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<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:05・九夜山の対クローネ戦……展望台広場(7)●
【九夜山:頂上展望台】
「クソッタレ、何だよコレ! お前ら逃げ……うわああああああああああ!?」
後方から聞こえたその悲鳴に、ハッと
恵御納 久隆
が後ろを振り向くと、
新江 天懸
が宙に片手を突き出したポーズのまま、ガラスの彫像と化していた。
「新江君……獅子島さんっ!?」
その新江のいた場所から何とか離れようと、
獅子島 市子
が必死に走ってくるのも見える。けれどもその片足がビキイッと引き攣り、市子が顔面から地面に突っ伏した。ズレた眼鏡で彼女が後ろを振り返ると、
「ち、あたしの足が……!」
市子の足が、透き通ったガラスになって地面に固着している。ガラスの彫刻に変化したもれいび、新江天懸。彼を中心に、周囲の地面までもがガラスに侵食され、その鏡面を踏んだ市子の足もまた、ガラスとなって固まってしまったのだ。
「市子ちゃん!」
「来んなっ! オメーらも巻き込まれんぞ!」
助けに向かおうとした
飛吹 蓮太郎
たちを一喝で制し、ズレた眼鏡のまま市子も、硝子細工の彫像と化す。地面のガラス化はそれでも止まらず、展望台広場がまるでスケートリンクのように、みるみるガラスのフィールドへと置換されてゆく。
周辺の草木や石や柵、売店までもが魔法に掛けられたように次々とガラスに変わる、そのファンタジックな光景に、
呉井 陽太
が呆然と呟く。
「天懸君のろっこん暴走……? でもこれは」
▼
新江 天懸
ろっこん【アンハッピーバード】
☆通常能力……対象が生物である時、接触した面からガラスに変化させる。
☆進化能力……対象が無生物である時、接触した面からガラスに変化させる。
↓
★暴走能力……本人と接触している物が全てガラスになる。そのガラスに触れた者も同様にガラス化する。
新江が接触している物、すなわち九夜山の地面がガラスに変わってしまったのだ。そして、そのガラスに接触した物や人も、市子と同様にガラスと化してしまう。
『あら、このままだとじきにこの山も、まるごとガラスの山になっちゃうんじゃな〜い?』
頭上でそうはしゃいでいるカラスのクローネRを、
サキリ・デイジーカッター
が振り仰ぎ、
「クローネ……今度はいったい何をした?
羽根も刺さってないのに、どうして新江のろっこんが暴走してる?」
『さっきも言ったでしょ〜、この私の能力を暴走させたのよ。
暴走なら、発動条件を無視して暴走させられるものね〜?
だから、私のろっこんの発動条件だって無視できるの。
これまでみたいに、いちいちあんた達に羽根を刺したりする必要もなく、
この島にいるもれいび全員の能力を、いっぺんに暴走状態に出来るってワケよ!』
「僕ら……全員だと?」
ややこしい理屈よりも、最後のひと言の方にサキリ達が戦慄する。
『そうよぉ、まだ気が付いてないの〜?
例えばほら、自分達の姿を見てご覧なさいな!』
「イケメン!? さっき見たイケメンが、今度はいっぱい居るわん!」
ミッシェル・ナイスゲイ
の喜びの報告に、サキリ達もお互いの顔を見れば……何と、サキリも呉井も久隆も月も全員、若かりし日の蓮太郎の顔と姿に変身してしまっているではないか!
▼
飛吹 蓮太郎
ろっこん【Orpheus Ballade】
☆通常能力……周囲に自分が20歳の美青年の姿にみえるよう錯覚させる。
↓
★暴走能力……本人も周囲の者も、蓮太郎の20歳の頃の姿に変身する。
「えっ……これが、僕のろっこんの暴走だって……?」
当然、その蓮太郎本人も、20歳の頃の自分に再び戻っている。しかも今度は幻視や錯覚ではない、正真正銘の肉体の若返りだ。あとミッシェルまでもが蓮太郎の姿になっていて、さらに混乱に拍車を掛ける。
「うっそ〜ん、このイケメンが、ア・タ・シ……?
ムッハ〜〜ン!(手鏡にセルフチュー)」
ずらりと広場に出現した、都合7人のイケメンたちを見回し、けれどもその内の1人がオヤと首を傾げる。
「7人……? おかしいですね。
私とサキリさんと呉井さんと恵御納さんとミッシェルさん、
それに飛吹さんご本人を加えて、合計6人の筈。あと1人は誰でしょう?」
「そう言う君は、誰なんだ」
「私です……
常闇 月
です」
蓮太郎(中身は久隆)に問われた蓮太郎(中身は月)がそう答える。ややこしい。けれども確かに月の言う通り、1人だけ素性の分からない人物が混ざっているような?
「いったい誰なのでしょう……
あそこで人型クローネを下敷き
にして、
苦しげな顔で寝てらっしゃる、あの7人目の蓮太郎さんは……?」
次の瞬間、全員が正解を口にした。
「「Σ テオだーーーーーーーーーーーーーー!!?」」
クローネLが首に巻いて拘束していた、あのテオだ。猫から人間の姿に変身したため、尻尾が無くなり拘束が解けている。しかもその体重で逆に、クローネLを押し潰している。道理でさっきから、こちらのクローネがひと言も喋っていなかった訳だ。蓮太郎のろっこん暴走の思わぬ効果。
「重〜い! ちょ、どきなさいよ〜ぅ!?」
ハッと蓮太郎(中身も蓮太郎)が正気に戻って、その2人の方に全力でダッシュする。
「テオくんを奪い返すなら、今しかない!」
残る4人の蓮太郎(中身は月・サキリ・呉井・久隆)も、これが千載一遇の好機と、その後に続く。すると今度は、前方の広場がぐらり……と身じろぎして大きく揺れ始めた。嵐の海面のように地面がのたうち、ヌオーンと彼らの頭上に盛り上がった土が、みるみる生き物のカタチを成していく。長い耳をピンと空に立て、赤い目を爛々と光らせたその巨大ウサギは、
「う、
ウー君
!?」
周囲の土を集めて巨大化した、自分の粘土細工に向かって呉井が叫ぶ。呉井本人が憶えているかどうかは分からないが、このループの前にも寝子電スタジアムで、呉井の粘土細工は暴走して暴れたことがある。
ズシィン!と兎のウー君が後ろ足で地面を砕いてジャンプし、目の前を横切るカラスのクローネRに、食い千切らんばかりの勢いで飛び掛かった。
「ちょ、コワ!?」
とこれを間一髪でクローネは避けたが、その光景に呉井がもしや、と一縷の光明を見い出す。
(まさかクローネ自身も……この暴走を制御できてないのか?)
それにあのウー君は、オリジナルの対クローネ戦では、クローネに踏み潰されたことがある。
「ウー君は根に持つタイプ……クローネへの憎悪がもし強めなら、
オレらの強力な味方だよぅ!」
▼
呉井 陽太
ろっこん【CCC】
☆通常能力……自作の粘土細工を自在に操る事が出来る。
↓
★暴走能力……自作の粘土細工が巨大化し、制御不能で大暴れ。
「ウサアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
「わあーーーーーーーーーーーーーーー!?」
ウー君がウー君パンチで、呉井たち5人を横薙ぎに吹っ飛ばした。
「み、みんな!? 大丈夫かねぃ?」
折り重なって倒れる5人のいちばん下で、蓮太郎の顔をした誰かが、ぐるぐる目で伸びている。外傷は無いけど、頭を打って身動きできないようだ。ドダァン!とさらにそこにウー君の踏み付け攻撃が加わり、ダウンしたその誰かさんを慌てて引き摺っていく残りの4人。
「だめだ……ウー君、主人のオレすら認識できてないよぅ!」
今の呉井たちにとっては、テオ奪還を邪魔する巨大な障害でしかない。
「アハハハハ! そ〜んなに都合良くはいかないわよねぇ」
その向こうで、ようやく下敷き状態から這い出したクローネLが、足許にごろんと転がる蓮太郎(中身はテオ)を、力任せに蹴り飛ばして笑う。
「この私にすら、何が起きるか分からない暴走なんだから、
あんた達ごときの思い通りになるワケないでしょ〜!」
そしてクローネが、そのテオの胸の上に裸足の足を載せ、じわじわと体重を掛け始める。「ん……む……」と、蓮太郎の姿をしたテオが眉根を寄せ、苦しげな呻き声を上げた。
「それに私の能力が暴走してるこの状況下で、テオくんを起こせば、
テオくんのろっこんも即暴走しちゃう理屈よね〜」
「!? や、やめろっ!」
久隆が何とかそれを阻止しようと、身を奮い起こして走り出すが、ズシィン!と間に割って入ったウー君に、再び行く手を阻まれる。LとR、2人のクローネがステレオで笑う。
『さっ、これで今回のあんた達の頑張りも、ここまでね〜』
「この周回でも、やっぱりテオくんのろっこんは暴走し、
あんた達はまた永遠に続くループに囚われるのよ〜ぅ」
『次は6周目のループでまた会いましょう? バイバ〜イ♪』
「やめろぉっ! テオ! テオ!」
久隆の悲鳴になど構わず、思いっ切り足を振り上げ、テオを強引に叩き起こそうとするクローネL──
ヌッと現れた巨大な腕がそのクローネを横殴りに掴み、彼女を空の高みに連れ去った。
「ちょ、ええええええええええっ!?」
「って、ウー君!?」
ウー君だ。今割って入ったウー君がクローネを掴み取り、テオの覚醒を寸前で阻止したのだ。
「ウー君……それが、この兎の名前でしょうか。
ですがすみません、私はウー君ではありません」
名を呼ばれたウー君が地上の呉井を見下ろし、けれども礼儀正しい口調でそれを否定する。
「私です、常闇です」
「「えっ??」」
「先ほどの攻撃で、私は失神してしまったみたいですが……
代わりにこの兎に、意識が乗り移ってしまったようですね」
▼
常闇 月
ろっこん【ドールダイブ(人形憑依)Ⅱ】
☆通常能力……キスした人形に憑依し、自らの肉体のように操る。
↓
★暴走能力……巨大粘土細工に憑依し、自らの肉体のように操る。
サキリが唖然と口を開いて、
「これは……常闇の暴走か!」
コントロール不能な呉井の粘土細工の中に、月の意識が割って入り、ウー君をその制御下に置いたのだ。今やウー君の手足は月の手足であり、その一挙手一投足が月の自由になる。
「クローネ、貴方は言いましたね……
貴方自身にも何が起こるか分からない暴走なのだと。
ですから、時にはこんなイレギュラーな事も起こり得る」
キーッ!ともがき暴れるクローネをその巨大な手で締め上げ、月が兎の目を赤々と光らせて、反撃の台詞を口にする。
「迂闊でしたね、クローネ。さあ、テオを返して頂きますよ……!」
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ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
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