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味覚の秋・米フェスティバル!
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長閑な島の住民は、好奇心旺盛でノリが良い人が多い。
旧市街の八百屋『宮祀青果店』の看板娘・
宮祀 智瑜
も、紺色のリボンで柔らかな髪を飾ると、祖父母に店を任せ、シーサイドタウンのキャットロードへ足を向けた。
「今こそ、秋の味覚を堪能すべき時!」
少年剣士・
御剣 刀
も不思議な使命感を帯びて、立ち上がる。
「ご飯万歳!!」
カンタータ、ご飯讃頌。
大地の実りに感謝と敬意を示して、刀は走る。
一方で、築38年のボロアパート
ねこじま荘
の住民・
樋野 秀吉
のように、切実なケースもある。
「米フェス……! ついに、この日がきたんスね……!」
ねこじま荘は管理人の厚意で、家賃でやりくりして三食食べさせて貰えるが、大食らいの秀吉には、人並みの量では全然足りない。
ぐーきゅるきゅる~。空腹を訴える腹部を摩ると、秀吉は寝不足でよろめく体をおして身支度を整える。
「今日ほど、寝子島に来て良かったと思った日はないっス……!」
貯金が尽き、下宿先でのご飯以外は、水と塩で数日しのいできたと秀吉は言う。
……え、それって海水?
「俺、普通の人より食べる量多いのに……なんで背伸びないんだろ?」
いや流石に、水と塩はノーカンだろう。
さておき、いくら爪を噛んだところで、腹は満たせない。
「今日はたらふく食べて、空っぽの胃に詰め込んで帰るっス……!」
天高く馬肥ゆる秋。
今日は水と塩じゃなく、米と塩を食おう。
願わくば、米をたらふく食べた秀吉の背が、明日の朝、一寸でも伸びていますように。
●
「いいお天気……お腹もいい感じに空いてきちゃいました」
空腹は最高の調味料、智瑜の足取りは自然と早くなる。
フローラルの香りと共に、ワンピースのレースが踊り――智瑜は足をもつれさせた。
「きゃっ……」「うわぁ!?」
曲がり角、出会い頭。あちら側から飛び出した少年と、智瑜は見事にぶつかっていた。
豊かなお胸のクッションのお陰で大事には至らなかったが、智瑜は慌てて謝罪する。
「ご、ごめんなさいっ、お怪我はありませんでしたか?」
「こちらこそ……って、なんだ、宮祀じゃん」
「え?」
目線を上げれば、逆光の中、微笑むクラスメイト・
御剣 刀
の姿。
「刀さんだったんですね……」
和みかけた智瑜だったが、ぶんぶんと首を振る。
「じゃなくて、本当にごめんなさい。私ってば、どうしてこんなに転んでばかりなんでしょう」
涙目で俯く智瑜の胸を思わず注視し、刀は「バランスのせいじゃないか?」と真顔で口走った。
「バランス?」
「なんでもありませんっ!」
刀は赤面して、目を逸らせた。
会場まで並んで歩きながら、二人は他愛のない話に花を咲かせる。
「照喜さんも居るそうだから、行ってみるつもりです」
「『うめ河』のご主人か」
「はい、私あそこの梅干が大好きなんですよ」
「そうだな、俺も挨拶しておこう」
道中、出会う顔見知りとも挨拶を交わしながら、智瑜の胸は次第に高鳴る。
「今日は混みそうですね、まさにお祭りって感じです」
「ああ、存分に美味い米を堪能しよう」
バイトで稼いだ大事な軍資金だが、今日はお祭り、特別な日。
「懐事情を気にせず、全力で食いに行く!!」
財布を握り締めて宣言する刀に、パチパチと背後から拍手が送られた。
「後木……行くのか?」
肩越しにニヤリと口角を上げる刀、
後木 真央
は緑の瞳を猫のように細める。
「刀ちゃん……愚問なのだ、この世の春が寝子島に爆誕したのに見てみぬフリして過ごせるかなのだっ!」
真央は がま口から英世さんを10人取り出し、高々と掲げる。
「マイ箸マイスプーン持参で戦闘開始なのだ! 1ヶ月極貧生活も悔いなしなのだっ!!」
大胆なようでエコにも気を配るところが、真央ちゃんである。
「後木、友達だ!」
真央と刀が、ゴチンと拳を付き合わせる。
「盛り上がってるな」
線の細い少年のような少女が、苦笑と共に肩を竦める。
奈良橋流古武術家元の一人娘・
奈良橋 博美
だ。
ハキハキとした口調が快活な印象を与える少女は、真央と同じく猫鳴館の寮生だった。
「おはよ、キミも米フェス?」
「おはようございます。1組の
宮祀 智瑜
です、よろしくお願いしますね」
「俺は9組の奈良橋博美、よろしくな。
……と言っても、俺の場合は財布が心許ないから、安く美味しくを追求せざるを得ないんだけどね」
滑らかな頬を、ぽりぽりと指で掻く博美を、智瑜が慰める。
「きっとシンプルなおかずの方が、お米の美味しさが引き立ちますよ」
「ありがと、そうだよな……しっかし、無料券が小中学生だけとは世知辛いぜ」
赤い大きなリボンのポニーテール少女が、スキップで会場に向かうのを目で追いながら、博美は溜息をついた。揺れる たわわな胸が目をひくが、あどけない大きな目をしている。小学生だろうか。
「イベントが一年早かったら、俺もタダ券貰えたのにな」
まさに悲喜こもごも。
「たった一年、されど一年。中学生と高校生の間には、大きな壁がありますよね」
「ああ……成長したんだな、俺達」
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担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月29日
参加申し込みの期限
2014年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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