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●●●屋上の戦い●●●
虎折の屋上への誘導は想定より手際よくやれた。
時尾の姿を見つけ、屋上へと駆けていく姿を見るやいなや一階への連絡を大声でしたからだ。
「一階に行くのかと一瞬ひやっとしたがな」
庚が肩を竦めながら屋上で迎撃の準備をする。
修が用意した簡易火炎放射器と時尾が持っている「炎の罠」が虎折対策として打てる手だ。
「人質から遠ざけられただけで課題は一つクリアだ。後は捕らえる事、だな」
修は簡易火炎放射器の具合を確かめ、使用時のイメージを深める。
時尾は入り口から見えやすいところに位置を取り、囮となる。
そして、虎折が屋上へと追いつく。
「お姉ちゃん達、何をしてるの? よかったら僕と遊ぼうよ」
梢と遭遇したときも言っていた「遊ぼう」という単語。
それは彼の氷漬けという遊びに参加することにほかならない。
当の梢はまだ屋上には着いていないようだ。
「私達は、君の遊びを止めに来たの」
お姉ちゃん、と言われた時尾は言う。
クローネと呼ばれる悪いろっこん使いが彼らに過ぎた力を与えたのは、理解している。
だからと言って放っておけば悪となる彼の行動を見過ごせはしない。
むしろ、すでに悪なのだから。
「えー、なんでー!? 冷凍保存すれば皆怒らないし、いなくならないでしょー?」
「かも知れないな。だが、俺たちはそれに巻き込まれたくはないんだよ」
ふくれっ面になり、自らを正当化する虎折。
肯定をしているように見えて、真っ向から否定する修。
虎折に対峙するのはこの二人であった。
「むー、僕たちと一緒に遊んでくれない! これだから大人は嫌いだよー!」
そういうと虎折は顔を歪ませ、不機嫌そうな顔をする。
同時に、時尾達の後ろにあった避雷針を凍らせる。
その影響で室内ほどの冷気ではないが屋上でさえ、寒くなる。
「…そうだ。お姫様は立っているだけだから、他の人たちはカッコつけてて欲しいな!」
腕を凍らせ、グローブのような形に変化させて時尾達に向かって走りだそうとする虎折。
しかし、死角からの攻撃がそれを阻む。
「子供であろうが何だろうが、俺はてめぇを許さねぇ…!」
「あぶっ…!?」
間一髪の所で背後を突く庚の一撃は避けられてしまった。
続く、別方向からザ・ストレイトが攻撃を仕掛ける。
これには気がついた様子で、拳で応戦する虎折。
「俺は巷では『バーニングソウル・オブ・ネコジマヒーロー』って呼ばれてるんだ。その意味は…わかるな?」
「ヒーロー! かっこいいー! 僕と遊ぼうよ!」
互いの拳を交えながら話をするが、全くと言っていいほどかみ合わない。
口上を諦めたザ・ストレイトは一旦距離を取ると、虎折の背後で爆竹が鳴り響く。
いつの間にか現れた梢が投げた爆竹であった。
「わ、わっ!? びっくりしたなぁ、もぉ! って、さっきのお姉ちゃんだ! ちゃんと遊ぼうよ!」
「そうです! さっきのお姉ちゃんです! あなたの遊びには付き合えませんー!」
爆竹の一撃を与えてから梢は距離を取る。
一瞬怯んだ虎折は投げつけた梢を見て驚く。先程、凍らせ損ねた人物だからだ。
梢はいつまた凍らせられるのかと内心ドキドキである。
「さっきから遊び遊びと…人をなんだと思ってる」
攻撃を加えようと庚も動くが、動き出すの同時に、虎折との間に氷壁ができる。
庚は怯まず、額の傷跡を指でなぞる。すると、右腕が蒼く輝きだした。
蒼い右腕で降りかぶり、500円玉の直径ほどの氷壁をいとも容易く打ち砕く。
「俺の拳がお前を砕くか、それとも先にお前の手が俺を凍らせるか……試してみるのも悪くねェ」
彼のろっこん【蒼穹】は右腕の強化に特化した能力だ。
虎折はザ・ストレイトと拳を打ち合い、他にも注意を向けているため、自然と消耗が激しいはず。
そんなことを思ってか、挑発をしつつ付かず離れずを維持する庚。
「私にだって、出来ることは、あります」
「炎の罠」を手に、虎折へと向かう時尾。
幸いにも炎が苦手らしい、と言う情報は得ている。
敵の眼前で発動して、隙を作る事ができれば、と時尾は思う。
「あなたのような人は、寝子島に必要ないんです…!」
雷を帯びているのもあり、時尾の攻撃は虎折に気づかれている。
だが、防がれるのを黙って見ているザ・ストレイトと庚ではない。
拳を交え、氷壁を発生させては砕く。
合間を縫うように、時尾は虎折へとたどり着き、「炎の罠」を相手の服につけることに成功する。
「わっ…! …って、なにこれ? ケチャップ?」
「そう、だと良いですね」
勇樹の血の付いた紙を、ケチャップと形容する虎折。危険性には気がついてないようだ。
一方、長時間のろっこんの使用に疲れが見え始めたのは時尾のほうであった。
ザ・ストレイト達の協力があって、一撃を入れられたものの、次はどうなるか分からない。
それでも、と修の方に向き、頷き合う。
「ストレイト! 如月! 屋敷野!」
(先輩…!)
勇樹へ電話をかける時尾を確認し、声をかける修。
それに気がつき、虎折と不自然にならないように距離をとる三人。
勇樹への合図は一度のコールで切ること。
多少、タイミングは遅れたものの、「炎の罠」から短い着火音が聞こえ燃え上がる。
「えっ…」
虎折は驚きと恐怖ですべての行動が止まる。
この隙に攻撃を、と時尾達は攻撃をする。
正確には、しようとした。
「うあぁぁぁぁあああぁあぁ!!」
虎折は絶叫する。
自らに火がついているからではなく、火がそこにあるからだ。
払う訳でもなく、遠ざける訳でもなく、皮膚が焼けていても叫ぶ。
呼応するように彼の足下から冷気が溢れ出し、ものと言うものを凍らせ始めた。
「なに!?」
ザ・ストレイトは冷気をガードするような体制を取るが、抵抗空しく氷漬けにされてしまう。
「マジかっ!?」
庚は屋上の床を【蒼穹】でたたき割り、冷気の移動を妨げようとした。
が、たたき割った床ごと凍らされてしまう。
「あ…」
何とかしなくては、と時尾は思い、虎折に手を伸ばす。
やめて、と言わんばかりの状態で氷漬けになってしまった。
「でた…っ!」
梢は一度体験をしていたからか、素早く反応して【胡蝶の夢】を発動させる。
冷気の移動に身を委ね、上手く効果範囲の外、廃墟の少し離れた所に移動する事が出来た。
「暴走か!?」
修は簡易火炎放射器を使って炎を噴射させ、迫る冷気に炎を浴びせる。
しかし、徐々に冷気に押され、氷漬けの現象は背面にも及んでいた。
燃料が切れ、万事休すか、と思われた時に冷気の進行が止んだ。
「助かった、のか」
白い息とともに修は言葉を吐き出す。
冷気は季節はずれの雪になり、天井もないのに周りは白くくすんで見えにくくなっていた。
使えなくなった簡易火炎放射器をその場に置き、先ほどまで虎折と戦っていた場所に行く。
そこに居たのは凍った三人と、絶叫のままに凍った虎折の姿であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月28日
参加申し込みの期限
2014年09月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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