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【プログラム 2 結婚の誓い】
式は滞りなく進む。バージンロードを行く新婦とその父から始まり、神父による「病めるときも健やかなるときも」のあの誓いが交わされ、今日新たな夫婦となった2人が、照れくさそうな、それでいて充実した温かい微笑みで見つめあい、指輪を交換しあう姿に、
恵御納 夏朝
はポーッと熱っぽい視線を送っていた。
「幸せそうでいいな……」
不意に漏れた言葉を聞いた、隣の
時枝 香苗
もしみじみとうなずいている。
「いいですね結婚式。姉の結婚式を思い出します」
二人とも、大学時代の知り合いとして参列している。
「なんだか私、本当に宇品君と以前から友達だったような気がしてきました」
浅黄 恵美、の名前で同窓生を演じる夏朝は、一人称も変えてキャラクターを徹底させる。ロングのウィッグを付け、大人しめの衣装に身を包んでいた。
「共感できれば自然と演技できるってものですね……あ、誓いのキスですよ」
神父の言葉に促され、新郎宇品 守と新婦永作 真理が口づけを交わす。本来ならば教会で執り行われる結婚式も、広いフィールドの上だと、厳かよりも開放感が勝った。参列席の方々から、ため息の漏れる声、ピューと口笛ではやし立てる音、拍手もわき起こる。
「花嫁さん本当にキレイ」
純白のウェディングドレスに飾られた新婦に見とれながら、
塔ヶ崎 璃亜
も思わず嘆声が出る。
「お2人にはたくさん素敵な思い出を残していってほしいですね」
御巫 時子
は言いながら、式場の周囲をウロウロしている新米写真家を心配そうに見る。「有留さんちゃんと写真撮れているかしら」
後でフォローしてあげようと思うのだった。
「うんうん、幸せそうですな」
こちらは親族サイド。祖父役、涙腺の緩い
立井 正二
は始終涙を浮かべている。そのすぐ横では
哀坂 子夜
が、冷淡な目つきで式を観察していた。
「やはり解らないな」
誓いのキスに感嘆する周囲の心情を把握できないでいる。
「家族が増え、幸せを分かち合うというのは、素敵なことではありませんか」
燕城寺 智慧
は言う。こちらも感情をあらわにせず、真面目な相好を崩さないでいるが、新郎新婦に対する祝福の気持ちは誰よりも強く持っていた。
「我が家の名が地に落ち、貧しさに喘いでいても耐えられたのは家族がいたからでした。家族がいるという心強さ、安心感、そして幸せ……これらは何物にも代え難いのですよきっと」
「家族が増える幸せ……仕事仲間が増えれば確かに楽になるな」
家族に暗殺者として育てられた子夜にとっては、それ以上に想いが及ぶことはない。
「幸せのかたちが何であれ、心の通じる人が増えるのは素晴らしいことです」
こうして一時的な結束で、一つの目的に向かっていくのもまた心を通わせる素晴らしい瞬間だと智慧は思う。
「それにしても刀兄さん、衣装が格好いいですね。見違えました」
智慧がクスリと笑う横で、
御剣 刀
が窮屈そうに体をもじもじ動かしている。
「俺、こういうギチギチなのだめなんだよな……首苦しいし」
旅鴉 月詠
の強制コーディネートによる黒タキシード。胸ポケットからは真っ白のチーフが覗いている。袖にはアクセントと清潔感を兼ねてカフリンクス。
「刀君、マゴにも衣装ですな」
正二爺さんにからかわれ、真っ青な空を仰ぐ刀だった。
続いて式は、本来ならば賛美歌であるところ、新郎新婦(特に新婦)のたっての願いにより応援歌斉唱が始まる。寝子電スタジアムを本拠地とする女子サッカーチーム、バンビーナ寝子島の応援歌を、スタジアムのど真ん中で歌う。参列者も配られた歌詞カードを頼りにして声を合わせるのだった。
「あ、あれ!」
イトコ役の1人、
仲村渠 鳴
が指差す。マスコットキャラクター、小さな猫のバンビちゃんが駆けつけた。これに一番大喜びなのは新婦の真理だった。
斉唱が終わると各々自由に過ごす。スタッフを務める
檜扇 舞華
はフィールドに並んだ椅子を速やかに片づけると、一足先に披露宴会場のステッラ・デッラ・コリーナへ向かった。
八神 修
と
梅戸 有留
は各参列者を回ってシャッターを押し続ける。
「順調か、梅戸」
「うん、なんとか……10枚に1枚くらいはいいのがあるといいな」
「写真撮るの楽しいか」
「うん!」
「そうか」
新聞部への勧誘フラブ立った! と心中ガッツポーズの修。
「そうだ、有留の写真も撮らないといけないな」
提案すると、人だかりのできているバンビちゃんの方を見た。
弘明寺 能美子
は、人の群がるバンビちゃんのそばでためらっていた。
花嫁さんに直接伝えたいことがある。声をかけるなら今しかない。しかしなかなかタイミングをつかめないでいた。なぜなら、バンビちゃんの登場で花嫁のテンションが上がりまくりだったからだ。
「バンビちゃん、可愛いー!」
マスコットに抱きつく花嫁。新郎の守も苦笑いだ。
「新婦さんとお話したいのかな?」
夏朝が能美子に言った。
「僕、新婦さんとバンビちゃんと一緒に写真を撮ろうと思っているんだ。一緒にどう?」
「写真ねぇ」
かつてはカメラの前でポーズを決めている時期もあった。あまり思い出したくない過去も蘇って、少々気乗りはしないが、それ以外に花嫁に近づく理由も見つからない。
「分かった、同行するわ」
夏朝と能美子、バンビちゃんと新婦真理の元へ。
「一緒に写真撮ってもいいですか?」
「ええ、もちろん」
ウェディングベールの中で太陽のような微笑みを浮かべる真理。隣のバンビちゃんも精一杯の動きで歓迎してみせた。
「私が撮ります」
世話好きの時子が、カメラを携え彼らの前に立った。
「どうせならたくさん集まって撮りましょう。璃亜さんも入って」
「はい、ありがとうございます」
「梅戸も写ってこい」
修が有留の背中を押す。
「八神君も行こう」
こうして2人もファインダーの中へ。
「御巫、次は俺が撮るから変わってくれ」
「バンビちゃんはみんなのものなのだ!」
「よし、俺たちも映り込んじゃおうぜ」
後木 真央
と
山田 勘三郎
を先頭に、
獅子島 市子
と鳴のイトコ組も入ってくる。
花嫁のすぐ横を陣取った能美子は、周りには聞こえない音量で言葉をかける。
「式、とても素敵でした。改めて結婚おめでとうございます」
真理は笑顔を絶やさず、能美子に耳を傾ける。
「こういうの直接言わないと気が済まなくて……今日が2人にとって素敵な一日なりますように。そしてこれから幸せな日々を一緒に築いていってください」
「ええ。ありがとう」
真理の真っすぐな返事が聞けて、能美子も嬉しくなる。
「バンビちゃん可愛い……ステッカーとかないのかな」
マスコットキャラクターの頭を撫でながら夏朝がつぶやく。
「では、撮りますね」
たくさんの幸せが詰まった一枚が、ファインダーの中へ収められた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月09日
参加申し込みの期限
2014年01月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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