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●立ち直ったハルコ
「ハルコさん、振り込め詐欺の返金手続きができること、ご存じですか?」
「そ、そんなことができるのかい!?」
突然の話に、寝耳に水と言わんばかりに驚く。
「銀行とかで返金の手続きをすれば、全額とはいきませんがお金が返ってくる場合もあるんです。申請が通るかどうかはわかりませんが、返金の手続きをしてみませんか?」
詐欺に遭った自分を責めている様子は真帆でなくても手に取るようにわかるが、どう話せば良いのかわからないので皆そっとしておいた。
だが、真帆だけは違う。見捨ててはおけないと、どうにかしてハルコを救いたかった。
「不安でしたら、学校を休んででもお付き合いします。だから、勇気を出して申請してみましょう」
話疲れて喉が渇いたので、真帆は自販機でジュースを買って飲むことに。
小銭入れから100円玉を取り出し、自販機に入れようとしたら手が滑って下に入り込んでしまった。
「取れるでしょうか」
覗き込むと、手が入るかどうかわかりづらい隙間に転がり落ちていた。
どうにかして拾おうとする真帆だったが、手が100円玉がある場所まで届かない。それでも、諦めずに拾おうと頑張っている。
「取れないんだったら、諦めるしかないだろう。もうやめたらどうだい?」
「そんなのは嫌です。手で取るのが駄目なら、他の方法を考えます」
「何で……何でそんなに必死になって拾おうとするんだい? 諦めてしまえば、楽になるんじゃないかい?」
俺俺詐欺に遭った時、お金を取り戻せるなら取り戻したいと思ったこともあった。
そうしたかったが、自分の力ではどうにもならないとわかりきっていたので諦め、いつも自分を責め続けた。
(そんなことしても駄目なことはわかってるけど……でも……それでもあたしは……)
詐欺に遭ったと知っても、ケンゾウは怒鳴りもせず、ハルコを責めもしなかった。やっちまったことはしゃあねえと言われたほどだ。
サービスカウンターで定規を借り、どうにかして小銭を取り戻して「取れました!」と笑顔で100円玉を見せる真帆を見て、この子のように頑張ればお金が戻ってくるかもしれないと考え直すハルコだった。
「真帆ちゃん……だっけ。あんたがさっき言った返金の話、本当なのかい?」
「手続きができる、というのは本当です。駄目もとで銀行に行ってみませんか? さっきも言いましたが、不安でしたらお付き合いしますから」
「……わかった。あたしも情けないねえ。孫より年下な子に慰められるなんて」
嬉しいからなのか、情けなくなったからなのか、ハルコの頬に涙が伝う。
「お前ら、そんなとこで何やってるんだ?」
大工班の手伝いを抜け出し、飲み物とアイスを大量に買い込みに来た
クロウディア・W
が2人を見かけたので声をかけた。
「ハルコさんと休憩しているだけですよ。クロウディアさんは?」
「頑張っているお人好しの奴らに、これを差し入れしようと思ってな。倒れられちゃたまらん」
それもあるが、先輩の優しさ、幅の広さを見せるのもある。
「働くと腹減るし、疲れもする。気苦労で疲れる場合もある。ハルコさん、しんどくなったら、俺らを頼ってくれ。そのための手伝いなんだから」
「そうですよ。だから、私達に甘えてください。あまり遅くなると、皆が心配しますから早く帰りましょう。その前に、クロウディアさんの差し入れを買うのを付き合いましょう」
「ありがとう、2人とも。あたしも、あんた達に負けないよう頑張るよ。差し入れだけど、お金はあたしが出すよ。それくらいのことはさせておくれ」
どうしようかと悩んだが、クロウディアはお言葉に甘えて支払ってもらうことにした。
「さ、行くよ。早く買って帰ろう。遅くなると、アイスが溶けちまうよ」
初めて見るハルコの笑顔に、もう大丈夫だろうと安心した真帆は自分のことのように嬉しくなった。
真帆達が帰ると、大工班の面々は外観の見栄えを良くしようと額に汗しながら一所懸命頑張っている。
「やれやれ、散らかってるなあ」
材木を切った時に出たゴミを、箒で集めながら
逆巻 天野
はぼやく。
手先は器用なのだが、散乱しているのは好きではない。それに、作業の邪魔になる。
他の皆の作業がはかどるよう、無駄のない動きでせっせと清掃。
その中で特に清掃しているのは、新しい板をノコギリで寸法通りに切っている
御剣 刀
、テーブルと椅子を修繕をしている
宇佐見 望月
の周辺だった。
畑生 言嗣
は、鍛えるのには丁度良いと刀が切った板や材木を外装修繕中の
初島 優
のところへ運搬。
「皆、差し入れ持ってきたぞ」
クロウディアが差し出した買い物袋に真っ先に飛び込んできた
後木 真央
は、何があるのかと覗き込む。
「アイスと冷たい飲み物なのだ~。真央ちゃんはチョコマーブルアイスをもらうのだ~」
「さ、飲んで食って休憩してくれ。倒れたら元も子もないぞ?」
それを言われては……とスポーツドリンクのペットボトルをもらう
邪衣 士
。
「お気遣い、ありがとうございます。お言葉に甘えていただきます」
森 蓮
は麦茶のペットボトルを手にし、頭を下げて礼を言った。
「あたしから頑張っている皆への差し入れだよ。あんた達のおかげで、うみねこ、少しずつ綺麗になっていったね。新装開店まで頑張っておくれ」
若い子達には負けられない、とハルコは台所に戻り、新メニュー開発班の手伝いをしに。
真帆の話は、頑なに閉ざされたハルコの心を開くことができたようだ。
「アイスを食べ終わったら、俺、作業に戻るねー。ハルコさん、ありがとうー」
「優ちゃん、口元にアイスがついているのだ~」
それを見た大工班と真帆は、クスクス笑う。
「私、他の班の人達にも差し入れをするわね」
私も頑張ろう、とますますやる気が出てきた真帆だった。
外が笑い声で賑やかな頃、修はろっこんを使って作業をしたがっていたのだが、良く考えると対象を分解する能力なので修繕には向いていない。
どうしようかと悩んだので、これを使うと良いよと優がカンナを貸してくれたので使い方を教わり、それを使って薄く、軽く、丁寧に削っていく。
(是非分解がしたかったのだが、壊してしまうかもしれないからな)
自分でやると言い出したからには、最後まで責任もって仕上げようと黙々と作業を。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
カターレ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月22日
参加申し込みの期限
2013年07月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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