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<三羽烏の襲撃1>またたび市動物園が火事です
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●対ヒルズ班(3)●
【サル山エリア:サル山前】
サキリが戦闘に加われていない。この事実には、他のメンバーも気付き始めていた。
(あれっ、サキリ君の様子がヘン?)
仲間の防御に集中していた
十文字 若菜
も、ちらりとそちらを見る。当初サキリとの共同作戦を予定していた
壬生 由貴奈
も、彼との連携を諦め、散弾の操作に専念し出したようだ。バードハウスの近くに置いてあった空の消火器もろっこんで飛ばして、さらにヒルズを翻弄している。
「サキリくん? どうしたんだろ……あっ!」
ヒルズとの戦闘中にそちらを気にした
白 真白
が、うっかり火炎放射の射程内に入ってしまった。
「危ないよぉ!」
由貴奈が全力で消火器をぶつけてヒルズのバランスを崩し、同時に
雨崎 荒太郎
が空から真白をレスキューして、事無きを得た。火線が掠めて、ちょっぴりシャツが焼け焦げてしまった雨崎に真白が、
「あれっ、またお姫様抱っこ……ってごめん! 大丈夫?」
「ちょっとの火傷なんて唾つけて寝れば治るっ、へへん!」
ともかく救出の礼を言い、そのまま空からヒルズの様子をしばらく観察する真白たち。雨崎が、これでヒルズの羽根を狙いたいんだよねと、売店から集めてきたペットボトルを見せると、
「それなら、私がまずヒルズの注意を引いてみるよ。何とか隙を作ってみる」
と手早く打ち合わせをして、どうやら2人の相談がまとまった。真白は地上に降ろしてもらうと、その隙を作るべくさっそくヒルズを挑発し始める。
「愛の巣にふさわしくないから燃やしつくして掃除、ねぇ」
さっきから調子に乗って周囲をばんばん燃やしていたヒルズが、ピコ?と真白の方を振り向いた。
「所詮、鳥畜生だし弱肉強食のルールで動いてるだろうから、
人のすみかを奪う事は置いておくけどさ。
燃えて墨や灰だらけになった場所が美しいの?
それはちょっと私にはわからないなぁ」
『ピーコッコ! それは勿論、僕好みの美しい場所にこれから飾り付けるのさ♪
醜い物も汚い物も何ひとつない、ゴージャスでビューティフルな世界にね!』
「いや、それってさ、単なるあんたの好みの押し付けじゃない?
というか愛の巣って、クローネの方はどう思ってるのか聞いたことあるの?」
『ピッ……?』
図星を突かれたのか、ヒルズの笑い声が止まった。真白はさらに挑発を続ける。
「いや、ないか。だってあんたヘタレっぽいし。
振られるのが怖くて、尋ねようなんて考えてないでしょ」
『へっ、ヘタレだとう!? 世界で1番美しいこの僕に向かってぇ!』
「そうやって自分が1番美しいとか言ってるのも、
そう自分に言い聞かせないとやってられないからとか……今だよ、雨崎君!」
「これでも喰らえっ、孔雀のピーコ!」
『って、へっ??』
真白の挑発で完全に不意を突いた。ヒルズの頭上から念力で残り全部のペットボトルを降らす雨崎、しかしこれは……最初の奇襲の時と全く同じ行動だ? 彼が落としたのは、蓋付きのペットボトル。キャップを開ければその瞬間に手許で発火してしまうため仕方がないのだが、これではまたヒルズにボトルを跳ね返されて終わるだけ……。
『ピーコッコッコッ! 愚かな人間め、性懲りもなく同じことを!』
「ところが同じじゃないんだな、これが」
その瞬間、真白が硬化したリボンを雷光のように閃かせ、空中で全てのペットボトルを切断した。
『なっ、何いいいいいいいいいいい!?』
中身が空気に触れて発火し、ヒルズの上から降り注ぐ炎のシャワー。その大量の炎をもろに浴びて、ヒルズの両翼と飾り羽根がたちまち燃え上がる!
『ぎゃああああああああああああああ!!』
「次はぼくの番だよ! てやー! ロイ! ソボン!!」
さらに雨崎が空からボビナムの膝蹴りを打ち込み、これが好機と由貴奈もありったけの金属弾をその燃える羽根に向かって放つ。そしてサキリの方を振り向いて、全力で叫んだ。
「畳み掛けるなら、今だよぉ!」
サキリ・デイジーカッター
はここまで、全く戦闘に参加できていなかった。
理由は単純だ。彼のろっこん【斬空赤刃】を発動させるのに必要なアイテム、刃物が1つも入手できなかったからである。フードコートになら、包丁やナイフぐらいあるだろうとサキリは考えたのだったが、どんなに探し回っても結局、1本も見つけることが出来ずに無駄足に終わっている。普段彼が肌身離さず携帯している筈の多数の暗器も、もちろん無い。
よって、サキリがろっこん発動を前提に考えていた作戦は、ほとんど全て実行できずに終わっている。ぎりりと歯噛みするサキリ、
(だが……僕にはまだ、隠し持っていた切り札がある!)
布に包んで持っていたその欠片をポケットから取り出し、
「トイレの鏡を割って集めた、この鏡の欠片……
これも手に持って切れるなられっきとした刃物だ!」
そう言ってろっこんを発動させると、ヒルズの頭上、太陽を背にする位置へと瞬間移動した!
(ヒルズは己の美しさに自負を抱いている……
ならば僕はその上を行く美しい技で奴を倒す!)
「その自惚れて歪んだ誇りごと、切り裂いてあげるよ……『赤の散弾』!」
そのまま一気に投げつけた大量の鏡の欠片は、赤いルビーのように美しく輝く光のシャワーへと変わり、燃え盛るヒルズの羽根をさらにズタボロの蜂の巣にする。これがサキリの進化能力──発動直後の数秒間だけ、刃物に赤く輝く破壊のエネルギーを込める能力だ!
『うぎゃあああああっ、僕の美しい羽根が、羽根があっ!!』
雨崎と真白の連携で燃やされ、由貴奈とサキリによってその羽根を穴だらけにされたヒルズが、絶叫の悲鳴を上げる。そこに全力で飛び込んでいく白い影はそう、接近するこの絶好の好機を狙っていた、ザ・ストレイトこと
風雲児 轟
だ!
「くらえ、孔雀野郎! ピーコック・フォ……」
『くそっ、やっ、やらせるもんかあああ!』
そう言ってヒルズが放った最後の火炎放射は、ザ・ストレイトのマスクの眼前で弾けて呆気なく拡散した。
『なっ、何だとううううううううう!?』
「やれやれ、ヒルズ……さっき君も見たばかりだろ?
鏡の破片を使って防御結界を形成する、十文字の能力を」
その背後に着地した、サキリが駄目押しの言葉を投げる。
「君の足許の地面には今、
僕が撒いたばかりの鏡の欠片
がある」
「言ったよね? 私の目の前では、誰も傷つけさせないって!」
「どうだ、孔雀野郎!」
その
十文字 若菜
の、仲間たちの援護を受けて、ザ・ストレイトがヒルズに向かって敢然と叫ぶ。
「お前の言う美しさは所詮見てくれだけ、上辺だけの魅力!
だが、俺達は違う! こんな状況でも傷つく動物達を助け、
お前達の卑劣な攻撃にだって抗える!
それこそ俺達の本当の強さ……結束と絆で紡がれた本当の美しさ! 人間の強さだ!」
『なっ、なななな……人間の強さだとうぅ!?』
「その重みを、俺の震脚からの右ストレートで味わえ!
くらえ、鳥者必衰! ピーコック・フォール・スマッシャー!!」
『ギャーーーーーーーーーーーーーーー!!?』
孔雀の腹にザ・ストレイト渾身のパンチが炸裂し、ドッとヒルズが倒れた。
「……ヒルズ、君は美しいよ。それは認めよう」
嘴から泡を吹き、ぴくぴくその場で痙攣しているヒルズを見下ろし、最後にサキリが言う。
「でも自分の美しさだけに酔ったのが間違い」
「こんな焼け跡のどこが美しい?」
対ヒルズ班、風雲児と若菜と雨崎と真白と由貴奈とサキリ──三羽烏の1羽、孔雀のヒルズの討伐に成功!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月22日
参加申し込みの期限
2016年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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