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【真夜中のつづきを】
一期一会と申します。ひととの運命的な出会い、お気に入りの逸品や感動する風景との出会い、心うごかす一冊の本との出会い。その瞬間が最後の邂逅かもしれないと思えば、そこには特別な思いもこもるでしょう。
ことに
胡乱路 秘子
のような人物は、機会を逃すとあっという間に消え失せて、行方をくらませてしまいそう……なんて思ってしまうのは、
ロベルト・エメリヤノフ
のイメージや過去の体験によるものかもしれませんけれど。
寝子島高校を卒業後、本土の美術大学へ進学したロベルト。勉学に打ちこみ、それ以外のもろもろに振り回され、なにかと忙しい日々を過ごすうちにいつのまにやら、時が経っておりました。ひさしぶりに寝子島を訪れ、秘子と
再会
したのは先日のこと。そのときの顛末については、また別の機会に語るとしまして。
「あれ。胡乱路?」
「あら? んふふ、こんにちは、エメリヤノフさん」
そんなわけでふらりと立ち寄った古書喫茶『思ひ出』にて旧友の彼女を奇遇にも見かけたことに、ロベルトはなんだか不思議な縁を感じてしまいます。あの奇妙な深夜番組の司会をつとめていた頃から、彼女はなにかとエキセントリックな存在でしたから、なおのことです。
「前にも
ここで会った
よね。あれって何年前? もうずいぶん経ったねえ」
「ああ! あの時エメリヤノフさんに見せていただいた本。今でも覚えておりますよ。なんとも、耽美な一冊でした。んふふ、ふふふ」
「『黄金時代の少年たち』ね、あのとき購入して、今でも眺めることがあるよ。選りすぐりの絶品美少年画集! 胡乱路といっしょに読んだなあって思い出すんだよね」
共通の趣味? ヘキ? なんと呼んだものか、ともかく彼女とはなんだか共鳴するものを感じます。虚ろで恐ろしくて刺激的なあの夜たちを経て、たのしいこともかなしいことも、いろいろありましたから。共有してきましたから。ミステリアスな彼女のこともこれでけっこう、分かっているつもりです。きっと向こうもロベルトのこと、けっこう分かっていることでしょう。
にこりと笑い合い、隣に腰かけ、紅茶とサンドイッチを注文。自然とおしゃべり、弾みます。
書棚からイイカンジの美少年画集を見つけて、読みふけったり。共有したり。
「ほら見てよ、この脚線美! なめらかな肌、端正な顔立ち……完璧だよね!」
「素敵。これはいいものですね!」
まー、ナンですね。ロベルトのこーいう、すこうーし濃いめな美少年ライクいや美少年ラヴなところがたまーに、ごくまれーに、トラブルを引き起こしたりナンだりするわけですけれど。てゆーか後にがっつり
巻き込まれる
わけですけれど。
全部を話したわけではないにしろ、秘子はロベルトのそうした部分も含めて受け入れている……のか、あるいはなーんも考えてないのか。少なくともロベルトがどんな修羅場へ放りこまれようとも、彼女は味方をしてくれることでしょう。たぶん、きっと。
「……っふは」
「あら? んふふ、なんですか? 吹き出して」
「僕らってやっぱり、どこか似てるなーって思って。ああ、そうそう! そういえば胡乱路、猫を飼い始めたんだって? 噂で聞いてさ」
「あ、そうなんです。
黒猫のジョニー
さんといって、とっても可愛らしいんですよ。写真をご覧になりますか?」
「見る見る!」
どこかたどたどしい手さばきでスマホをすい~っ、すい~っと操作する秘子。以前は年代モノもいいとこなピンク色のガラケーを持ってましたけれど、今はピンクのケースに収まったふつうのスマートフォンです。
掲げた画面を覗き込むと、確かに黒猫です。真っ黒くてツヤのない毛並みで、ぱっちりおめめはカメラのレンズのようで、ぎざぎざシッポはまるでアンテナで……ってあれ、
どっかで見た
コトあるよーな?
むむむっと、まじまじっとロベルトは覗き込んで、
「……この猫、飼っててなにか、不思議なこととかあったりしない?」
「ふしぎなこと。ですか? はて。なにかありましたかしら、ああ! そういえば」
「やっぱり、なにかあった?」
「ジョニーさんの首輪につけるチャームがほしくって、探しているんです。でも、てづくりも素敵ですよね。んふふ、迷ってしまいますね」
すてん、とずっこけました。どうやら気づいてない様子。
「まあ胡乱路らしいというかなんとゆーか」
「? そうですか?」
「うん、なんか安心した。首輪のチャームね、僕も探してみようか。いいのがあったら教えるよ」
「まあ、いいんですか? ありがとうございます、んふふ♪」
ちょっぴり変わってますけれど、たしかにかわいい猫ちゃんです。なにか悪さをするでもないようですし、どうやら問題はなさそう。
「エメリヤノフさんは、最近いかがですか? どんなふうに過ごしておられますか」
「僕? けっこう忙しくしててね、今日はたまの休みなんだ。課題もあるし、バイトもしてるし」
「あら、そうなのですね。けれど、暇をもてあますよりはよいことかもしれませんよ? と、わたくしなどはこの頃、思うことがあります。それでどんなアルバイトを?」
「それがさあ、ねえ聞いてよ!」
なんて。古書喫茶にありながら気づけば読書もそこそこに、すっかり話し込んでしまいました。
けれどたまのお休みにこうして、友人と出会ったこと。遠慮もなく気づかいもなく、素直な自分で話が弾んでやまないこと。一期一会と思えば、ときにはこんな日があってもいいかもしれません。
ふたりのおしゃべりはその後も、閉店間際までとっぷりと。途絶えることはありませんでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年12月02日
参加申し込みの期限
2023年12月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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