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<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:05・九夜山の対クローネ戦……展望台広場(5)●
【九夜山:頂上展望台】
「全員、あたしから離れろおっ! 今すぐにだ!」
獅子島 市子
の怒鳴り声と同時に、広場にいた全ての幽体生徒が、いっせいに空に向かって舞い上がった。
握 利平
や
骨削 瓢
はもちろん、
小山内 海
と
桜庭 円
、
御剣 刀
と
宮祀 智瑜
、
黒依 アリーセ
と
桃川 圭花
、そして木陰に身を隠していた
新田 亮
もだ。市子のろっこんが万一暴走させられた場合の、その浄化が及ぶ効果範囲が分からない。だから全員が、全速力でその空域を離脱する。出来るだけ遠くへ、一刻も早く。
そして2人のクローネから放たれる2本の羽根、
「これは絶対に防ぐ……市子ちゃんの暴走は!」
唸りを上げて市子を襲う、その軌跡の1つに向かって、
飛吹 蓮太郎
が猛然とダッシュしていた。脱いだ黒ジャケットを横から投げて、その羽根を絡め取り、
「あと、1本……!」
そしてほぼ同時に、
恵御納 久隆
が市子の前に躍り出て、その巨体を盾にもう1本の着弾を防いでいた。胸板に突き刺さった羽根をすぐさま折り捨てると、市子の方を振り向き言う。
「すぐに次の攻撃が来る。獅子島さんはここから退避してくれ」
「お……おう。サンキュ。や、でもあんたは?」
「私は『ひと』だから、ろっこんを暴走させられる心配はない。
君達の盾になら、幾らでもなる」
市子は四の五の言わずに頷き、すぐに身を翻して後方にいる
新江 天懸
の所まで退避する。余裕たっぷりに攻撃の手を休めて、そのやり取りを聞いていたクローネ2人が、ニヤニヤ笑いながら久隆に言う。
「ちょっとぅ。市子ちゃんも久隆ちゃんも、うちのカラスさんチームでしょ?」
『私の部下なのに、何でちゃんと私の言うコト聞かないのよぅ〜』
「悲しいわぁ〜、しくしく。……ま、裏切るなんてことは、とっくに分かってたけどぉ!」
それを聞いて、蓮太郎が思い出す。
(このループは5周目だって、さっき彼女達も言ってたっけ)
きっと前の周回でも市子や久隆は、クローネ部下の立場を返上する行動をしたのだ。記憶があるクローネはそのことを承知した上でなお、2人の心を揺さぶり、弄ぶような真似をしている。
思えば、スタジアムの踏み絵や人質交換も、そうだった。クローネはいつも人の心を試し、その迷いや葛藤を娯楽にしては、愉しんでいる。
(……つくづく、悪趣味な神様だね)
「言ったでしょ〜? あんた達が裏切ろうと何をしようと、全部お見通しだって」
『そう、全ての周回の記憶を持ってる私達には、何をしても無駄なのよぉ〜ん♪』
調子に乗ってまたそんなことを声高に喋っているクローネ達に、けれども蓮太郎はゆっくりと言った。
「でも。君は、スタジアムで負けたそうじゃないか」
「
「んがっ!?」
」
図星を指されて、目を白黒させている2人に、なおも蓮太郎は続ける。
「ここに来る前に、スタジアムでの出来事も他の人から大体は聞いたよ。
僕が何十回、あそこで絶望させられたのかもね……」
正確な記憶こそ無いけど、これと
似たようなやり取りもきっと、スタジアムでした
のだろう。いい加減デジャヴに感じるぐらいだ。
けれども、蓮太郎はきっぱりとこう語る。
「でも、僕はもう絶望しない。
例えこれが何十周目、何百回目のループだって聞かされても、
クローネ、僕はもう……不思議と絶望を感じられないんだ。
前のループの皆が、何度も僕達を助けるチャンスを作ってくれた──
そう思えば、絶望なんてしない」
「飛吹……さん?」
オリジナルの対クローネ戦で、最後まで一緒に戦った久隆が、まじまじと蓮太郎の方を見つめる。あの時とまさに同じ場所、同じ時間にいる筈なのに、ずいぶん彼が変わったように感じられたからだ。その久隆に、力強く蓮太郎も頷き返し、そして2人のクローネに向き直って宣言する。
「僕も本当はもっと楽しみたいけど、僕や息子の恩人達を
最初から亡き者にするのは悲しいから……
いい加減、元に戻してこの世界から帰らせてもらうよ」
「アッハハハハ! くっだらない御託はいいのよ〜ぅ!」
『やれるものなら! 実力でテオくんを取り返してみせなさ〜い!』
そのクローネ達の嘲笑に負けない大声で、蓮太郎と久隆の後方から声が飛ぶ。先ほど市子と合流して彼女を保護した、
新江 天懸
だ。
「すまねえ! 俺のろっこんも暴走させられる訳には
いかねーから、そっちの前線には出れねえ……
ただ気絶してるその猫を起こさずに、そのままの状態で運ぶ手段ならある。
どうにかしてその猫を取り返せたら、俺の所まで連れて来てくれ!」
敵も聞いているから詳細は述べないが、新江はテオをガラスの猫にして運ぶつもりなのだ。安全な場所に匿えたら、テオのガラス化を解除する。ガラスになっている間はテオも目を覚まさず、羽根が刺さってもクローネに暴走させられる心配がない。
「分かりました。テオを奪還したら、新江さんにお渡しすれば良いのですね」
話を聞いていた
常闇 月
、
呉井 陽太
の2人も新江の提案に頷き、改めてクローネ達に向かう。
「私の日常を、フツウを傷つけ壊そうという存在は……
排除します。それが例え、神であろうとも……」
「ああ、そうだね。クローネ……キミだけに都合のいい世界に興味はないよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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