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<高給&メリット満載>代理出席ウェディング
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【プログラム 4 歓談】
ケーキ入刀も無事終わり、各席にフレンチのコース料理が振る舞われる。しばしの歓談の時間。新郎新婦はお色直しのため席を外した。代理出席アルバイターにとって、ここが正念場。事情を知らない新婦側の人間が回って来たら、つじつまのあった対応になるよう、アドリブで乗り切っていかないといけない。今、新婦の両親が立ち上がり、各席の参列者に挨拶をし始めた。新郎側の席に緊張の糸が張ったが、それは刹那のこと。すぐに自然な状態へと戻っていった。
歓談中、スクリーンには新郎新婦の思い出の写真がアップされていく。さらに
八神 修
が事前取材して作成したメモリアルビデオも流れ始めた。
「なんとか間に合ったよ」
結婚式の間に急ピッチで編集、滑り込みセーフで完成させた。
「さすが新聞部、仕事が早いね」
心の底から感心しながら、
梅戸 有留
は修にカメラを渡す。
「うん、なかなかいいのが撮れているじゃないか」
式の写真を確認しながら修、会社関係者席に座る有留の背中を叩いた。
「専門的な技術を磨けば、もっと上手くなるぞ」
「ほんと?」
「どうだ、カメラに興味が沸いてきたか」
「うん、撮るのはすごく楽しかったよ」
修、心の中でにやり。有留を新聞部へ誘う御膳立ては確実に整いつつある。
メモリアルビデオにはイトコ役の4人が映し出されている。
『お兄ちゃんは人見知りだけどすごく優しいから、いい人見つけられて安心したよ。真理さん、お兄ちゃんを頼みます。2人で絶対幸せになってね』
仲村渠 鳴
がかしこまった口調で言い切ると、今度は
後木 真央
が画面を占拠する。
『美人なお姉ちゃんが出来てとっても嬉しいのだ!』
『俺からもちょっと言わせてくれよ』
真央をどけながら、今度は
山田 勘三郎
が割って入った。
『え、あと15秒? えーっと……守兄さん、お金の分はきっちり働くんでよろし』
『わー!』
鳴と真央が慌てて大声で遮る。
『いつもお小遣いくれる守お兄ちゃん大好きなのだ! 最高なのだ! ではさよならなのだ!』
映像が切れる寸前、
獅子島 市子
が露骨に勘三郎の脛を蹴り、悲鳴が響き渡ったが、事情の把握できていない新婦側からはドッと笑いが起きるだけにとどまった。
「……なかなか放送ラインギリギリだね」
苦笑いで英二が言う。
「撮り直しする時間もなくてな。まああの程度ならセーフだろう。結構うけているし」
続いて新郎家族役の面々が映し出される。
『私たちにはその……両親がいませんから、守兄さんにいつも頼ってばかりいました』
燕城寺 智慧
がきょうだいを代表してメッセージをつづる。
『でももう私たちは大丈夫です。守兄さんがいなくてもきっと立派な人間になってみせます。ですので守兄さんは安心して、真理さんを支えてあげてください。そして2人で永く寄り添って、幸せな人生を送ってください』
会場は大きな拍手が起きる。
『今日は孫の結婚式に集まってくださりありがとう。たくさんの人に祝福される孫を持てて、私は幸せです。皆さんもどうか、2人から幸せを分けてもらって、これからの人生をより楽しいものにしてください』
立井 正二
の言葉でメモリアルビデオは締められる。
その家族役の席に、ちょうど新婦の両親が回って来た。
「本日はおめでとうございます」
「これはこれは。今まで挨拶もせず申し訳ありません。新郎の祖父です」
正二が慇懃に礼をし、きょうだい役も深く頭を下げる。料理に夢中だった
御剣 刀
もフォークを置いて愛想をふりまく。
「それにしても守君のごきょうだいは……あまりお顔が似ていませんね」
首を傾げる新婦の父。
「そうですね……たまに言われます」
智慧が少し弱気に言う。
「私たち姉妹は似ていないが……守兄さんと刀兄さんは似ていると思う……考える前にすぐ行動するところとか……」
哀坂 子夜
がフォローに入る。
「ん、そうか?」
刀はキョトン顔。正二が何度もうなずき同意する。
「そういえば、2人の出会いも、思えば守が後先考えずに行動したことがきっかけでしたなあ」
「真理さんが敵チームのファンに絡まれているところを、守兄さんが助けたんですよね。確かに守兄さんらしいです」
智慧が畳み掛ける。
「そうでした。その節はありがとうございました」
新婦の両親は礼を言うと、次の席へと移っていった。ほっと一安心の家族チーム。
こちらは友人席。
「これ、美味いな」
篠崎 響也
がフレンチの味に舌鼓。
「トーマスなら、これと似たようなものも作れるのか」
ルームシェア相手であり。「飯使い」として料理全般を担当している
トーマス・ジャスティン
に尋ねた。
「さすがに本格フレンチちょっと無理がありそ……そもそも適当に作ってるし」
と答えつつも律儀にスマホで撮影。食欲も旺盛なためおかわり自由なパンを追加で頼む。
「あ、来るぞ」
新婦の両親が近づいてくるのを認め、
北園寺 衝
は食事の手を休めて構える。
「打ち合せ通りいくわよ」
常闇 虚
も口を拭き準備を整える。
「こちらは……守君の友人の方々ですな」
「初めまして……私は新郎と高校時代の同級生だった常闇です。
虚が先手を打って自己紹介する。
「新郎の宇品君は……相変わらず人見知りのする方ですが……悪い方じゃないですわ」
「ほうほう……お隣の方は?」
虚の横に座る衝へ向き直る新婦父。
「こっちは私のいい人ですわ♪」
虚に飛びつかれた衝はドギマギしながら、
「えっと俺は直接新郎とは面識ないのですが……虚さんの彼氏として呼んでいただけて光栄です。俺たちは旧市街で知り合って……自分からのプロポーズだったんですけど」
と、事前に合わせた通りのことを話して、新婦両親の警戒を解いていく。
「なるほど。ではあなたは?」
フレンドリーな対応に気を良くした新婦両親、今度は
碓氷 真理
へ矛先を向けた。
(ひっ……きた!)
不自然な笑顔をたたえながら、最低限の仕事をこなそうと奮闘する。
「わ、私は元職場の後輩でして、今も仲良くさせていただいています。先輩は真面目人間です。こんな無愛想な私でも仲良くしてくれるし、本当に優しい人です」
一気に言い抜いて、相手側の反応をうかがう。
「これからも新婦ともどもよろしくお願いします」
「いえ、こちらこそ(うう……顔つりそう)」
さらに照準は響也とトーマスへ。
「ああ俺たちは、いわゆるスポーツジム仲間ってやつだな」
響也がトスすれば、
「そそ、ジムのプールで響ちゃんに泳ぎ方教えているとき、知り合ったんだよな」
トーマスが軽くレシーブ。難なくアドリブで応酬した。
そしてこの席の最後のひとり、
霧生 渚砂
も自己紹介することに。
「お兄さんかい? お兄さんは、新郎と記憶喪失者仲間で」
「え?」
一座が一気に凍り付く。咄嗟にフォローに回ろうとするが、どうフォローしたらいいか思いつかない。まして友人席のメンバーは渚砂より先に自己紹介してしまった手前、渚砂と面識があるのも不自然、フォローの入れようがない。
「あの! 私と彼は、大学時代に新郎と同じ演劇サークルだったんです!」
渚砂とは背中合わせに座っていた、別の友人席の
恵御納 夏朝
が慌ててフォローに入った。
「そのときに彼と宇品君……新郎は、記憶喪失者の役を演じてました!」
「ほう、演劇をやっていたとは、初耳でした」
話題を逸らすため、夏朝の隣に座る
弘明寺 能美子
も会話に混ざる。
「私は実は、新婦の永作さんのことも知っていました。私もバンビーナ寝子島の大ファンで……いつも熱い永作さんを、宇品さんが救ったとき、実は私もたまたま近くにいて……運命の出会いってこういうのなんだなーと思ってました。2人は本当に素敵なカップルですね」
芸能事務所所属、さすがにアドリブが利く。新婦両親は能美子の話に惹かれ、渚砂の発言はすでに忘却の彼方のようだった。
「あんた……アホ?」
真理が渚砂を睨みつける。
「いやあ、若者たちに助けられてしまったね。お兄さん飲み過ぎちゃったみたいだ」
そう言いながらさらにグラスを傾ける。
渚砂のことを訝しみながらも、彼のようにお気楽になれたらどんなにいいものかと、少しうらやむ真理。バイトなのでアルコールは控えていたが……。
(少しは気が紛れるかな)
グラスを一気に干した。
最後に新婦両親は、新郎の会社関係者席へ。
「こちらも若い方が多いね」
平均年齢の低さに少し疑問を抱いている様子。
「そ、そうですね。うちの会社は若い人たちを積極的に取り入れる方針のようですので。それに守さんは面倒見がいいので、年下から慕われているんです」
すかさず
御巫 時子
がフォロー。
暗道 忍
も加勢する。
「年下だけじゃないぜ。同期や先輩からも、頼りがいがある、ってたくさん仕事を任されてたんだ。俺はよく一緒に仕事してたから分かる」
もうちょっとしたらそのことを分かってもらえるはず。しかし今は敢えて言わない忍。
「なるほど……仕事以外でも皆さん守君と付き合いが深いのですか?」
この質問に対して、全員一斉に口をつぐむ。守がどんな趣味を持っているのかとか、普段どんなところへ行くのかとか、事前に打ち合わせていなかった。余計なことを言って後でボロが出てもよろしくない。
「えーっと……」
めいめいしどろもどろになりながら、視線を交錯させる。
が、
佐藤 英二
だけは違った。
「宇品さんは映画が好きなんですよね。特にアクションやサスペンス系が。僕もけっこう好きなので、何回か一緒に映画を観に行きました。宇品さんは面白い映画だとつい人に教えたくなっちゃう人らしくて……いつも先にオチを言われて困る、って新婦さんが嘆いていましたよ」
「ああそうだった、守君は映画通だったね。確かに映画のことになると熱っぽくなって手に負えないと、娘も言っていたなあ」
(よかった、事前に宇品さんから色々聞いておいて正解だった)
ほっと胸を撫で下ろす一同。英二の真面目な下調べが功を奏し、場を凌げたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月09日
参加申し込みの期限
2014年01月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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