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●●●別動隊も流々と●●●
「…と、言うことらしい」
苦笑気味に庚は梢からきたメールの内容を伝えた。
内容を聞き、ザ・ストレイトは感嘆の声を漏らすと同時に心配をする。
風使い班、氷使い班、人命救助班と別れるとき、梢は一人で氷使いの様子を見てくる、と言ったからだ。
「さすが偵察を名乗り出ただけはある。だが、本当に一人で大丈夫なのか?」
「問題ないと思うぜ。あいつの隠密性は人一倍だからな」
梢のろっこんを知っている庚は心配ない、と思っていた。
万一見つかったとして、蝶ならば凍らされる可能性も低いと考えるからだ。
「これなら、屋上に誘導するのも難しくないかもな。人がいる、と言うだけで追ってきそうだ」
そう修は分析する。
人を凍らせたい、と言うのが望みであるなら、間違ってはいないだろう。
「だな。頃合いとしてはいい感じか」
庚の言葉に修は頷き、廃墟の壁に触れる。
今、氷使い班と人命救助班がいる場所は一階の階段付近の外である。
氷使い班が突入し、氷使いを屋上へと誘導し、その後に人命救助班が二階へと向かう想定だ。
どうやって入るのかと言うと、修のろっこん「分解」で壁を分解し、風使いに当たらずに入る寸法だ。
【分解】は物質に触れて意識を集中することでその物質を分解する事ができるのだ。
「…私も、戦います…!」
時尾は全身に雷を纏い、言葉にするほど強く思う。
彼女のろっこん【サンダーストライク】である。
長期戦に向かない彼女のろっこんは、いつもであれば短期決戦に使う。
しかし、どのタイミングで戦うか分からない状態では、最初から使っていた方が良いと判断した。
「では、いくぞ」
ろっこん発動を見届け、分解した壁から修、ザ・ストレイト、庚、時尾の順番で廃墟の中に入っていく。
彼らが二階に行った後、廃墟が揺れた。
●●●人命救助班、始動●●●
「あらあら、大丈夫かしらね?」
「大丈夫ッスよ。斗南先輩も庚先輩も、伊達じゃないッスから」
揺れる廃墟、吹き荒れる風を見て蛇那伊は心配を言葉にする。
蛇那伊の言葉に勇樹は信頼から、彼らは大丈夫と言う。
「ああ、大丈夫そうだ」
すでに透視をしていた銀丸が手に力を入れながら言う。
見えていても、自分が関われないのは歯がゆい。
信頼に目視、彼らの組み合わせは想像以上に良さそうだ。
「さてさて、俺たちも、行けそうカナー?」
武道は銀丸に確認をする。
自分達の役割は
三宅 ゆり
及び巻き込まれた一般人とおぼしき人物を助け出すこと。
急いては事を仕損じるが、急がねば状況は悪くなる一方だ。
「まだ、分からんな。氷使いが階段を下りるかも知れない」
銀丸の言葉に、蛇那伊は分解された壁に意識を向け、勇樹はポケットに手を入れる。
氷使いが階段を降りると言うことは、こちらに向かってくる可能性が高いからだ。
「かぜきりー! ぼく上に行ってくるね! 新しい駒ができそう!」
二階から聞こえてきた声は、幸いにも誘導が成功している事を証明する。
四人はそれぞれ頷き合い、少しばかり時が経つのを待つ。
銀丸が大丈夫、と短く言うと、それをきっかけに動き出す。
「頃合いかしらね。じゃ、アタシから行くわね」
蛇那伊、銀丸、勇樹、武道の順で難なく二階へいく。
氷漬けの元オフィスは景観だけでなく空気すら違和感に覆われていた。
机、椅子に飽きたらず、魚や観葉植物、果てはゴミですら氷漬けにされていた。
「あまり良い趣味とはいえないネー」
あまりの惨状に武道が漏らす。
同時にこういう危険分子を残しておくわけには行かない、と強く思う。
奥へと進んでいくと、そこには氷漬けになっている人間が居た。
「…ゆり先輩!?」
凍っているゆりの姿を見て驚きの声を発したのは勇樹だった。
自らの正義のためにこの事件に関わったが、まさか知り合いが巻き込まれているとは思いもしなかった。
「今助けるッス! 待っててください!」
ポケットから自らの血を取り出し、ゆりと一般人とおぼしき人、アダムの氷に振りかける。
そして、意識を集中させ、ろっこん【ジャスティス・ヒート】を発動させる。
彼の血から炎を出す、と言う能力を利用し、徐々に氷を溶かしていく。
「うふふ。本当にお姫様、ね」
「俺たちは警戒をシテイルヨー」
その間、蛇那伊と武道は万一に備えて入り口と窓を警戒する。
例え二人を助け出したとしても、氷使いに見つかり、再び凍らされては本末転倒だ。
最悪の想定をした上で、自分たちの役割を果たす。
武の道を行く彼らは似たもの同士なのかも知れない。
「おっと。あんた、大丈夫か?」
先に溶けたアダムを支える。
手を脇に入れたままのアダムは、凍っていた時間が短かったからか、意識があった。
そして、銀丸の支えを不要とばかりにふりほどき、あたりを確認する。
「おい…?」
アダムは困惑する銀丸を無視し、氷の伝っている方向、屋上へと向かう。
見ていた蛇那伊も武道も、はて、と言った様子だ。
「自分で歩けるなら上等じゃない? お姫様も助けないと、ね?」
蛇那伊が銀丸にフォローを入れる。
勇樹がゆりの氷を溶かし終えた所で抱き止める。
意識がないゆりをは氷が溶けた影響で全身が濡れ、制服が肌に吸いつくようになっている。
床に横たわらせたかと思えばいきなり胸に顔を埋める勇樹。
…訂正。心臓音を確かめるため、胸に耳を押し当てる。
「あらあら、青春ね」
「心臓か? なら、動いてるぞ?」
その様子を見ていた蛇那伊はにこやかに笑いかける。
銀丸は渋い顔をしながら勇樹が確認したかった事をさらりと言う。
勇樹は次は呼吸を、とゆりの口元に手をかざして確認をする。
「勇樹君はせっかちダネ! ほら、上着。ゆりちゃんにね」
呼吸がされていることを確認した勇樹に武道が上着を差し出す。
濡れたまま冷蔵庫の中のような寒さに晒しておくのも危険だ。
受け取り、ゆりの体に武道の上着をかけ、自分の上着もかける勇樹。
「敵もこないみたいだし、アタシ達はその子をつれて、外に出ちゃいましょ」
警戒を怠らず、勇樹達に声をかける蛇那伊。
冷たい体のゆりを背負い、勇樹達は外へと向かっていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月28日
参加申し込みの期限
2014年09月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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