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フツウを脅かす冷たい風
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●●●根城は渡さない●●●
廃墟のトイレでトイレットペーパーを巻く男がいた。
気が触れているわけではない。
自分の部屋がいきなり氷に囲まれれば、誰でも暖をとろうとするだろう。
彼、
アダム・スメルディン
は他に暖をとる方法が浮かばなかった。
夏なのにも関わらず、真冬の様相となった根城にしている廃墟。
そして、主に使っていた廃墟の二階から聞こえてくるうるさい声。
「すごいすごい! あの人の言う通りにしたら冷凍保存がたくさんできる!」
アダムは日本人では無いため話している内容までは分からなかったが、トイレの入り口から様子をみていた。
小学生ほどの少年、虎折 ショウが無邪気に椅子を凍らせ、目を輝かせていた。
「こーりー! なんか、変な人たちが集まってるー!」
「えー? 飛ばすー? 凍らすー?」
一階と何事かやりとりをしているのだろうか、階段付近で声を張り上げている。
チャンスと思ったアダムは音を立てぬよう、トイレから脱出。
元オフィスだった部屋の中を素早く移動し、目的の机に到着する。
机の中から取り出したのは消しゴムであった。
「なら飛ばしちゃうねー!」
「うん、分かったー! …次は、机とかどうかなー?」
モノを凍らせる虎折が次にターゲットにしたのはアダムが潜む机だった。
急速に冷え始め、氷が形成されようとしたとき、アダムが攻撃を仕掛ける。
と言っても、先ほどの消しゴムを投げつけるだけであった。
「うわぁぁ!?」
誰かが出てきて、何かを投げつけられたことに驚いた虎折は慌てて凍らせる対象を変更する。
しかし、それこそがアダムの思う壺である。
急速に冷やされた消しゴムは表面が凍るが、内部が凍っていないため、反発が起きる。
「わぅあっ!? なになになにっ!?」
結果、小さな爆発音が響き、虎折は尻餅をついてしまう。
条件反射で顔を守る虎折に消しゴムが飛んでくる。
その度に凍らせ、爆発を起こさせるが、爆発の原因が自分だとは知らない。
アダムはその様子を楽しむが、消しゴムはもう尽きた。
では次の一手、と言わんばかりに腕を組む。正確には脇に自らの手を入れる。
姿を見せて風切の方へと歩き、革靴の小気味良い音が鳴る。
「もぉー!」
頬を膨らませた虎折が怒ったような声を上げ、周りの物を次々に冷凍していく。
タイミング悪く、その一つに選ばれてしまったアダムは氷漬けになってしまう。
そして、奇しくも
三宅 ゆり
の隣に並ぶこととなった。
●●●突入準備!●●●
時間を少し戻し、廃墟の周りに集まったもれいび達は困っていた。
「ヤーン!? 風が、強いヨー!?」
廃墟に入ろうとした
志波 武道
は撤退しながら言葉を発する。
正規の入り口は風が吹き荒れ、突入することが難しかった。
それを確認し、最初に口を開いたのは
南雲 銀丸
だった。
「…俺が索敵しよう。俺のろっこんなら可能だ」
言葉少なに集まったもれいび達に告げる。
フツウなら分からないであろう言葉も、もれいび達には通じた。
「分かった。ならその間に買い物をしてくる」
「あっ!私も私も!」
買い出しにいくと言ったのは
八神 修
と
屋敷野 梢
。
二人はそれぞれ自転車に乗り、近くのホームセンターへと向かっていった。
「なるほど! じゃあ、銀丸くんヨロシック!」
武道が陽気に笑い、銀丸が頷く。
銀丸のろっこん【目を凝らすと透けて見える】は名の通り睨んだ対象が透けて見えるろっこんだ。
まずは一階を索敵した銀丸に見えてくる光景は踊る様にくねくね動く、少年だった。
「…小学生、か? 変な踊りを踊ってる。多分、こいつが風の原因だろう」
銀丸が透視の様子を逐次報告し、武道達は頷く。
報告を聞きながらおおよその場所をメモしていくのは
十文字 若菜
だ。
彼女のろっこんは場所の把握が重要だ。
「ホールがあって…個室があって…」
もちろん、若菜は情報共有の重要性も理解している。
それぞれがどこで何をしているか、把握していれば助け合うことも可能だ。
「…周りのモノはだいたい凍ってる。奥には…階段が上下にあるな」
「氷を使っている感じはあるか?」
聞くのは木刀を片手にフツウを守ろうとする青年、
御剣 刀
だ。
テオドロス・バルツァ
から聞いた情報だと、風以外に女が捕らえられる何かがあるはず、と考えていた。
「…いや、ないな。…ん? 誰かと話してる…?」
刀の質問に答えつつ、透視を続けていると、なにやら上の階と話をしている様子が見える。
透視を続けるのが辛くなってきているが、廃墟内に入れないので続けるしかない。
そう思う銀丸を知ってか知らずか、一層入り口の風が強まり、廃墟が軋む。
「…いた。二階に氷使いと、凍っている女子中学生と…おっさんが一人?」
丁度アダムが消しゴムを投げ始めた所を見ていると、小さな爆発音が外にも響いてきた。
驚き、顔を上げる者も居るが、透視能力を持っているわけではないため、原因は見えなかった。
「二階だな! 今のが何か分からないが、場所が分かったなら行かない手はない!」
ヒーロースーツに身を包む
風雲児 轟
扮する、ザ・ストレイトは声を発する。
日夜寝子島の見回りをする彼にテオの声が届き、駆けつけた。
人質を取るとは卑劣な、と熱い魂を燃やしていた。
「お。俺も賛成だ。良く分からねぇがガキが悪さしてんならゲンコくれてやんのが早ぇだろ」
「デスデース! 敵を知り己を知れば百戦…えっとアヤシカラスって言うデスし!」
賛同を示したのは
御風 不二夫
と
マリナ・M・マディソン
だ。
百戦危うからず、と刀に突っ込まれ、違うデス?と小首を傾げていたマリナの一幕もあった。
(…悪者を倒さなきゃ)
一方で必要以上に拳を握る
鉄 時尾
の姿もあった。
兄や姉を想うその心からにじみ出る体の強ばりを
赤羽 勇樹
は気がついた。
「時尾、これもってな。俺のろっこんは俺の血から炎がでる」
「あっ…あの。はい、ありがとう、ございます…」
力の入れすぎに気がついたのか、時尾は拳を解き、顔を上げる。
勇樹が手渡したのは自分の血の付いたアルコール紙だった。
合図を送り、勇樹がろっこんを使用することで炎が発生する「炎の罠」と成す事ができる。
「ヒトへの暴力…俺も絶対に許さねぇ」
「またクローネがらみって、やになっちゃうわね。ま、捕らわれのお姫様は助けちゃいましょ?」
呼応するように、敵は恐らくニ体、と戦闘へと意識をシフトする
如月 庚
。
ウィンクをして場を和ませつつ、気の流れを調整して戦闘準備をし終えた
尾鎌 蛇那伊
。
二人ともいくつもの事件を解決に導き、経験を重ねてきた。
「八神君ったら危ないんですよー!」
「よい子は真似するなよ。遅れたな。」
タイミング良く帰ってきた修と梢も突入に加われそうだ。
梢は修のことを危ないと言ったが、帰ってくる際に修の狙いを聞いたためである。
それもそのはず、簡易火炎放射器を作ろうと言うのだから。
「できれば巻き込みたくなかったが…よろしく頼む」
テオに呼ばれる前に事件に気がつき、一人氷から救った
灯 斗南
は頭を下げる。
表情は仮面に隠れて見えなかったが、声色から本心であると読みとれる。
「じゃあ、廃墟ツアーへ、イッテミヨー!」
武道が改めて号令をかけ、もれいび一行は廃墟へと突入した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月28日
参加申し込みの期限
2014年09月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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