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愛がサイコーにあふれてるっ!
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好きな物について語る。それは簡単なように見えて、意外と難しい。
中には秘めておきたいこと、秘めなくてはならないこともあるだろう。なんでも声を大にして好きだと叫んではいけないことくらい、
稲積 柚春
だってわかっている。
でも、こっそりとなら教えてくれてもいいんじゃないかな、とも思うわけで。
「今日こそは教えてもらうからね!」
ドンッと
ウォルター・B
の眼前に積み上げられたファイルには、どうやらファッション誌からのスクラップ記事がまとめてあるらしい。
いつものように、ブラックウッド邸を切り盛りするメイドから学びたいことがある、という嘘ではない口実を用意して来た柚春は、きちんと勉学に励んだ上でウォルターとの時間を作った。
少なくとも、ウォルターだって頃合いを見計らって作業を終わらせておくくらいには、この時間を楽しみにしていたのだけれど。待っていたのは柚春との和やかなひととき、ではないようだ。
「一体何を……」
パラパラと中身を確認していた彼の手が止まる。そうして右のページをじっくり眺めると、またパラパラと捲り――再び、右のページをじっくりと眺め。それが3度重なると、柚春の中で確信めいたものが生まれた。
「もうすぐ春服が出回るじゃない。だからその前に、ワットの好みを聞きたいなと思って」
「いつもの柚春も可愛いよ」
さらりと言ってのける甘い言葉に、騙されてはいけない。前回は話題が逸れてしまい聞き出せなかったが、彼にも人並みに好みという物は存在するらしく、その鍵を柚春は握っていた。
「じゃあ……新しい色のジーンズでも買おうかな。丈とか形とか色々あって迷うけど」
柚春が開いて見せるのは、様々なモデルが体型お悩み別にジーンズを着比べているページだ。時代と共に好まれるデザインは変動するけれど、細く見せたいとか脚を長く見せたいだとかで自ずと選ぶ物は変わってくる。
「ねぇワット、これとか好きなんじゃない?」
スキニーを履いたモデルのバックショットを指さすと、ウォルターは感心したように頷いて――その隣に書いてある『大きなお尻をスッキリ見せたいあなた』という文言にピタリと固まった。
「これ、好きだよね?」
すでに証拠は挙がっている。
前回ファッション誌を見せたとき
、彼が興味を示したのはモデルの尻だ。出るとこ出てる系の、上下ともにぴっちりとラインが浮き出るタイプの服を来たモデルを見てこう言ったのだ。
――いいケツしてるねぇ、と。
そのモデルから、彼が小尻よりボリューム感を欲していることは見て取れた。だが、確証を得るために柚春は日を改めて質問したことがある。
大きなつづらと小さなつづらのどちらが好きか
――彼の答えは、中身にもよるが大きなつづらが望ましいということだった。
そして今日、持参したスクラップ記事で確定となった。右のページには比較的お尻が大きく見えるモデルを、左のページには胸が大きく見えるモデルを配置した……つまり。
「ワットはお尻の大きな子が好き、と」
「いや、嫌いとは言わないよ? どうせ見るだけなら大きい方がさ、目を引くじゃない」
諦めたのか、元々オープンなタイプだったのか。ウォルターは特に隠すことなくこう続けた。
「そりゃあ触れるって言うなら、見た目よりも質を優先するでしょ。ま、それも持ち主に興味があってこそだけどねぇ」
質とはなんだろうか。肌触り? 弾力? それとも、色っぽいリアクションとか?
さすがにそこまで追究すると、もう質問は受け付けないと言われるかもしれない。なら、と次に柚春が広げたのはメイド服のカタログだった。
「じゃあメイド服も、このお尻のラインがスッキリしている正統派より、パニエとかでボリュームだしてるミニのほうが好き?」
以前ウォルターは、柚春に
自制心の都合でメイド服は着るな
と言ったり、強硬手段で着てみたら
そこそこに喜んでくれていた
、と思う。
さすがに見慣れているだろうから、よもや
パソコンに隠すような
楽しみ方をしているわけではない……と柚春も思ってはいるのだが。
「ほら、ここのお掃除する機会も増えたし、1着くらい持っててもいいかなと思って」
その際には、
厳重に保管されている物
であっても見つけられるかもしれない。
そうすれば、彼の好みについてもう少し詳しく知れるのだけど。
「……いや、自宅で教え子にメイド服を着せるとかダメでしょ。…………ダメだよねぇ、結構限界だったし」
それもそうかもしれない。最後の方はよく聞こえなかったけど。
柚春はメイド服の好みまでは聞き出すことを諦めて、最後にもうひとつだけとファイルを閉じた。
「僕のことは?」
「そりゃ当然――」
額を合わせてふわりと笑う。お互いにだけ聞こえる小さな声音で、2人は互いの想いを伝え合った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年11月14日
参加申し込みの期限
2023年11月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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