そのヒルズと仲間たちの上空で、
雨崎 荒太郎
は奇襲を掛けるタイミングを、ちょっと逸していた。
まず、この雨崎が上空で待機していたのは、空路を封鎖してヒルズの逃亡を阻止するためでもあったのだけど。実際にはヒルズはニワトリ程度にしか飛べなかったので、そこまでの予防策は必要なさそうだった。
さて、事件の前半でヒルズのろっこん能力を検証していた、
天動 記士郎
、
桃川 圭花
、
花厳 望春
ら検証班からの報告は、この時点で既に、この対カラス班のメンバーにも届いていた。
その内容を、簡単にまとめるとこうなる。
・本体のヒルズから半径200メートルまでの範囲が、能力暴走の影響圏内。
・この範囲内にある水は、空気に触れると自動的に発火してしまう。
・ろっこんが暴走してからは、ずっと能力が発動しっぱなしの状態のようだ。
この情報が本当に正しいかどうかは分からないが、実際にヒルズがとくに毎回発動条件を満たすような動作をすることもなく、消火栓の放水を火炎放射に変え続けている所を見ると、おそらく正しいのかな?と思える。
「あのヒルズだかミミズだかいう孔雀も、羽根をびしょ濡れにしちゃえば
自爆するか、ろっこんを使えなくなるかもねー! ……と、思ったんだけど」
そもそもヒルズに掛けようとした水が全部発火してしまうので、羽根をびしょ濡れになど出来ないのであった。そんなふうに、雨崎の想定とはちょっと実際の状況が異なっていたけれど。しかし新しい情報が得られたのなら、それに合わせて臨機応変に対応を変えていくまで。
「とはいえ、どうしよー?」
と空から他のメンバーの様子を見ていた雨崎は、そこであれっ?と首を傾げた。
(そう言えばさっきから……サキリくんが、戦闘に参加できてないような?)
<< もどる
1
…
20
21
22
23
24
…
39
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<三羽烏の襲撃1>またたび市動物園が火事です
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月22日
参加申し込みの期限
2016年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!