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彷徨える寝子原人
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3.虫と蛇と蝙蝠と……
鍾乳洞内、虫ルート。寝子タブの資料から虫が多くいるとされる道は洞窟というよりは防空壕か土管の中を潜っているような錯覚すら覚える。
何よりもその通路は悪臭に満ちていた。
「狭いね」
片手に懐中電灯を持ち、先頭を歩く飛鳥。空いた手にはハンカチを持ち口と鼻を抑えている。
「そうだね。ま、臭いは覚悟していたけれどさ。おっと、飛鳥ちゃん。2、3歩先の足元注意だ」
彼女によって照らされた視界に注目しながら、注意深く指示を出すすばる。
彼が指摘した足元へと飛鳥が明かりを向けると、そこには10センチメートルほど小高く積み上げられた黒い固まりが蠢いていた。
「おおう、虫は平気、とはいってもピンポイントで照らすとなかなか……」
飛鳥はさして驚かずにその固まりを観察する。
「おっと、僕が見ようか」
マスクと手袋をしたすばるが蝙蝠の糞に集る昆虫や節足動物などを観察する為に飛鳥と場所を入れ替わる。
ルーペで観察しながら手慣れたようにピンセットで1匹1匹重なり合った生物群をはぎ取っていく。
「……ゴキ、ヤスデ、カマドウマ、トビムシ、クモ。数だけは多いな。ん……、なんだドウクツバエの幼虫か」
生物群からはぎ取られた虫が再度、糞に集るように蠢く姿は、それだけでも虫が苦手な人が見れば恐るべき光景であった。
「しかし、洞窟って涼しいって聞いていたけど暑いな」
彼の作業が終わるまでライトを照らしつつ、飛鳥がそんなことを呟く。
「湿度はもともと高いんだけど、生物の糞や生命体は熱を持つからね。後は地形的にも狭いというのも影響してるのかもしれない。……こいつも優占種か。んー、種分化が進んでて固有種がいたりすると面白いんだけど……」
彼女の疑問に答えつつも、念のために写真を撮っていくすばる。
「なんか食事の痕跡とか足跡とかあったりしない? 原人の食べ残しとか」
飛鳥は洞窟の壁に寄り掛かろうとするも、ムカデやその他の謎の虫たちが這い回っていることに気づき踏みとどまる。
「原人のものかは分からないけど、この虫たちよりも大きい生物が捕食したであろう後は見つけたよ」
すばるがピンセットでばらばらになった昆虫の破片を摘み上げる。
「おー、きっと奥に原人がいるに違いないよ!」
テンション高く飛鳥は狭い通路の奥の暗闇を指さす。
「進みながら1歩1歩調査するしかないからね」
調査を終えたすばるが立ち上がって同意する。
とはいえ、彼らの装備に不安がないというわけではなかった。
幸運にも彼らのルートは狭い通路上になっており、極端な傾斜や凹凸がないのは幸いだったが決して歩きやすいとは言いづらい。また、食糧や照明や服装の関係上、長時間の探索には不向きであった。
2、3時間後。彼らの探索行は順調のはずだった。進むペースは決して早くはないが慎重に進んだおかげで、今のところトラブルには見舞われていなかった。
「……しまったな、目印くらいは用意すべきだったか」
ふと、すばるがライトを持って後ろを振り向く。彼の口にくわえられたちくわがふにゃりと垂れる。
「ん、今まで1本道じゃなかった?」
ペットボトルのミネラルウォーターを飲みながら飛鳥が訊ねる。
「十字路やT字路なら気づいたかもしれないんだけどね」
すばるが飛鳥を先導して来た道を少し引き返す。
「あー……」
飛鳥が理解したように間延びした声を出す。
そこは『Y』字のような分岐をしていた。つまり、彼らはそのどちらかから来たことになる。
「通路が狭いが故に、見落としてしまったね」
冷静に分析をするすばる。空間として狭いが故に、周囲全体を照らしたりする必要がなかったのだ。
また、彼らはヘッドライトといったタイプではなく懐中電灯であった為に進行方向を意識して照らしていたことも原因の一つと言えるだろう。
「んー、確率でいえば2分の1だし、何とかなるんじゃ――」
飛鳥が明るく楽観視しようとしたその瞬間。
「なーご。……なぁご」
洞窟に相応しくない鳴き声。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
動物・自然
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月02日
参加申し込みの期限
2013年09月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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