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愛がサイコーにあふれてるっ!
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大学からの帰り道。寝子島高等学校の新聞部と名乗る少年に呼び止められた
倉前 七瀬
は、取材の概要を聞いて快諾をした。
母校の生徒が頑張っているならば、応じてあげるのがOBというもの。特に急ぎの用事があるでもなし、じっくり語ってあげたい気持ちもあるけれど……それを得意とするかは、また別の話だ。
「愛についての取材でしたよね」
何から話そうか。考えるポーズを取らずとも、七瀬の中で話題は決まっている。しかし、あまり同じ好みの人に会ったこともなく、説明が難しい気もした。
「僕の場合、本……というか活字が好きですね」
「活字、というとデザインがお好きなんですか?」
「うーん……読めれば、なんでも?」
1度読めば内容は覚えてしまうけれど、繰り返し読んでしまうのは活字が好きだからに他ならない。そこに物語性がなくても量があれば、辞典でもラップの歌詞カードでも、なんでもいい。
物珍しさに、新聞部の少年はペンを走らせた。やはり、本が好きなんてどこにでもいるタイプの話より、こういった話のほうがネタになるのだろう。
「なぜ活字に興味を持ったんですか? どんなところが好きとか、特に良かった物とか」
「えーっと……なぜ、なぜかというと……」
ここまで興味を持つ切っ掛けがあったはずだ。夢中で眺めてしまう、好きなところがあるはずなのに、七瀬はそれを思い出せない。思ったことを上手く話すのが苦手なのも相まって、七瀬は言葉尻を窄めて申し訳なさそうに呟くだけだ。
「うーん、好きなものは、好きだから好きとしか」
暫し沈黙が流れ、新聞部の少年が戸惑った顔を見せた。普段は空気を読まない七瀬でも、このままではOBとして面目ないことだけはわかる。
「あ、そうです!」
自分が力になれないのなら、代わりになる人を紹介すればいい。
――数十分後。
呼び出された
ウォルター・B
は、わくわくしている七瀬と緊張している新聞部の少年を前に思案顔を見せた。
「それで、愛について語れって?」
「はい! ウォルターさんの音楽愛について語ってほしいとですよ」
以前ウォルターは、
レコードについて珍しく興奮気味に語っていた
し、
CDショップで遭遇した
こともある。だから七瀬は、ウォルターが音楽を好きであると思っていたのだけれど。
「語れるほどでもないねぇ。今まで興味を持ったり失ったり、その時々だから」
立派なレコードプレイヤーもスピーカーもあるのだが、それらも祖母から邸を譲り受けたときそのままだ。使わなければ勿体ないと、メイドが児童文学のミュージカル楽曲を流しているのを耳にする程度で、自ら聞きたいと思うことは殆どなかったと言う。
「じゃあ、あの時話してくれたのは……?」
「ん~……まぁちょっと最近、切っ掛けがあってねぇ」
年季の入ったレコードを使うにはコツが必要で、その日の室温や気圧によって針の加減を変えねばならない。その微細な変化が気になるくらい、ウォルターは耳が良かった。
そして気分屋な彼は、何の気なしにレコードプレイヤーに触れて奥深さを知り、少し楽曲も興味を示すようになったらしい。
「それで、色々調べたら誰かに喋りたくなっちゃってさぁ。ま、いつまで続くかわからないけどねぇ」
音楽を聞いてるとメイドに驚かれるんだよ。そう話すウォルターは、新しい趣味を楽しみ始めているようにも見える。
ちょっと予想とは違ったけれど、これはこれで好きな……好きになりかけている物を話してくれるという、レアなところが見れたのかもしれない。
「あと、もう1つウォルターさんに聞きたいことが」
せっかくのテーマだしと思って、七瀬は思いきって
桐島 義弘
との関係について聞いてみようとした。
火のないところに煙は立たない……というか現に、
いい雰囲気になってた
気がするし、
後輩が本を描く
くらいには想像の余地がある、のかもしれない。
(どんな内容でしたっけ。たしか表紙は、こんな……)
何故か義弘から自分に置き換わっていたのは、仲の良さで負けたくないからだろうか。
「義弘先生と仲良しなんですか? 僕より仲良しですか? どんな感じの仲良しですか?」
「え、待って。桐島先生? 普通の同僚だよ。まあ……好みが被らなくて都合が良い間柄、かな」
頂き物を分けるときも、気を遣わなくていい。そんな意味が込められていた言葉は、それだけの意味ではない……のかもしれない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年11月14日
参加申し込みの期限
2023年11月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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