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携帯戦記カプセルギア 第二話「しのびよる影!!」
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【暴走! カプセルギア】
「ハーッハッハッハッハ!! よく来てくれたね、よい子たち!!」
『CAPGEAR MEIJIN』はノーマルヘッド型のマスクをすっぽりとかぶり、集まった子どもたちへ陽気な声を響かせました。
今日は青空の下、カプセルギアのイベントが行われているのです。その名も『よいこのカプセルギアきょうしつ』!
MEIJINも、子どもたちも、しりません……カプセルギアというひとつのオモチャを巡る運命が、この日、大きく変わろうとしていたことを。
「……なあ奈々美。取材馬鹿もいい加減にしとけよな……お前マジ受験どうすんだよ? 正直こんなとこに遊びに来てる余裕は全く」
「んなことゆうて、勇樹もカプセルギア持ってきてるやろ?」
ぎくりとした
赤羽 勇樹
。にやにや笑う幼なじみ、
鍋島 奈々美
のご指摘どおり、彼の懐には相棒がきっちりと収まっております。彼もまた、カプセルギアにハマってしまったひとりなのでした。
勇樹はちょっぴり顔を赤くしつつ、
「ま、まああれだ。ほら……うん。たまには息抜きも必要だよな! べ、別にカプセルギアのイベントだから付き合ってやってるわけじゃないんだからな!」
「ツンデレっとる場合やないで、MEIJINしゃべっとるやん」
「なに!? いきなり聞き逃した! なんだ、なんて言ったんだ!?」
「安心しい、まだアイサツしたとこやで」
奈々美はくすりと笑みを漏らします。兄妹のような間柄の彼がなにかにのめり込んでいる姿を見るのは、奈々美にも嬉しかったりするのでしょう。
MEIJINが愛機を取り出したところで、ふたりのお隣に立っていた
北 影太郎
がふと、ぽつりと言いました。
「カプギアのプロか……ああいうのって、会社の宣伝の人がやってるのがお約束だよね」
「そーかもしれへんけど、言わんといてあげて」
とはいえもちろん、影太郎もまたイベントを楽しみにやってきたひとりです。
「まっ、だからこそ詳しいし上手いんだろうけど。今日はMEIJINから、バッチリ情報やテクニックをゲットしないとな! こいつを上手く動かしてやるためにも……」
影太郎が愛機、『
ルナティックシェード
』を取り出して手のひらへ乗せた……ところで。
「ん……? なんか様子が」
「どうしたメイジンダー? 子どもたちに私たちのカッコイイところを見せて、どわああああ!?」
カプセルギアがギアマスターの手を離れ、見境なく暴走を始めたのは、まさにその時でした。
「げっ、なんやこれ!? 勇樹!」
「クソ! 良く分からないが、とにかく迎撃するしかない! これが初陣とか激しく不安だが……」
「いくぞ、『
ジャッジメント
』!
これより正義を執行するッ!」
MEIJINは確かに名人ではありますけれど、そのお手並みを披露する前に、彼の愛機『メイジンダーX』は大暴走! あちこちへビームを放ち、ロケットパンチを飛ばし、破壊活動に勤しんでいます。
彼はノーマルヘッドな頭を抱えて、
「なんてことだ、私の……私のカプセルギアが!! いったいなにがどうなっているんだ、聞いてないぞ!? 私はいったいどうしたら、あわわわわ」
「……意外と頼りないおじさんだな」
岩木 拓磨
は、仏頂面。カプギアについては右に出る者のないスゴイ人、だと思っていたMEIJINがあたふたしている姿を見て、ちょっぴり幻滅です。
こんな時、柔軟に対応できるのはむしろ、子どもたちのほうであったようです。
「ギアの攻撃が……実際に当たってる? MEIJINの慌てようを見ると、イベントの演出ってわけでもなさそうだな」
拓磨はあくまで冷静でした。すぐにも自分のカプセルギアを取り出すと、端末にカプセルギア専用オペレーション・システム、A.I.C.O.を起動します。
「……? いつものナビゲーションボイスがないな」
普段なら音声であれこれと情報を伝えてくれるA.I.C.O.ですけれど、なぜだか今は沈黙したまま。カプセルギアの暴走に関係があるのでしょうか?
とはいえどうやら、操縦することはできるようです。
「良く分からないけど。ともかく、ギアの暴走はギアで止めるしかない」
イベント会場であったはずの公園内は、いまや戦場、敵味方の入り乱れる巨大なバトルフィールドです。多くの子どもたちのカプセルギアがマスターの手を離れ、ひとり勝手に動き回っては銃弾を放ち、剣を振るっては樹々やベンチを切り裂いています。
カプセルギアは、子どものためのオモチャのはず。こんな機能が備わっているわけはないというのに……!
「誰だってギアで悲しい思いはしたくないし、俺だってしたくないからな。
全力で止めるぞ……『
トリプルスリー
』!」
突き動かすのは彼の持つ、ごくシンプルな正義感です。タクの号令で、安全ヘルメットにクギバットを構えたカプセルギア、愛機トリプルスリーが出撃します。
まずは正面、慌てふためいている小さな男の子と暴走ギアめがけ、突撃!
「うわぁ、僕のギアがかってにうごいてるー! わあ、撃っちゃダメ、壊しちゃダメ……!」
「どいてろ!」
ずざざーっと鋭いスライディングからの、強烈フルスイング! かっきーん!
カプセルギア同士の戦いなら、本来のバトルと同様、機体が実際に傷ついてしまうこともありません。それに、ツーベースヒット級の打撃で男の子の手のひらまで吹っ飛んだギアは、
「あっ! 僕のギアがもとに戻ったよ、にいちゃんありがとう!」
「いいよ。それより気をつけろよ、まだまだいるぞ」
ギアでギアを倒せば、暴走は止められるようです。拓磨はようやくにして状況を把握し、うむっとうなずきます。
「やることがシンプルなのはいいよな……おっ」
「どけどけーっガキどもー! 巻き込まれても知らんですよ!」
ずずん……っ!! という地響きが聞こえてきそうな超重量級カプセルギアを操るのは、
大江戸 マンモス
! 本名です。
飛行タイプの暴走ギアがビーム弾を放つも、愛機『
ぐれーと☆まんもす
』は微動だにせず。重装甲でいともたやすく攻撃を弾くと、マンモスは赤毛のウルフカットをはためかせつつA.I.C.O.のバーチャルパッドへしゅぱんっ、指を滑らせます。
ぐれーと☆まんもすのボディに備えられたミサイルハッチがぱかぱか次々に開き、しゅどどどどんっ! 煙を引いて飛ぶ無数のミサイルは、あっという間にあたりをホログラムの爆炎で包み込んでしまいました。
「すっげ……」
「こいつはガキには扱えない、超マニア向けCG(カプセルギア)! 普段はもっと濃い、ゴリゴリのマニアたちのいわゆる『大きなおともだち』を相手にしてるんで、公園のガキどもなんて相手にしないんですけどね」
ふふんっと鼻たかだか、なんだか高圧的ですけれど……ともかく彼女も、手伝ってくれるようです。
「このCG暴走事件、ギアマスターとして放っておくわけにはいきませんね。この超ド級CGぐれーと☆まんもすの力、存分に見せつけてやりましょう!」
「頼もしいな。俺たちもやるぞ、トリプルスリー」
ぐれーと☆まんもすの装甲を盾に暴走ギアの攻撃をしのぎ、トリプルスリーは敵機めがけて駆け抜けます。
公園はあっという間に、大乱戦へと突入していくのでした。
「子どものオモチャで世界征服? いやいやただの故障ってセンも……」
事件の裏にひそむ陰謀へ頭を巡らせる、ヒーロー志望の影太郎。
勇樹ことギアマスターネーム・ジャスティスは、奈々美をかばい暴走ギアの銃弾から遠ざけつつ、
「原因の究明とかそういうのは後だ! 今はとにかく、このギアたちをなんとかしよう!」
ジャッジメントのガトリングガンから、燃え盛る炎弾を連射連射! ギアたちのレッグパーツを主に狙い撃ちして、動きを鈍らせていきます。
なるべく被害が少ないように……という彼なりの正義に基づく行動で、A.I.C.O.のダメージ計算システムによって勝敗が決まるギアバトルでは、あまり意味のない配慮であったのは確かです。カプセルギア同士の戦いで、カプセルギアが傷つくことはないのです。
けれど彼の信念は結果的に、敵機の機動力を大きく落とすことに成功していました。
「奈々美! MEIJINを安全なところに!」
勇樹が指差した先には、おろおろするCAPGEAR MEIJINの姿。
「よしきた! おっちゃん、こっちや!」
ひとまず取材は後回し、弾かれるように駆けだした奈々美を勇樹は炎弾の雨で援護し、
「どっちにしても、だ!」
影太郎は、笑います。
なぜこんなことに? 気になるところではありますけれど、迷っている暇はありません。
影太郎もまたこの場にあっては、ひとりのギアマスターです。そして周りでは、同じ年頃の子どもたちが慌てふためき、悲しい声を上げています。
「これからダチになるかもしれないヤツらの相棒が、モノを壊したり誰かを傷つけたりなんて……そんなこと、させらんねぇからな!」
スマホをスワイプ。ルナティックシェードは左腕のシールド一体型五連ボウガンを乱射しながら、前のめりに踏み込みます。
「行くぜぇ、相棒ッ!!」
──この日起こった出来事は、どこにも、なにも記録されてはいません。
すべての顛末は、子どもたちだけが知っているのです。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月18日
参加申し込みの期限
2017年12月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月25日 11時00分
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