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「ふむ……」
思わずまじまじと見つめてしまった。
メアリ・エヴァンズ
は青い目を瞬いた。
「……どうかなさいましたか、稲積様」
「あ、いや、なんでも」
ウォルター・B
宅にて。
稲積 柚春
は返答に窮した。
想い寄せる彼の女性の好みについて考えていた。メアリは今のウォルターにもっとも身近な女性だ。日々身の回りを世話し、あたたかい眼差しで見守ってくれている。彼女こそがウォルターにとって理想の女性像に近い……いやまあいささか無理があるか。メアリは彼の母親と変わらないくらいの年齢だし、既婚者だし息子だっている。服装の好みやら何やら読み取れればとも思うが、メアリは大体いつもクラシックなメイド服姿だ。
「……そうか、メイド服!」
「何がでしょう?」
「あ、いや、なんでも」
メイド服はないだろう。柚春が身につけても単なるコスプレだ。目の前の稀有な本職には敵うまい。
メアリの怪訝そうな瞳に耐え切れず、この上は正直に相談してみることにする。鞄から愛読するファッション誌を何冊も取り出した。
「なるほど。ウォルターさまのファッションのお好みですか」
「はい、僕が選ぶと同じようなものばかりになっちゃって。何か違う系統で揃えてみたいんだけど、せっかくだからウォルターさんの好みに合わせたいなって」
ふむと一思案して、メアリは言った。
「では、本人にお聞きしてはいかがでしょう」
「ええっ。素直に答えてくれるかな……?」
「今日は急に予定が無くなったとかで、暇を持て余しておいででしたから」
いつもより柔軟に付き合ってくれるだろう、とのことである。
案内されて彼の自室を訪れると、彼はだらしなくテーブルに足を投げ出し、所在なげに指でボールペンを回していた。
「いやぁ、今日は五十嵐先生と遊ぼうと思ってたんだけどねぇ。急用ができたとかで、フラれちゃってさぁ」
「それでヒマしてたの? ウォルターさん」
肩をすくめる。最近の彼は交友関係の広がり著しく、ことに同僚の男友達と過ごすこともあるらしい。まあお相手がどう思っているか定かではないが。
ウォルターはボールペンをデスクへ投げ出し身を起こすと、良い暇つぶしが来たとばかりに目を輝かせた。
「で、何だって。服を買いたい?」
「うん、そう。新しいのいくつか、仕入れたいなって」
「買ったらいいじゃない」
「何でもいいわけじゃないよ! ちょっといつもと違う感じがいいかなぁって」
デスクへファッション誌をぶちまけ、ぐいと鼻先を近づけて、ストレートに尋ねた。
「ワットはどんなのが好み?」
いつもの柚春でいえば、ショートパンツを履いたラフなスタイルが多いだろうか。きわどい丈のスカパンとオーバーニーの組み合わせなんかもいい。胸にはあまり自信がないもので、トップスはサイズに余裕あるものを選びがち。その分すらりとして、カモシカノヨウナ自慢の足を強調するものが好み。
と、なにもかもをと目の前の彼へ伝えたりはしないが。
「僕の好み? 僕のねぇ……」
「うん。どんなのがいい?」
「う~~~ん」
ファッション誌をぱらぱらとめくり、何やら迷っている。真剣に選んでくれている……と思いきや、本当に決められないようだ。
「あんまり気にしたことが無かったなぁ。話が合って面白ければ誰でも、って感じだったし……」
「むぅ」
彼の過去の恋愛遍歴を聞きたいわけではなく。ある種そこに繋がる話題でもありながら、柚春はつんと唇をとがらせた。
「お」
彼がページをめくる手を止めたので、横から覗き込む。
ぴっちりしたスキニーパンツに、身体のラインがもろに浮き出る細身のニットを着た、栗色の長髪に明るい笑顔のモデルがはにかんでいた。
「この子……」
「こういうの? こういう感じがワットの好み?」
「いいシリしてるねぇ」
思わずがくんとつんのめった柚春だった。
メアリに見送られてブラックウッド邸をあとにする。向かうはシーサイドタウンのアパレル店が集まるキャットロードだ。
情報収集に探りを入れた結果、収穫が無かったわけではない。
「ワットの好みは……お尻美人!」
かも、しれない?
発言の意図は定かではないが、少なくとも柚春の足取りは軽やかだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年05月09日
参加申し込みの期限
2023年05月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年05月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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