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恐怖!ミドリ人間の襲来
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●『恐怖!ミドリ人間の襲来』~第一章・楽しいお祭りに忍び寄る悲劇~
カメラに映し出されるのは、神社で開かれる縁日を楽しむ人々の姿。
にぎやかなその人だかりの中、楽しげに屋台を覗き込む男女二人がアップに映し出される。
「ほら、あそこ焼きそば屋さんがあるわ。ちょっと行ってみましょうよ」
浴衣姿の
神無月 ひふみ
は、隣を歩く
唐沢 一也
に向かってわくわくした口調でそう言った。
楽しげな彼女の様子はある意味では演技ではなく本心だった。
(こうやって一緒にお祭りを歩いてるって……縁日に来たカップルに見えないかな)
なんて。そんなささやかな胸の高鳴りが、彼女をより魅力的に見せている。
せっかくだからエキストラもしましょうよ、と半ば神無月に強引に誘われて出演することになった唐沢だったが、仲の良い後輩の楽しそうな横顔を見ていると悪い気はしなかった。
「ねえ一也」
台本が無いのは幸いだった。カメラが拾わないほどの小声で、神無月はささやくように口を開く。
どきどきと、いっぱいに鼓動している心臓の音に追われるように。
「ん?」
「あ、あのさ……ちょっと手つないでみない……?」
「え?」
その言葉が聞き取れなかったのかはたまた単に驚いたのか、演技など忘れたように素の声を出す唐沢。
そんな彼の様子に、我に返って急激に恥ずかしさが押し寄せた神無月は、寄り添おうとしていた体をばっと離して顔を真っ赤に首を振った。
「う、ううん! なんでもないの、ちょっと冗談言ってみただけ!」
冗談だから! 声を大にしてそう言う彼女は、収まらない恥ずかしさを落ち着けるように彼から距離を置くのだった。
「なんだよ……ったく」
そんな神無月の心中を知ってか知らずか、唐沢は小さくため息を着くと彼のバンドメンバーが焼いている焼きそば屋の屋台へと向かっていく。
「おい店員、焼きそばよこせ」
「ひふみちゃん、追っかけなくていいの?」
「いいから!」
からかうような口調に思わず声を荒げると、バンドメンバーたちは面白そうに笑ってみせた。
態度は乱暴でも気心の知れた間柄。親しげなその様子を遠巻きに見ながら、神無月はため息をつく。
(いいな、みんなであんなふうに話して。やっぱり一也、私とは違う世界に住んでるんだな……)
高校生と大学生。たかが1~2歳の差なのに、その間には高い高い壁が立ちはだかっているように感じた。
(私もみんなと同い年だったらよかったのに)
そんなわずかな年の差が今はうらめしい。憧れ、寂しさ、うらやましさ。そんな感情をない交ぜにしたため息を、小さく吐き出すのだった。
二人のそんな素に近い演技は、夏祭りに付き物である甘酸っぱい恋の青春としてフィルムに絶妙な彩りをもたらしていた。
「うん、いいぞいいぞ……これぞ青春、夏祭り!」
興奮しながらうなずく一ノ瀬の頭を、ぱす、と丸めた絵コンテで叩いたのは
鳳翔 皐月
だ。
「監督、うるさい。カメラに声が入るぞ」
「ぐぬぬ……すみません総指揮。じゃあ次は向こうの食いしん坊少年と博士の方を映してみようか」
監督の指示に、夏祭りのラブコメをぎりぎり歯噛みしながら撮っていた二宮はカメラを別の一画へと向けた。
普段着の格好であれもこれもとここぞとばかりに食欲を発揮させるのは、
御剣 刀
であった。
両手いっぱいの食べ物を頬張る御剣に、
八神 修
は呆れたような顔をみせる。
「さっき弁当もあれだけ食べて、よくまだ食べれるな……」
「だってタダ働きだし、いっぱい食べないと割りに合わないだろ」
「食いしん坊の発想だな」
「……口にソース、ついてるわよ」
同じくお祭り客として参加していた
城山 水樹
は、そんな高校生たちをほほえましげに眺めながらとんとんと自らの口元を示すように叩いて見せた。
「え? ここっすか?」
「違う、逆、逆」
そんな友人の様子にため息を着く八神は、普段よりもかっちりとしたジャケットを着込んでいた。一般人は一般人でも、彼は博士という役どころを演じている。
それにしても、とこちらを映すビデオの存在を思い出し、八神は改まった調子で口を開く。
「この辺りの空気……非常に澱んでいる。昔この辺りで大規模な森林伐採があったと聞くが……」
「そういえば博士は何しにこの神社に来たんです?」
城山にもらったティッシュで口元を拭うと、御剣も演技らしく振舞おうと八神にそう尋ねる。
「ああ、ここの神社は古くから猫神様を祭っているんだが、私は長年その研究をしていてな」
「猫神様?」
城山の問いに、八神は小さくうなずいた。
「ああ。その昔、人間と親交関係を結んだ猫たちの集団意識が神格化したものと考えられている。私は長年の研究で人工の猫神様の創造を試みたのだが…」
そう言うと、足元にいる六匹の猫たちを見下ろしながら、小さく首を振った。
「なかなか完成しなくてな。その研究の更なるヒントを得るためにここを訪れたのだ」
「ふうん……なんだか難しそうな話ねえ」
博士の言葉に小首をかしげた城山は、ずずず……と地面の方から何かが這いずるような不穏な音を聞いた。
「ん? 何、今の音」
「向こうの地面の方から聞こえましたね」
御剣が食べていた箸巻きから口を離して言う。
怪訝そうに眉を潜めて三人がある一画に目を向けたとき――
地面の中から、急に何かが飛び出してきた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月18日
参加申し込みの期限
2013年12月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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