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<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:05・九夜山の対クローネ戦……展望台広場(4)●
【九夜山:頂上展望台】
「えっ、ヨハンくん!?」
地面に倒れているヨハンの姿を見て、
飛吹 蓮太郎
が声を上げた。交戦中だった
ミッシェル・ナイスゲイ
から距離を取り、素早く状況を確認する。傍らに舞い降りているアリーセの顔色を見る限りでは、ヨハンは戦闘続行は到底不可能な様子だった。
味方から、まず1人が脱落。
(また、こんな……)
味方が次々に減っていき、最後には蓮太郎1人だけになってしまった初戦のあの悪夢が、じわ……と染みのように思い出される。メンバーの顔ぶれが替わっただけで、またしても同じことが繰り返されるのか。
「あは〜ん、いつまでも逃げてちゃイヤ〜ン。
クローネちゃんに楯突くもれいびは、投げブッチューでおしおきよん♪」
投げキッスのモーションで、ミッシェルが投げてくる羽根ダーツを、蓮太郎は盾にした黒ジャケットで必死に払い除けながら、この状況を打開できる手を考える。
(僕にも何か、ろっこんがある筈なんだ。せめてそれが何か分かれば……!)
一方、その空の上では、幽体の
小山内 海
と
宮祀 智瑜
がふよふよと所在なく浮き、やはり我が身の無力を噛みしめている所だった。海たちは実体すら無いので、目の前でクローネRが地上を爆撃するのを見ても、ただ指をくわえて見ていることしかできない。
『どうしよう 触ろうとしても すり抜けちゃうし
これじゃ やれることなんて 何も……』
智瑜もまた、唇を噛みしめながら苦しそうに、
「私もテオを、助けたいです。何か出来る事はないのでしょうか」
その時だ。地上を見下ろしていた海が、あれっと首を傾げた。
『円ちゃんだ なにしてるんだろ』
その言葉に智瑜も下を覗き込めば、人型のクローネLの方に、
桜庭 円
が纏わり付いている。こちらの2人と同様に幽体状態なのだけど、半透明に透けてるのをいいことに、クローネの身体の中に出たり入ったりしてるのだ。キー!と癇癪を起こしたクローネが円を掴もうとするが、その手はむなしく空を切るだけ。
(あっ、そっか……こっちから触れないってことは、
向こうからも触れないってことだから)
海が目を見開く。いろいろやって向こうの注意を引いても、こちらは被害ゼロだ。
『円ちゃん 私もまざるよ』
ぴゅるるる……と一目散に降りていった海が、同様にクローネLの身体にぴたりと重なり、円と2人で息を合わせて、
「せーの……千手観音〜!」
「って、鬱陶しいわーー!」
とクローネが暴れようが怒鳴られようがへっちゃら、こっちは痛くも痒くもないのだ。
「よし海ちゃん、今度は一緒に踊ろう。なにか音楽ある?」
円に言われて海が携帯の曲をかけ(スケッチブックと同じく所持品の携帯も操作できた)、アイドルグループDOG110のヒットソングをバックに、ノリノリでダンス!
「幽体の特権だねっ。はい、クローネも一緒に!」
「って、何がご一緒によぅ! うるさい煩いっ! やめなさいよ、あんた達ぃ!」
金切り声を上げるクローネLの身体をステージ(?)に、踊りまくる円と海の2人を、智瑜の方はぽかーんと呆気に取られて見下ろしていたけど。やがて自分にも同じことが出来るって気が付いて、
「わ、私も頑張りますっ。視界を遮ったりするぐらいなら……!」
とこちらは、カラスのクローネRの目の前を横切ったりうろうろしたりして、地上の月たちへの羽根攻撃を妨害する。そこに
御剣 刀
も飛んで来て、智瑜に協力してくれた。
「クローネ、お前分身も出来るんだ……本当に何でもありだな。
いや、なんかアメーバーみたいだな、中々スゲーわ。
なんで今までやらなかったんだ?」
とまくし立てる御剣に、こちらのクローネも苛々しながら、
『うるさいわね、それを教えてあげるほど、私は親切じゃないわ〜』
「ふ〜ん……いやホント、お前ここまでして何がしたいの?
分からないから教えて欲しいわ。
駄目ならアレだ、俺の手が届いたら教えてくれよ……
ほらほら、クローネさんは俺程度の奴に触られたりはしないでしょ?」
さらに地上では、円や海とバトンタッチして、
骨削 瓢
と
握 利平
の2人も、クローネLへの嫌がらせ(?)に加わっていた。目の前に現れた道化者の姿を見て、クローネが馬鹿なと目を剥く。
「そんな……、あんたは前回テオの力で基本世界に強制送還されたはずじゃ……」
「チャリで来た!!!!」
何で送還されたとか、クローネが知ってるんだろ……。ともかく
骨削 瓢
、再びこのループ世界に、根性と執念で再降臨(実際には、入学式方面の時間軸から跳んできたみたいだけど)。
「細かいことはいいんだよぃ。とにかくあっしは頭にきてるんだ、
誰が死のうが何が滅ぼうが興味ないが、
今回はおたくらへの嫌がらせの為だけに来たよぃ!」
「あっし怒らせると面倒くさいよ〜?」
とこちらもやっぱり、幽体状態になっているのをいいことに、堂々と正面からクローネに接触し、これまでの不満と鬱憤をぶちまける。
「幾度となくつるんできたのに、ここ最近の冷遇っぷりは何だい?
あっしへの待遇の改善を要求するよ、この神畜生!
前回は強制送還されるし、神ごときがつけ上がるんじゃないよぃ!」
「いやだから送り返したのはテオだし、私ソレ、関係ないわよね……?」
「うっさいわー! 労基に訴え出るぞーこの初老ー、あ、既に老か」
と骨削は自前のプラカードを掲げて、やいのやいのと猛抗議。ネタが尽きると、
「おっとこんなところに白髪が」
「おにく垂れてるよダイエット失敗した?」
と直球な悪口や罵詈雑言を浴びせて、クローネの怒りを煽りまくる。
(攻撃できない代わりにされもしないんだ、
このままひたすら纏わりついて精神的ダメージ与えてやるよぃ!)
そして真打ち、あの男の登場だ。
「ふっ、クローネ、お前が神だってのは知ってたさ。
知って挑んだつもりだったが、甘かった」
やたら芝居がかった口調と身振りで、クローネLの前に頭を垂れるのは、あの
握 利平
だ。もちろん彼も先に述べた通り、骨削らと同じく半透明の幽体状態である。
「お前の偉大さの前に敗北して仲間を襲ったあげく、俺は今、このざまだ。
もはや賞賛するしかねー。
お前が最強、もっとも美しく偉大な神だってな」
神畜生呼ばわりの骨削とは正反対の、握の褒め殺し?に、むしろたじたじとなるクローネさん。
「な、何よいきなり? 気持ち悪いわね、なんか……」
「許してくれなんて言わねー。
せめて近くで、その偉大さを称えさせてくれ」
この通りっ! ときっかり90度下げた握の頭が、クローネのおっぱいの間にジャストセットされた。
「ひゃっ……!?」
「そう……このマッパなおっぱいの偉大さをな……!」
カッッ! 漫画のコマでもないのに架空の集中線が走り、空中にビタリと正座した握が、その集中線の真ん中で高らかにこう宣言する。
「そう、これこそ今の俺の全力──『正座待機』だっ!!」
「ウン、利平君……」
揺れる2つの巨乳に頭を突っ込んだまま、何があろうと微動だにしないその握の勇姿に、
呉井 陽太
が思わず目頭を押さえる(止めないけど)。
一方で冷凍光線よりも冷たい全女子チームの視線を浴びながら、握は心の中でガッツポーズだ。
(へへっ、正直この姿で俺に出来る事は何も無い。
仲間が元に戻してくれるのを、このままおっぱいの谷間で待つ!
元に戻った暁には真っ先に……そのたわわけしからん感触を楽しませてもらうぜっ!)
「こっ、この……あんた達ぃ……いい加減にしなさあああああああああああああああああい!!」
そしてウザすぎる幽体生徒たちの、しつこい複合嫌がらせに、ついに2人のクローネがぶちキレた。
「
「ちょっとぅ、市子ちゃん!」
」
いきなりステレオで呼ばれた
獅子島 市子
が、怪訝な顔を上げて、
「へっ?? あたし……?」
「そうよぅ! ナニぼーっとしてるの! あんた、私の部下でしょーが!」
『あんたの能力でこのウザい連中、全員まとめて始末しておしまいなさ〜い!』
「……や、始末トカ言われても。あたしのろっこん、
あんま戦闘向きじゃねーって、何度も言ってっし」
そう言って今度も出撃を逃れようとした市子の表情が、けれども続くクローネ達の言葉に凍り付いた。
「あんた、忘れたのぉ? ちゃんと前に説明してあげたでしょうが」
・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『そのろっこんを使えば、
お仲間の霊を全員まとめて成仏させられる
って』
市子のろっこん、【前夜の篝火】──点けた火で霊の未練を払い清める、その特異な能力。
その場にいた骨削や握ら、全ての幽体生徒たちが、我が耳を疑う。
「へっ? ……霊ってソレ、もしかして、あっしらのコトかい?」
「成仏するって何だよ? 消滅するってことか? いやだっ!
まだこのおっぱいの感触も味わってねぇのに!
……あ、これが未練ってヤツか(納得)」
(──いやオチツケ、あたし)
動揺を悟られぬよう、身の震えを押し隠しながら、市子は努めてのんびりと返事をする。
「コイツら成仏させて全員消す? や、無理ムリ。
オメーらだって、あたしのろっこんがいかにチンケなシロモノか知ってんだろ。
できねーって、んなコト。つーかマッチ忘れたし。
なあ、馬鹿な話は止めてさ……」
「んもう、だからぁ〜、お優しいこのクローネさんが、
そのチンケな能力を暴走させたげるって言ってるのよ」
『何のためにさっき、
あんたに羽根をあげた
と思ってるのぉ?
さっ、市子ちゃん。さっさとその羽根を自分にお刺しなさ〜い♪』
ハッタリだ。そう否定したい気持ちと、クローネ達が言っていることは事実だという確信が、市子の中で渦になってせめぎ合う。
(どーする? あたしはどうすりゃ……)
「それとも……自分で刺せなければ、私達が手伝ってあげましょっか〜?」
ニタリと笑って、クローネLが羽根マフラーから1本を引き抜き、その頭上でクローネRが大きくその黒い翼を広げた。じり……と後退りする市子。
ちら、と見たその広場の向こうで。
こちらを真っ直ぐに見ている
桃川 圭花
と、目が合った。
(くそっ!)
その瞬間、市子が築いていた虚勢がいっぺんに崩れ去った。だめだ。万が一にも圭花の存在を、天秤にかける訳にはいかない。
市子が不遜な態度をかなぐり捨て、この場にいるすべての幽体生徒たちに向かって、全力で叫ぶ。
「全員、あたしから離れろおっ! 今すぐにだ!」
次の瞬間、唸りを上げて放たれた2本の羽根が、獅子島市子を襲った。
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ゴールドシナリオ(200)
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3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
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