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フツウを脅かす冷たい風
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●●●風は吹き荒れる●●●
「風が吹いてないな」
正面から廃墟へと入る刀。
先程のように人が入れなくなるほどの風どころか、風が発生していなかった。
中はまだ電気が通っているのか、有る程度視界が確保できていた。
「…さて、じゃあいくデスよ…JET!!」
遠目に休んでいた少年、風切 トバシを発見したマリナは彼めがけて飛んでいく。
決して比喩でなく、マリナのろっこん【JETブースター】はそれを可能にするのだ。
マリナの声に風切は気がつき、慌てて立ち上がり、腕を振る。
「えっ!? 帰ってたんじゃないの!?」
突入までに少しの時間、静かにしていた事を察知していた風切は帰ったと思っていたようだ。
しかし、彼の反応は早く風の障壁を展開させた。
マリナはそれに巻き込まれ、JET、と叫ぼうにも風の障壁で上手く言葉にできず壁際まで飛ばされてしまう。
JET、と再び叫んで壁に直撃は避けたが、攻撃を当てるには機会を見極めなければならない。
「びっくりしたぁ…なにさ! お前ら!」
「なに、はこっちの台詞だ。さっきはよくも飛ばしてくれたな?」
言いながら斗南は距離を保ちながら話しかける。
先程の恨み、とまでは言わないが自分の大切な人に被害が及ぶのは許容できない。
「廃墟や人を凍らせて、何がしたい。お前達がやっているのは許されない事だぞ」
「…ふん! おばさんから力をもらったら、僕たちは遊びたいから遊んでるだけ!」
お母さんみたいな事を言うな、とでも言いたげに風切は頬を膨らませる。
静かにため息をつき、斗南はろっこんを発動し、風切に炎を投げる。
事も無げに風の障壁で炎が消えてしまう。
「…よくわかった。ならやはりお前達は裁かれる側の人間だ」
そう言う斗南に気圧されたのか、斗南と階段の間に移動する風切。
かと思えば、必死な形相に変わり、階段に向かって叫ぶ。
「こーりー! 絶対に降りてきちゃいけないからねー!」
炎を見た後の、仲間への報告。
不審だと若菜は思い、修と蛇那伊へと連絡する。
戦いの中では何が幸を成すか分からないため、仲間との情報の共有は大切だ。
『二階に居る子は、こおりって言うみたい!それと、炎が苦手かも知れない!』
『了解だ』
『分かったわ。ありがとね、若菜ちゃん』
それぞれの返信も確認し、力強く頷く。
そんな若菜を守るような位置に不二夫は居り、イラついていた。
「ったく、あんまり調子に乗ってると近いうちに痛い目見ることになるぜ?」
不二夫は風切の振る舞いに怒り、同時に呆れていた。
自分が一番強い、そんな確信を背負っているように見え、過去に重ねてしまう。
「まぁ、所詮、そよ風だがな。むしろ夏の夜にゃありがてぇ話だなぁ、おい」
自らに注意を向かせ、他の攻撃を当てさせる、いわゆる囮だ。
だが、彼も風に対する対策が無いわけではない。
むしろ、十分だと思っているからこその挑発であった。
「なら、そよ風の力をみせてあげる!」
挑発に対しムキになった風切は腕を振り、風を発生させ、不二夫に襲いかからせる。
若菜は心配そうな顔をするが、不二夫は心配ないとばかりに不敵に笑う。
顔を守るように腕をクロスさせたかと思うと、彼の腕が機械仕掛けの腕へと変化していく。
「おらどうしたよ、もっとつええ風は出せねぇのか?」
自分の腕を大きな機械へ変える。
彼のろっこん【ダーティー・アストロアーム】で風を受けきり、言い放つ不二夫。
挑発する彼とは対照的に目を輝かせた風切がそこにいる。
「なに! それ! かっこいい! 吹き飛ばしたい!」
「あぁ!? ったく、調子狂うぜ…」
子供特有の感覚に脱力する不二夫。
攻撃直後の風切を狙った刀の木刀での攻撃を風の障壁で跳ね返す。
「…思った以上に厄介だな」
降り落としの攻撃をした刀が思わずつぶやく。
それなりに鍛えているはずの刀の腕でさえ木刀を持っていかれるほどの障壁だ。
刀の攻撃を気にせずに踊り始めている風切。
彼の周りに風が集まり、今か今かと放出されるのを待っている。
「いくよ! 最大風力…すごい強い風!」
「はっ、やれるもんならやってみな!」
放たれた風はうねるようにホールのものを巻き込みながら不二夫へと向かっていく。
若菜は不二夫の後ろに隠れ、不二夫は若菜を守るように腕を地面につける。
「JET! がら空きデスよ!」
風切に向かっていくマリナ、狙った攻撃を当てるために移動する刀と斗南。
最初にして最大の衝突が廃墟を揺らした。
●●●儚く強く、そして美しく●●●
光を求めて不規則に飛びながら、廃墟の二階へと入っていく蝶。
ちょうど割れていた窓から進入する蝶は中へ中へと進んでいく。
少し広い部屋の中には不自然に凍ったものが散見され、さながら氷の祭典のようだ。
多岐に渡る作品を見ながら蝶はその一つ、魚の凍っているところで羽を休める。
「はぁ…ゆりちゃんはやっぱりお姫様だよね…。この人はきしだんのだんちょーで…」
少し先にはオブジェのように凍った人を見ながら妄想に浸る少年、虎折 ショウの姿だった。
悦に浸り、空想上の敵と戦わせ、敵がでてくる度に周りの何かが凍っていく。
すでにお姫様や騎士団などは関係なくなっているが、虎折はおもしろそうに語っている。
「でも、もう少しほしいなぁ。誰かこないかなぁ」
一区切りしたとき、そんなことを小さくつぶやく虎折。
それに恐れを感じたのか、蝶は彼の見えない所まで行き、人の姿へと変わる。
「寒っ! カイロ買っておいて良かったー!」
梢のろっこん【胡蝶の夢】は自分と荷物を蝶の姿へと変える事ができるのだ。
梢が危険を侵して二階に来たのも、偵察が主な理由だ。
早速状況を庚へとメールで連絡する。
『小学生発見! そして、予想以上に寒いよ!
小学生君、もっと人を凍らせたいとか、アブない言ってる!(><)
あ、カイロとコーンポタージュセットで500円で販売するよ!(≧▽≦)』
銀丸の透視だけでは分からない情報を送信する梢。
ちなみにセット販売はお友達価格、だとのこと。
さて、次は…と次の行動をしようとし、振り返るとそこには虎折がいた。
「あ、ええと…」
「お姉ちゃん、何をしてるの? よかったら僕と遊ぼうよ」
彼の見えない、聞こえない範囲まで移動したはず。
彼に気がつく要素は排除したはずだが、ここにいるのは間違いない。
なら何が落ち度だったのか、いや、今考えるべきは自分が凍らされないようにする方法…!
瞬時に思考を巡らせ、虎折へとジャンプする梢。
同時に周りが急激に冷却され、氷が形成されていく。
自分の変身と、形成された氷がやけに遅く感じていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月28日
参加申し込みの期限
2014年09月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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