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恐怖!ミドリ人間の襲来
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●いよいよ撮影開始! 役者のみなさん準備してください
次々と空になっていく弁当箱。
うだるような暑さにも慣れてきた正午、ヒーローの衣装に身を包んだ
風雲児 轟
は一息ついた。
「これ、思った以上に暑いなぁ」
風雲児が扮する「ライオン侍」は、彼が昔考案した自作ヒーローである。その名の通り、頭は雄雄しいライオン、体は武者のような鎧を身につけた出で立ちだ。
(今回はただの撮影だしな。ザ・ストレイトは今回はなしだ)
ザ・ストレイトというのは彼がろっこんの力で変身できる正真正銘のヒーローである。が、島の平和を守るためにしか使わないと心に決めているため、今日は昔作った衣装を引っ張り出して「ライオン侍」としての参加を決めたのだ。
「特にライオンの被り物は蒸れそうだよね。水分補給はこまめにね」
その隣でのんびり笑って水の入ったペットボトルを差し出したのは、ひとつ先輩の
音海 なぎさ
だ。風雲児の隣に腰掛けるその脇には、いつも持参している救急箱が置いてある。
「もう夏だもんねー。浴衣着てても意外とあっついよぉ」
姫神 絵梨菜
も暑そうにうちわをぱたぱた扇いでいた。モデルとしても活動している彼女の浴衣姿は、縁日のお祭り客というよりはグラビア写真のワンショットのように様になっている。小柄で可愛らしい容姿をしているが、髪を結い上げ襟元からのぞくうなじはほのかに色っぽい。
「役者の演技はホントにアドリブでいいんだよな? ヒーローショーみたいな掛け合いがあった方が燃えるんだけど」
ひとまずライオン頭を外した風雲児は、渡された台本…とも言えないような話のあらすじに目を落としてうーむと唸る。
「うーん、でもいちいちセリフは決めないって言ってたし、まあノリでやればいいんじゃないかな?」
「アバウトよねぇ。でも、アイドルはとっさのアドリブにも対応できないと!」
アイドルを志す姫神にとっては、たとえ得体の知れない自主制作映画とはいえ役者としての経験は貴重であった。ポジティブにそう言うと、ヒーローとして戦う振り付けなのか、中国拳法の型を小さく取ってみせる。
その姿に、音海は首をかしげて口を開いた。
「浴衣、とっても似合ってるけど……その姿で戦うの? 大丈夫?」
彼のしごくもっともな疑問に、姫神はぱっちりとウィンクしてみせた。
「大丈夫! ふふ、見てたら分かりますよ!」
一方怪人サイドは、非常に大変なことになっていた。
「ゲヘヘ……俺から逃げられると思うなよ……」
そう言いながら早くも迫真の演技で境内を這っているのは、
握 利平
である。
「待て、とりあえず君は私から逃げるな」
そんな彼の首根っこを、
旅鴉 月詠
がメイク道具片手にがしっとつかんで彼を捕らえる。
「げ、まだメイクするのかよ。充分こえーだろ」
そう言う握の顔は、確かに既に緑にまみれてもとの人相が分からないほど変貌してしまっている。彼の面影を残しているのは、その緑の毒々しいフェイスペイントの奥に光る鋭い眼光くらいだ。
「こういう映画では怪物の恐ろしさが一番のポイントだ。バケモノほどしっかりメイクしなくてはな」
クールにそう言うと、旅鴉はまるでキャンパスに絵を描くときのような目つきで握の顔に更なる色を乗せていった。
特殊メイクの知識もあるものの、たかが素人の撮影、用意できる道具には限りがある。それならばせめてと、旅鴉の筆が彼の頬をグロテスクに彩っていく。
「旅鴉さんのメイクテクニック、すごいですよ! 僕完全にバケモノですよ!」
一足早くメイクを終えた
北 玄
のテンションはすでに上がり切っていた。小柄で愛嬌のある外見は今や見る影もないほどの変貌を遂げてしまっているが、本人は非常にご満悦の様子だ。さながら子ミドリ人間といった様子で、メイキング映像を収めるカメラに飛び掛る。
「僕、どこまでも追いかけますよ! 映画とってもとっても怖くなるですよ!」
早くもノリノリで境内を闊歩する二人の怪人の横で、こっそりポケットにマタタビを忍ばせていた
後木 真央
は、同じくこっそりした様子で大きめの水筒をカバンから取り出す
響 タルト
の姿に気がついた。
彼女の秘密を後木は知っている。そっと響に近寄ると、小声でそっと問いかけた。
「タルトちゃん、猫になるのだ?」
後木のその言葉に、響は小さくうなずいた。
「うん。みんなには僕の飼い猫ってことにしといてね」
そんな友人にウインクして答えると、響は猫に変身すべくそっと境内から離れるのだった。
「うっわぁ、これかなりの迫力ね」
カメラを回していた
檜扇 舞華
は、そんな少女二人のやりとりには気づかない様子で早くも誕生してしまったミドリ人間二人の毒々しい様子に思わず言葉を漏らす。
――意外と面白そうな件
――バカすぎるwwww
――穴の中から出てきたりしたらかなりこえーな
生放送のコメントも盛り上がっている様子で、檜扇は満足げな笑みを見せた。
「バケモノサイドは完璧ですね。じゃあ次は演出側の様子でーす」
社付近では、
鳳翔 皐月
を中心に撮影・演出のスタッフが集まって最終的な確認を行っていた。
「いろんなアングルから撮りたいからな。木登りはできるか?」
鳳翔の問いかけに、二宮に次いでカメラ役を買って出た
五十士 柊斗
はうなずいた。
「ああ、問題ないよ。なんなら社の屋根の上からでも撮ろうか」
冗談めかしていう五十士の言葉は、実はあながち冗談ではなかった。彼のろっこんの力をもってすれば、使っているところを見られない限りでは建物の屋根によじ登ることもさほど苦ではない。
「なら高所の撮影は五十士に任せた。役者の配置……は、撮り始める段階で適宜指示すればいっか」
「だな。じゃあいよいよ……撮影を始めるか!」
鳳翔の言葉に力強くそううなずいたのは――堂々と立つ総監督、一ノ瀬であった。
お前今まで何してたんだよ、という鳳翔の呆れたような声はまるで聞こえていない様子で、一ノ瀬はふふんと笑みをみせる。
「よーし! 役者のみなさん、位置についてください!」
エビフライを食べてすっかり活気を取り戻した一ノ瀬総監督……総監督は、腹に赤々と派手な血糊をぶちまけたまま、高らかな声で宣言した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月18日
参加申し込みの期限
2013年12月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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