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【星幽塔】第一階層 マイ・フェイタル・シャドウ
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砦の最上階では、癒しの光を宿した矢を放つ兵を率いる
風雲児 轟
の姿があった。
「馬鹿な、ぺルラ隊が押されてるだと!?」
戦場を俯瞰できる場所に陣取る風雲児は、地の利を活かして支援攻撃に徹していた。
そして、屈強なファランクス陣形の一部が徐々に後退しているのを肉眼で確認していた。
「む? なんだ? 黒い光……? もしかして、敵の中に呪術師がいるのか?」
風雲児がつぶさに目を凝らせば、ファランクス陣形へ押し寄せる竜牙兵たちの後方で、黒い星の光を行使するローブを纏った竜牙兵の姿を発見!
「あれか! おい、みんな! 黒い光を放つローブを纏った竜牙兵が味方を弱体化させているみたいだ! 弓兵の処理の前にそいつらを倒すぞ! 癒しの矢を放て!」
癒しの光を宿した弓兵20人による一斉掃射!
白い光の雨は陣形前に群がる竜牙兵ごと呪術師に突き刺さると、被弾させた部分を浄化させて砂状の灰へ変えてゆく。
更に第二、第三の矢の雨が降り注げば、撃ち抜かれた竜牙兵たちは完全に風化していった!
「みんな! 癒しの光が絶大な効果を発揮するのは先の戦いでわかってる。つまり当たれば倒せる!」
「「っしゃああああっ!」」
「防御は獅子目のろっこんをコピーした兵士たちがいる! 疲れたら癒しの光で回復するぜ!」
風雲児隊は防御と攻撃を両立させるバランス型で、長期戦に強い編成だ。
ここで小犬丸がろっこん『お側に侍るをお許しください』によって瞬間移動していた。
「定期巡回でござる! 風雲児殿! 御無事でござるか!? 星の滴と
しーえいち
の補給でござるよ!」
「おお、小犬丸! ちょうどいいところに来たぜ!」
小犬丸の抱える
大包
から出した補給物資を受け取りつつ、風雲児は戦場を指差す。指差す先には、あの呪術師の姿があった。
個体数はさほど多くなく、戦場を隠れるように移動している呪術師。
特に目の前の戦闘に躍起になっている場合、兵士たち当事者は妨害者の存在まで気が回りにくい。
この発見は風雲児のように全体を俯瞰できる存在の手柄である。
「小犬丸、見ろ。敵の中に呪術師がいる。俺達や兵士たちの力を奪って弱体化させてくるから気を付けろ。この事を戦場のみんなに知らせてくれ!」
「承知致した! では、すぐにこの事を知らせて参る! ぺるら殿、お側に侍るをお許しください!」
小犬丸が対象の名前と発動条件の詠唱を唱え、柏手を打てば、再び彼は瞬間移動してゆく。
戦場に目を移せば、既にぺルラと小犬丸が接触をしていた。
忍布
を身に纏った小犬丸は、まさに現代の忍者であった。
新田兄弟は戦況を見守りながらどう動くか決めあぐねていた。
当初、彼らはフランチェスカが遊撃すると想定して護衛に志願した。
だが、獅子目をはじめとする数名の説得と釘差しにより、今、フランチェスカは砦の外へ出撃することはなくなった。
そうなると思いのほか砦の守りによって危険な目に遭うことがなくなる。
それ自体は非常によろしい事なのだが、戦場で暴れようと画策していた妹の樹にとっては前回の戦い同様、とてもストレスの溜まる状況である。
樹は砦の外で懸命に敵を足止めするぺルラ隊を砦の壁の上から眺めて拗ねていた。
「兄さん、なんか、思っていた状況と違う……! あと私たち、出番が少ない……」
「あのな、樹……」
兄の亮は溜息の後に
雷神の腕輪
から雷撃を放って砦の外の竜牙兵たちを消し炭にした。
「砦の中とはいえ、フランチェスカと俺達は砦の壁の上から狙撃している以上は敵の弓や魔法に狙われるんだ。俺や獅子目が星の力で起こした風で軌道を逸らさないといけないし、弓兵と魔術師は発見したら攻撃しないといけないのは分かってるだろう? 出番はあるじゃないか」
「もう、分かってる、分かってるって!」
樹はむくれながらろっこん『箱庭(リトルガーデン)』を使用。
すると戦場にいた竜牙兵の集団が忽然と消えたかと思えば、別の竜牙兵の部隊の真上に降ってきたではないか!
そのまま両部隊は激突! 一瞬にして骨の山が築き上げられた。
「ほら、ちゃんと仕事してますー。私のろっこんなら敵部隊丸々ひとつを『50m上空に瞬間移動』させて別部隊の上に落とせば一網打尽だよ。私のろっこんをコピーした兵士さんたちもやってみてね?」
兵士たちも言われるがままに、虹の光でコピーした樹のろっこんで竜牙兵を空から降らせてぶつけてゆく。
「うわ、雑な攻略方法だな……」
呆れた亮は骨の山へ落雷を落として燃やし尽くしてゆく。
だが、まとまった数の竜牙兵を瞬間移動させて、更にその集団をそのまま武器に転用できる樹のろっこんは合理的である。
とはいえ『いやっふー! 戦場でフランチェスカを護衛しつつ無双できるなんてアガる~!!』と期待していた本人としては、この地味な攻撃方法はご不満な模様。
「ちょ、雑って失礼だよ!? 一応、最初から考えていた作戦だし! ていうか、さっきの作戦、駄目駄目だったね……」
「ああ、あれか……」
亮は思わず遠くを眺めてしまうほど深い溜息を吐いてしまう。
開戦直後、新田兄妹は連携攻撃を試みていた。
兄の亮が緑の星の力で風を起こし、妹の樹が白の癒しの力を発動させて風に乗せようとしたのだ。
こうすることで風に乗った癒しの力が味方を癒しつつ竜牙兵を広域浄化できると考えたのだ。
だが、実際に試したところ、強風が吹いた後に樹の真向かいに居た亮の体力が回復しただけだった。
つまり、風(大気)に癒しの力を宿す事は出来なかった。
それを見ていたフランチェスカが「星の力は基本的には身に着けているものや自身の体に宿すものですので……」と苦笑い。
なるほど、確かに、大気は身に着けるものではない。
「まぁ、あれが実現できていれば、既に誰かがやっていてもおかしくないよな。そういう話が作戦会議の時に出てこなかったってことは、もとより出来なかったってことなんだろう」
亮が自嘲気味にフッと思い出し笑い。
「兄さん元気出して……! 私だって
一寸法師(照らした物を手の平大のプラスチック玩具に変化させる特殊な懐中電灯)
で
火炎瓶
をたくさん作ってみたけど、出番がなさそうだし!」
「お、おう。ちなみにそれ、いっぺんに投げるなよ? 外で戦っている奴にあったったら目も当てられないからな?」
「わ、分かってるよ……。この火炎瓶、ろっこんで敵の頭上へ瞬間移動させたら焼夷弾にならないかなーって考えてたりしてないから!」
「それ絶対考えていた奴だろ……! 間違っても絨毯爆撃なんてやるなよ?」
飛んできた弓兵の矢を魔風の力で吹き飛ばした亮がジト目で前科のある妹を睨む。
とはいえ、樹が森を焼き払ったがゆえに月影塔の復活が早まり、月影塔とサジタリオ城までの間が開けた土地になったので、悪い事ばかりではなかったのだが。
「もしもそれをやるなら、爆撃を一身に受けるほどデカい竜牙兵が出てこない限り、出番がないな」
睨まれた樹は苦笑いしながらたじろいだ。
「あははは……、そうだよねー。どっかのRPGゲームみたいに雑魚が集まって合体して巨大化~っとかあり得ないよね?」
「……」
「……」
新田兄妹は互いの顔を見詰めて黙りこくった。
虫の知らせ、というべき予兆。
「ありえるよな」
「ありえるよね」
「おい、頼むから手を動かしてくれないか?」
手が止まっている新田兄妹に、獅子目が小言を言わざるを得なかった。
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シナリオジャンル
SF・ファンタジー
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神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月24日
参加申し込みの期限
2018年10月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月01日 11時00分
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