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寝子島高校
愛がサイコーにあふれてるっ!
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ぺたりと
新聞部
が壁に貼るのは、情報提供のお願いだ。
来たる1月31日は『愛がサイコーの日』と銘打って、愛溢れる特大号を発行予定にしている。
それに伴って、この呼びかけは寝子島高等学校内だけではなく、島内の施設にも協力をお願いして広範囲の取材をすることとなった。
ファミレスに投書箱を置かせてもらったり、駅前で声かけの許可をもらったり。新聞部は寝子高生として恥ずかしくない姿勢で、取材に応じてくれる人を求め奔走している。
「愛に溢れた人を探しています! なんでも、好きな物のお話を聞かせてください!」
元気な声に、思わず
マリエッタ・ラシュリエ
は声の主へと視線を向けた。
往来の多いシーサイドタウン駅前には、わざわざマリエッタが足を止めずとも取材対象となる人は溢れかえっているだろう。ただ、放課後――夕方ともなれば、スマートフォンを見ながら急ぎ足で歩く人も多くて、懸命な声はさほど届いていないようにも見える。
(卒業制作……かな?)
新聞部と言っていたし違うだろうか。最後の制作という意味では、近い物があるかもしれないけれど。
大学の卒業制作で煮詰まったことのあるマリエッタは、ふふりと懐かしそうに笑みを浮かべた。
「幸せそうですね。よろしければ、愛について語ってみませんか?」
寝子高の新聞部に在籍しているという少女は、愛に纏わる話なら何でも良いとしながらも、マリエッタの先ほどの笑みに興味津々。そんなにも愛溢れる、幸せそうな顔をしていただろうか。
「……ある人の話なんだけどね」
まるで、散々聞かされて困っているとでも言いたげに苦笑しながら話すのは、マリエッタ自身のこと。
けれども、最初からそう言えば聞き手も気を遣うことだろう。いや、そもそもこの口上自体が、そうだと言っているようなものなのだけど。
とにかくマリエッタは、自身を客観的に見ることで、自分が本当に愛に溢れているのか知りたかった。
「馴れ初めはね、京都で……3年前かな。卒業制作で煮詰まって、気分転換の旅行へ行ったみたい」
1泊2日の小旅行、それも新撰組の史跡巡りツアーだ。ガイドの案内に従って進めばいいものを、つい道すがらにあった趣深い建築物を眺め、ひょいと鰻の寝床のような小道を覗き。気付けば逸れてしまっていたマリエッタは慌ててガイドを追いかけようとするのだけど。どこまでも似たような道ばかりが続く京都ではすぐに迷子になってしまい、途方に暮れていた。
「それでね、彼女が言うには『運命の相手』に助けてもらったって言うのよ」
助けてもらってキュンとした、なんて。確かに少女漫画でも鉄板の出逢い方だとは思う。
続きは大抵、もう会うこともない地元民だと思っていたら実は近所に住む別のツアー参加者だった――なんて展開で、再会することが確約されている気がする。
ところがマリエッタが出逢った運命の相手、
嶋村 直之
の場合は少し定番から外れていた。
なぜなら彼は、一時帰国していた留学生。惹かれ合った2人の間には、今でも14時間の時差があり、デートなんて年に数度。当然周囲の友達からも遠距離過ぎると心配されているらしい。
「ちょっと高校生の私には、考えられないスケールですね……」
「それは、まだこの人って相手に出逢ってないからじゃない?」
人の行動範囲なんて知れている。毎日の拠点になるところから毎週、毎月を移動しようとなると、それだけで時間も労力もかかるものだ。大人になったからって遠距離恋愛が乗り越えやすくなるわけでもない。
「会えないことですれ違うし、ケンカもする。でも、それは想い合わない理由にはならないんだって」
誰かに無謀だと言われたってナオを信じることが出来た。この3年、確かに彼と会えた時間は少ないけれど、会えたときの密度までが少なかったとは思わない。
「遠く離れているからこそ、逆につながり合える……そんな愛の育て方もあるみたい」
「いいですねっ! 近くにいても満たされないなんて我が儘を言う連中に聞かせてあげたいです。その格言を教えてくださった方にも、直接お話を伺いたかったなぁ」
熱心にメモを取っている少女は、本当に他人の話だと信じているようだ。
このままそういう形で話を終わらせてもいいけれど、全ての遠距離恋愛に今言った話が当てはまるわけではない。
「……聞いてくれる?」
照れくさそうに笑うマリエッタを見て、少女はやっとこれが経験談なのだと気付いたらしい。
今までは比較的良い面だけを伝えてみたが、ここからは少し苦労している点など辛い部分の話も織り交ぜて、決して遠距離恋愛が夢に溢れた物でないことも語っておこうか。
色々あった。それでも、この想いは変わらず2人で育めた。
だからどんな話をしたあとでも、マリエッタは微笑める。
「ナオのこと、大好きよ」
とびきりの笑顔で語られた遠距離恋愛のお話。
それは、卒業で離ればなれとなる恋人達が、勇気を貰える記事となった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年11月14日
参加申し込みの期限
2023年11月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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