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愛がサイコーにあふれてるっ!
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特ダネのあるところ、敏腕記者あり。
ふんすと鼻を鳴らして寝子島高等学校にやって来た
ねこ ねこ
は、人間の記者たちが面白いことをやっていると知った。
(愛くらい吾輩だって知っていますにゃ)
猫にとって、今はまさにパートナーを探し始めるタイミング。あの手この手を使って、好みのあの子とお近づきになるべく奮闘中――ではあるが、人間の愛は猫よりちょっとムズカシイ気もする。
例えばそう、今まさに駐輪場へやって来た
綾辻 綾花
だってそうだ。なんでも
新米のジョニーが取材したところ
、番がいるのに交尾はしないというのだ。
(はて、交尾がしたいから番になるのかにゃ? 番になったから交尾をするのかにゃ?)
どっちにしたって、しないという選択肢は……ささみにマグロ、日向ぼっこにおムネの大きい美女のなでなでくらいないと、考えるのも難しい。そこまで考えて、ねこの瞳がキラリと光った。
これは、
早川 珪
からスクープの匂いがする。
綾花には少々酷な話かもしれないが、品行方正っぽい人のフリンだなんて美味しいネタを逃す手はない。
(かぎしっぽ砲、頂くにゃ!)
にゃあんと甘えた声で近づくねこを、綾花は疑いもせず笑顔で迎え入れた。
なんとなく取材協力をお願いされた気もしたが、綾花はもれいびであるしジョニーという前例もある。珪へのお目通りをお願いしたくて綾花を訪ねてきたと言われれば、すんなり信じて撫でてあげた。
「珪さんに聞きたいこと、私もたくさんあります!」
面と向かって尋ねるのは難しくても、今回は取材だ。これを理由にすれば、珪の好きな物や交友関係、上手くいけば恋愛面の考え方や好みのタイプまで聞き出せるかもしれない。
「行きましょう、ねこねこさん!」
――いざ、珪の調査へ!
基本情報をおさらいしながら、綾花はまず職員玄関へと向かった。
校舎内に猫を連れて入るのは躊躇われたし、ここでなら先生達と遭遇できる可能性も高い。となると、珪と親交のありそうな先生から話が聞けるだろうと踏んだからだ。
(珪さんはワインと本が好きだから、同じようにお酒や本の好きな人なら……)
そうして何人かに、珪とよく飲みに行っている人は誰か、珪は酔っ払うとどんな感じなのかと聞いてみたけれど、結果は芳しくない。どころか「あんまり遅くまで出歩かないようにね」とやんわり注意される始末だ。もしかしたら、珪と飲みに行きたくて画策されているとでも思われたのだろうか。
わかったことと言えば、
若杉 勇人
からの情報で『合コンの誘いは必ず断っている』ということだ。
学生時代からモテてるくらいだから、誘われていてもおかしくない。それに彼の過去を思えば、誠実な性格であることとは別に避けていても不思議はないだろう。
(それとも……誰か本気になれる人を見つけたとか?)
たとえば。同じように本が好きで、よく顔を合わせる年下の女の子、とか。
ポッと頬を赤らめて、綾花は両手でねこをわしゃわしゃと撫でた。だったらいいなぁと、ねこはどう思うかと問いながら、耳の付け根も顎裏も、全身くまなく撫でまくる。
「あれ、まだ残ってたのかい?」
もう最終下校も近いよと声をかけてきたのは珪だった。
大きな独り言を口に出してはなかっただろうか、変な顔をしていなかっただろうか。すくっと立ち上がった綾花は、珪へ取材がしたいのだと切り出して――矢継ぎ早に質問を繰り出した。
好きな物への愛を語る。それは新聞部が求めているテーマだと珪も知っていたし、綾花が知りたいと思ってくれること自体はまんざらでもない。しかし、さすがにあれもこれもと聞かれると勢いに圧倒されてしまう。
「それから……!」
「ストップ。もう遅い時間だから、猫鳴館へ着くまでに答えられる物だけね」
とっぷりと暗くなってしまった空を指し、抜き打ちで寮の様子を見るのも悪くないねと笑う。自転車だってあるし、決して手を繋いで送ってくれるというわけではないけれど。
珪との下校は、特別な時間となりそうだった。
「好きな物の話だったよね。そうだな……ワインの話をするわけにもいかないから、おつまみなら」
定番だと、きゅうりやナス。変わり種だとじゃがいもやアボカド、それに豆腐。珪が好きな物としてあげたのは『ぬか漬け』だった。
「ワインとのマリアージュを楽しむのに有名なんだけど、最近まで定番野菜しか食べたことなくてね」
ふらりと立ち寄った店で口にした、意外なぬか漬け。そこから珪は、ぬか床を育ててみようかと思うほど興味を示しているのだという。
「でも、あれって確か毎日お手入れが必要なんじゃ?」
「そうなんだよ。ほら、1度綾辻さんと浅漬けを作っただろう、家庭科の補習で。あのとき、もしかしたらぬか漬けも手軽な方法でできるかもって思ったんだけど」
色々と検索した結果、ぬか漬けで有名な北九州に行ってみたいという思いが募るばかりで、解決策は見つからなかったらしい。
「私もぬか床の育て方を調べてみますね!」
そうこうしているうちに、もう寮は目の前。質問時間はあっという間に終わってしまった。
2人が見つめ合い、惜しむようにおやすみなさいと挨拶するまで観察していたねこはと言うと――。
(これはこれで、良かったにゃあ)
結局スクープは得られなかったけど、ねこはどこか満足そうに帰って行くのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年11月14日
参加申し込みの期限
2023年11月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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