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【帝王からの指令ッ! 新米と寝子島グルメをリポートせよ!!】
「……」
指令を読むなり、眉間を押さえて黙り込むのは、
Leidenschaft
というグループのリーダー、
如月 庚
である。
Leidenschaft(ライデンシャフト)は
寝子島☆美食クラブ
の下部組織として発足したグループで、メンバーは もれいびを集めて訓練をしたり、皆で集まってゴハンを食べたりして日々を過ごしているらしい。
ともあれ直々に指令を受けた庚はじめ、副リーダーの
屋敷野 梢
、そして二人より学年一つ年下で、妹分のような
薄野 九月
は揃ってキャットストリートへやって来ていた。
「まぁ、気合入れる程の事もねぇし。
要は皆でメシ食って、調査はおまけ……って事で考えていいな。屋敷野、薄野妹。行くぞ」
「ラジャー! らぎらぎ先輩っ!!」
ノリノリで敬礼する九月は、帽子っ娘。
姉と共に、
蕎麦屋『すすきの』
の看板娘を務めており、庚からは薄野妹と呼ばれている。
「不肖 九月、『Leidenschaft』のリーダーの らぎらぎ先輩と、副リーダーの こずこず先輩に引っ付いて
ごはん食べて調査して、ご飯食べにいっきまーす! えへへー。楽しみだなー、楽しみだなー♪」
生来より明るく朗らかな性格の九月は、心からこの状況を楽しんでいるようで、子供好きの梢はそんな様子に目尻が下がりっぱなしだった。
「ふふ、九月ちゃんてば、はしゃいじゃって可愛いですねー」
そう言う梢も、長い髪を2本の三つ編みにした、ガーリーな女の子だ。
だがそんなキュートな外見を裏切って、実にしたたかな一面も持ち合わせているのが、梢さんだった。
屋敷野家の家計を預かる しっかり者の小悪魔は、伊達で副リーダーを しているわけではなかった。
ススっと庚の傍に寄ると、低く零す。
「これはきっと、カンパが出て無料で食べれるチャンス!
……と思って二つ返事で参加したんですけど、出ないんですねー……」
ちなみにここまでの道中も
「せめて交通費、如月君のポケットマネーから出しちゃいましょーよ!
ほら、今日両手に花じゃないですかー」
とリーダーの庚に、それとなーく揺さぶりを掛け続けていたらしい。
突っ込まれ、何だかんだで情に厚い庚は、一瞬言葉に詰まるが
「カンパなんてあるわけねぇだろ。てめぇらがこの前、
レストラン
でしこたま食ったせいで俺には金がねぇ」
「えー!? ブーブー」
「ええい! 一応、自分の分ぐらいはあるが……それでも奢ってやれる程の金はない、そう毎回奢れるか」
からかい口調の梢に、庚はピシャリと言い放つ。
「むー、甲斐性がないですねー」
頬を膨らませるフリをする、梢だったが
「でもぉ」
じゃれあいとも言える、微笑ましい言い合いを続ける先輩たちに、九月が ほんわり笑う。
「この間のレストランで食べた、ヴァイスヴルスト。美味しかったなー」
「そうか、なら良かっ」「ですよねー!」
九月に その笑顔こそご馳走ですよーと、言わんばかりに梢もニコリ。
「……おい、屋敷野。俺と薄野妹の扱いに、エライ差があるじゃねぇか」
「可愛い九月ちゃんと、如月君の扱いが、同じなわけないじゃないですかー。ねえ~?」
こういう時、同意を求められても割と困るものである。
だが九月はマイペースだった。
「はいはーい! わたし、おかず無料引換券が2枚あるから、先輩達におごれます!」
九月が誇らしげに掲げてみせる、2枚の券。
その脇から顔を覗かせて、年下の少女は満面の笑みを見せる。
それまで睨み合っていた先輩達の動きが、ピタリと止まった。
「……ああ、いい、止めろ薄野妹。後輩が気ぃ使うもんじゃねぇ。
てめぇの食った分くらい、てめぇで払えるから、心配すんな」
沈痛な面持ちで、九月の手をやんわり下げさせる、庚。
梢も、こくこくと頷く。
ここへきて、高いシンクロ率を見せる先輩達。息ピッタリ――かに思われたが。
「てめぇも、これぐれぇの謙虚さを見習え、屋敷野」
庚が先程の応酬をしたせいで、もとのもくあみ。
「むっ、謙虚……。いいですよーだ、後で後悔しても知りませんからねー」
「後悔って何だよ」
突っ込む庚に、梢はフフーンと余裕の笑み。
「む……?」
「実は私、割と多めに持ってきてますしー。見てください、この諭吉を!」
梢がお財布から取り出したのは、燦然と輝く諭吉様。庚は目を覆った。
「くっ……眩しい……!」
「おおー、さっすがこずこず先輩っ!」
九月がやんやと手を叩くのを聞きながら、庚の表情は引きつった。
「さ、美味しいもの食べましょーねー、九月ちゃん♪」
「はいっ、こずこず先輩」
梢が九月の腕に腕を絡め、歩き出す。
「やれやれだ……」
二人の少女について歩きながら、庚は漸く搾り出した。
なんだかんだで二人とも、可愛い後輩の前で頼れる先輩である所を見せたくて、張り合っていたようである。
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担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月29日
参加申し込みの期限
2014年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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