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【期末テスト】赤点? 満点?? 夏目前、四日間の死線
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●4日目:それぞれの打ち上げ:シャンテその2
♪ネコキュア! ネコキュア! ネコキュア! ネコキュア!
♪ネコちゃんでキュアキュア ふたりは! ネコッキュア~!
ネコキュア。それは、圭花が小さいころに夢中になった女児向けアニメ。しかも初代。
刷り込まれたそのメロディーは、十年近い年月を経ていても自然と出てくるのだからすごい。
サナリアナはサビのところだけ歌って、あとは圭花に任せている。
一番を終える頃にはノリノリになった圭花が、サナリアナの肘をつついて一緒に歌いなさいよとせっついた。
「えと……英語バージョンしか知らないんですけど」
「OKOK!」
こうして二番はサナリアナによる英語バージョン。負けず嫌いの圭花が日本語でユニゾンし、三番はネコキュア二ヵ国語版という奇跡の合唱が実現する。そう、この歌、三番まであるんです。
♪ネコちゃんでキュアキュア ふたりは! ネコッキュア~!
歌い上げたあとには、最高の満足感!
歌う前渋っていたのも忘れて「信じられないくらい気持ちよかった」と圭花は零したのだった。
◇
「失礼しまーす。お待たせしましたー」
凛が注文された食事を持ってきた。
ピザに焼きそば、たこ焼き、チャーハン、それからサラダ。それぞれ二皿も三皿もあるものだから、狭いテーブルがいっぱいになる。
「こんなに頼みましたっけ?」
七瀬がいうと、鋭二が当たり前な顔で答えた。
「あ、俺頼んだ。食うだろみんな?」
鋭二は結構大食いなのだ。凛がさらにポテトや唐揚げの乗った大皿を置く。
「えへへ、このパーティセットは、私からのサービスだよ!」
「いいの?」と寿美礼。
「うん! こういうアットホームなとこがシャンテのウリでもあるからね♪ ウチの店での打ち上げ、ぜひぜひ楽しんでいってくださいねー!」
そういって部屋を出て行こうとする凛の袖を鳴が引っ張った。
「ね、一曲くらい歌っていかない?」
「え、でも……」
「店長さんに何か言われてもあたしが無理矢理誘ったってことにするから。ね、いいでしょ?」
少し視線を揺らす凛に、軽音部仲間の優がマイクを差し出した。
「……歌ってけよ。俺も歌うんだから」
いつも気だるげな優も、テストが終わってすこしテンションが上がっているらしい。
凛は、「じゃ、一曲だけ」というとマイクを手に取った。
優が選んだ曲は、往年の英国ロックバンドの名バラードだった。アコースティックギターのメロディーが美しく、ギタリストなら一度は練習する曲で、もちろん凛もよく知っていた。
紡がれる英語の歌詞。
優は歌う。試験英語が苦手だって、こんなときは関係ない。だって歌は身体が覚えているものだから。
たいがい無気力そうにしていて、イベントでMCを務めたりするのも凛に引っ張られて仕方なく……という風を装っているけれど、軽音部員としての自覚は、じつはある。隠れて体力づくりをしたり、楽器や歌の練習をしたりという努力を優は人知れず行っていた。それに、MCをするだけあって元の声がいい。客を滾らせるだけの声量もある。つまりやればできるのだ。
「吾妻さんお上手ですね……」
サナリアナが感心して一緒に口ずさんだのを見て、凛は彼女の隣に席を移動するとマイクを共有した。
「本場の発音はやっぱりかっこいいね」
そういって凛が微笑むと、サナリアナは少し照れた。英語はサナリアナにとってなんでもないことだけれど、当たり前だと思っていることで褒められるとなんだかくすぐったかった。
◇
歌うより食べるの方に重きを置いていた鋭二の隣には四月が座っていて、タンバリンで場を盛り上げていた。その向こうには七瀬が座っていたのだが、彼がトイレに立った隙に四月はなにやらごそごそやっている。鋭二はそんな四月に話しかけた。
「なあ、常盤。常盤は夏休み、何か予定あるのか?」
「ふぇっ!?」四月はびくっとして振り返った。「え、あ、夏休み?」
「俺はさ、趣味でやってる民話の蒐集や調査をもっとしっかりやるつもりなんだけど、みんなはどうするのかなーと思って。そういやサービス授業んとき古事記の夢見たから読み返してみたんだけど結局試験に出なかったなあ……」
「古事記! あたしあれね、どうしてアマテラスが男じゃないのかっていつも思うんだよね!」
「はぁ?」
「だってアマテラスが男ならさ、アマテラス、ツクヨミ、スサノオのイケメン三兄弟になるじゃない?」
「はぁ……」
「太陽を司るお硬い系の長男、月を司るおだやかクール系な次男、海と嵐を――だったよね?――司る暴れ者の三男。三兄弟の確執。そして、愛! だとしたら……萌えない!? あああっ! どうして古代って眼鏡ないんだろ!」
「なんかだんだんヤバイからやめとけ」
「あはは、ごめん、夏休みだったね、そりゃあもちろんネコミケ……」
いいかけて四月はハッとした。
「あっ、やば! 原稿の締め切り明日!? 期末テストにかまけてすっかり忘れてたどうしようピンチだよ! まだ修羅場は終わってなかったあああ!?」
四月はあわわ、とカバンから原稿一式を取り出すと修羅場モードに突入した。
「えっ、四月さん〆切なの? よし、アシスタントやるよ~♪」
タルトの温かい申し出に四月は感涙して原稿の束を渡す。
「ありがとう! じゃあトーン、お願いしていい?」
次の瞬間、物珍しそうに見ていた鳴と目が合うと、四月は容赦なく彼女にも原稿を回す。
「え? あたし漫画なんて描いたことないけど大丈夫?」
「大丈夫ー。消しゴムかけてくれればいいだけだから」
消しゴムなら……と思って原稿を受けとり、鳴は絶句した。なぜならそこには、キラキラした眼鏡の男たちが組んず解れつしていたからだ!
「やー、ぬー描いちょるよ!」
思わず方言が出る鳴。しかし四月は聞いちゃいない。暇そうにしている優にも原稿を押し付ける。
「ここに背景お願い!」
「いや、素人に背景とか、ありえないだろ……」
「描ける! 吾妻君なら描けるよ! 描いてください! てか描けー!」
土下座して、下からだか上からだかわからない物言いでお願いする四月。
たしかに優はやればできる子だが、BL漫画の背景もやればできる、のか……?
「……知らねーぞ、おい……」
優は裸の男の背景に謎のサイケ模様を描き始める。
トイレから戻ってきた七瀬は、修羅場空間から間を取るように端の方に座った。そして巻き込まれないよう視線を外しながら思った。
(……さてと。僕はあんまり人前で歌うの得意やないですし、みんなの歌声を聴きながら読書でもしましょうかね。……ああ、でも今日はカバンに本、入れて来たやろか……)
そう思いつつカバンを開くと、そこには。
(……同人誌? 何故僕のカバンに? しかも……)
ウォルター先生×桐島先生本第二弾。
彼が本の虫でさえなかったら、ぱたりと閉じて見なかったふりをしただろう。
だが、本に好き嫌いのない彼は、本であれば何でも良かった。そして読んだ。本人より5割増しにカッコいいウォルター先生と桐島先生が、寝子高を舞台にあれこれやっちゃっているのを……!
四月がそれに気づいてわくわくと声を掛けてきた。……というのも、自作の同人誌をこっそり荷物に忍び込ませた犯人は四月だったのだ。
「あっ、倉前先輩! それ、どうでした?」
「どう……って、いや、同性同士の作品も別に偏見はないですが……感想……僕、読書感想文とかすごく苦手やけん、うまいこといえないですけど……えと、ふたりが結ばれて良かったんやないでしょうか」
「倉前先輩」
四月は生暖かい笑みを浮かべていった。
「ふたりが本当の意味で“結ばれる”のは、今描いてる第三弾デスヨ……!」
――と、そのとき。部屋のドアがドンドンとノックされて、2年生ふたりがなだれ込んできた!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
103人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月27日
参加申し込みの期限
2014年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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