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恐怖!ミドリ人間の襲来
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●ラストは上映会でお楽しみください
からからからと回る映写機が、スクリーンに映像を映し出す。
「あ、ありました! これこそ伝説の武器、コネコハハヤ……!」
ぷにぷにとした肉球が愛らしい弓を手に、凛々しい面持ちで言う
恵御納 夏朝
の顔がアップになる。
「やっと見つかりましたね。ああ、なんと神々しい……」
桧垣 万里
がそれを見つめて恭しい口調で言った。
一方、ミドリをはじめとする様々な色の怪人に囲まれるヒーローたち。
そんな彼らを救ったのは、一人の人間だった。
「人間にだって出来ることはある!」
八神 修
はどこから引っ張ってきたのかホースの水を勢いよく怪人たちにぶちまける。そのわりと本気の水圧に、ぎゃあああ! と怪人たちは身を悶えさせた。
「あ、絵の具溶けてるー」
「いえ、あれは浄化なのです」
桜庭 円
の身も蓋もないセリフをフォローするように、咳払いをして言う
北原 みゆき
。
「浄化して怪人たちのパワーが弱まってる。よし、伝説の武器を打ち込むのは今だ!」
だいぶ演技慣れしてきた様子の霧生が、子猫のサティがカメラがちゃんとカメラに映るよう胸に抱きながら言った。
霧生の言葉に、コネコハハヤを手にきっと恵御納が怪人たちを見据える。
「怪人たちよ。貴方たちに、和み鎮める寝子の癒しを……!」
そして映し出されるのは、血にまみれ荒れ果てた神社の境内。
そのただ中に立つ猫神様、ヒーローたち、そしてわずかに生き残った人間。
「ミドリ人間は、人間たちの行き過ぎた自然破壊が生んだモンスターだ」
八神 修
が、思いつめたような表情で空を見上げている。
「我々が森林伐採を続ける限り、第二第三のミドリ人間は現われ続けることだろう……」
~完~
その幕引きに、どこからともなく拍手が沸き起こる。
「みんな! ありがとう! 本当にありがとう!」
感極まった様子で頭を下げる一ノ瀬。その頭を嬉しそうにばしばしと叩く二宮と三村。
撮影の間はなんとも頼りない彼らだったが、現に彼らの呼びかけがあってこそこの映画は生まれたのだ。そんな三人の様子に、拍手は更に強まった。
ここは
鳳翔 皐月
が経営するミニシアター。撮影から数日後、編集も無事終わったということで晴れてお披露目となったのだ。
「うん、なかなかよかったんじゃないか」
まさか自分が死ぬ姿を大画面で見る日が来るとは、と思いながら
御剣 刀
は満足げにうなずいた。
「ああ、セットもこうして見ると立派なものなんだな」
隣でうなずくのは
奈良橋 博美
だ。完成を心待ちにしていただけあって、彼女の表情は生き生きと輝いている。
暗転した画面では、
旅鴉 月詠
が編集したスタッフロールが流れている。その中に自分の名前を見つけては喜ぶ声がシアターに響いた。
そのバックに流れるのは、
唐沢 一也
が昔お蔵入りにした曲だ。メタルをメインに活動する彼にしては珍しく、落ちついた静かな曲だ。
歌詞もつけずに長いあいだ閉じ込めていたその曲。
(まさか、こんな形で聴くことになるとはな)
歌うのは
神無月 ひふみ
。そして歌う恋心の詩も、彼女がこっそりと――授業中にしたためていたものだ。
「ねえ、どうかな……この歌詞」
隣に座る神無月が照れくさそうにそう尋ねると、唐沢はうなずいてみせた。
「ああ、いいと思うぜ。恋愛歌も女子が書くと違って聞こえるよな……思いがグッと伝わってくるぜ」
唐沢の賞賛に――そう、文字通り、ただの賞賛に、神無月は思わず口を尖らせる。
「……本当に伝わってる?」
「ん? ああ、伝わってくるって。いい歌詞だと思うって」
「……そう」
本当に、本当にちゃんと伝わっているのかしら。
薄暗いシアターの中、想い人の横顔を見つめながら神無月は小さく息をつくのだった。
後日、
檜扇 舞華
の手でメイキングが生中継され、その後一度だけ完成生放送を行ったこの映画はごくごく一部でちょっとした話題になった。
檜扇が面白おかしく編集した動画の再生数は素人の短編映画にしてはそこそこの数を記録。出演している役者の中にはファンがつくほど人気が出た者もいるとか。
こうして、良くも悪くもトンデモ監督一ノ瀬の名前は局所的に有名になってしまったのであった。
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あとがき
担当マスター:
花村翠
ファンレターはマスターページから!
こんにちは、花村です。
このたびも大変長らくお待たせしました(定型文になってしまった)。
映画作ろう!という思いつきシナリオだったのですが、
こちらが想像していた以上の役割を名乗り出ていただけて、
一ノ瀬もビックリなほど充実した映画になってしまいました!
今回のシナリオはみんなで作り上げていく感がすごくあって、
毎度のことながら書いていてとってもとっても楽しかったです。
映画制作の知識に乏しいため(!)あいまいな部分も多いですが、
みなさんのアクションに助けられ、素敵な映画をつくることができました。
映画「恐怖!ミドリ人間の襲来」につきましては、
DVDに焼いて各自に配っているということで構いません。
動画サイトでも配信されているようなので、
気づかぬ間に自分のファンができてた!となっていても面白そうですね(^ω^)
それではこのたびはご参加誠にありがとうございました!
次回もご縁があればよろしくお願いしますです^^
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月18日
参加申し込みの期限
2013年12月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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