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<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:05・九夜山の対クローネ戦……展望台広場(6)●
【九夜山:頂上展望台】
2体のクローネに向かって、一斉に飛び出す
恵御納 久隆
、
常闇 月
、
呉井 陽太
の3人。呉井は防御は久隆に任せて、粘土細工の5匹を地上に展開し、戦力の不利を少しでも補おうとする。
「ウー君! この場所で踏まれて壊された、
クローネへの恨みを晴らすんだよぅ!」
と兎のウー君を先頭に、5匹を人型のクローネLへと向かわせる呉井。
久隆の方は月の前に立ち、カラスのクローネRの羽根攻撃を一手に引き受ける。おかげで月の被害はなかったが、その月も空にいるカラスには、地面の石を投げるぐらいしか攻撃手段が無いようだった。今現在、実体アリの者で、空を飛ぶクローネに対抗できる飛行能力や遠距離攻撃のろっこんを持つメンバーはいない。
唯一接近できるとすれば、転移能力の使い手サキリだけど、彼はまだ広場の外に身を隠して、タイミングを窺っている様子だった。
一方、そんな仲間たちの戦いを見ながら、
飛吹 蓮太郎
は自分に何が出来るのかを、じっと考えていた。
(ずっと前から、僕にもろっこんがあるんじゃないかと思っていた。
でもどんなろっこんか、未だに分からなくて……
だから暴走されるのが怖くて、逃げてばっかりだった)
でも。分からないまま、クローネに好き勝手に悪用されて、悔しい思いをするぐらいなら。
「僕は──自分で自分のろっこんが起こせるように願う!」
その口から溢れ出すメロディは、
『祝福のアリア』
──彼の亡き妻アリアが息子のために作曲し、蓮太郎が歌詞を書いた子守歌だ。突然、戦場に響き渡った場違いな歌声に驚き、交戦中のクローネ達がこちらを見る。
蓮太郎が歌声に込めるのは、鎮魂の想い。
(幾つものループの世界で、これまでどれほどの人達が消えていったろう)
(その人達のおかげで今、僕等はここに立っている──彼らを弔う為にも)
(そして今ここにいる皆が、この困難を乗り超えられるように)
(そのためにどうか力を貸してくれ、アリア……!)
蓮太郎の無自覚ろっこん、【Orpheus Ballade】発動──そして、
ミッシェル・ナイスゲイ
が「キャッ!」と彼を指さし、手を叩いて歓声を上げた。
「イケメンだわん! ここにロン毛の若いイケメンがいるわん!」
えっ、と蓮太郎が歌声を小さくして、呆然とした。続いてクローネ達がげらげら爆笑する。
「アハハハハ! ちょ、何ソレぇ。いったいどういうつもり〜?」
『自分を若く見せて、私をたぶらかそうとでもいうワケ〜?』
若く見せる……? 蓮太郎が自分自身の身体を見下ろし、確認する。彼から見れば、普段と何ら変わりのない、30代のいつもの姿だ。けれども他人の目からはどうやら、彼が20歳前後の頃の青年の姿に、錯覚して見えているらしい。
(これが、僕のろっこんだって……?)
道理で自分ではこれまで、どんな能力か分からなかったわけだ。そして今クローネ達に笑われている訳も、身に沁みて分かった。ただ姿を若く見せるだけの、役立たずの能力……。
「あ〜〜可笑しい。ま、確かにちょっと? 私好みのイケメンではあるけれどぉ〜」
『ミッシェルちゃんじゃないんだから、そんな見え見えの手には引っ掛からないわ〜ん』
「ちょ、クローネちゃん! さらっと味方をディスらないで欲しいわん!」
祝福のアリアの歌声が途切れ、意気消沈した蓮太郎が(傍目にも)元の壮年の姿へと戻ってしまう。
「僕は、僕のろっこんは。誰かを助けることも出来ないのか……」
それに応えて、
サキリ・デイジーカッター
が言った。
「いや、断じてそんなことはないよ、飛吹さん。
クローネを慢心させ──僕が近付く隙を作ることができた」
「なっ……!?」
自分の背後から突如聞こえてきたその声に、バッと振り向こうとする人型クローネ──けれどもそれより速く、サキリがその首に巻かれているテオの身体を掴み取った。
「悪い癖だよ、クローネ。他人を見下して、すぐに調子に乗る。
お陰で不意を突くことができた……テオは貰っていくよ」
木陰に隠れていた最後の1人、あのサキリがろっこん【斬空赤刃】で、クローネLの背後にテレポートしてきたのだ。これまで戦闘に加わらずじっと機を窺っていたのは、この奇襲のため。
「ぐへっ!?」
けれども、テオごと首を後ろに引っ張られたクローネLが、尻尾で気管を絞められぐへってなった。テオがクローネの首から外れない。尻尾が輪っかになって固く結ばれているのだ。
「何だって……!?」
サキリはこの対クローネ戦に参戦するのは、このループが初めてだ。テオの尻尾が結ばれていることを知らなくても仕方ない。
「くっ……」
頭上に殺気を感じ、サキリは即座にテオから手を離して転移する。サキリが掻き消えた後の空間を、次の瞬間ドドドドと穿つ羽根の機銃。カラスのクローネRの空からの反撃だ。
その援護の間に、げほげほとむせていたクローネLが首のテオを緩め、ようやくひと息つく。羽根が届かない場所まで瞬間移動して着地した、サキリの方を再びふんぞり返って眺めて、
「残念〜! あと一手が、足りなかったみたいねぇ〜」
こうして、蓮太郎が作ったせっかくのチャンスも失われた。これはサキリ1人の失敗とも言えない。テオの尻尾をほどく方法を考えて行動した者は、いずれにせよ誰もいなかったのだから。
しかし今の顛末にヒヤッとしたミッシェルが、さすがに見かねたのか、横からクローネに忠告をする。また余計な怒りを買わないよう、言い回しに気を付けながら、
「聡明なクローネちゃんならもう気付いていると思うけど……
クローネちゃんは不測の事態が起きると、パニックや怒りに我を忘れる傾向があるわ。
慢心しないで常に冷静になるように……お願いだから、気を付けてねん」
「
「何ですってええええええええ!!?」
」
釘を刺されたクローネ達が、超怒った。
「だから! ちゃんと言い回しに気を付けたじゃない!」
「そこまでコケにされたら、もう奥の手を使うしかないわね!」
「どうしてそうなるのよん! 怒りっぽ過ぎるわよ、クローネちゃん!」
ミッシェルの言うことになどてんで耳を貸さずに、人型のクローネLがぶちぶちと羽根マフラーから羽根を引き抜いた。怒りに任せてその数十本を、頭上を舞うクローネRに向かって立て続けに撃ち込む。
「へっ……な、何それクローネちゃん。同士討ち? 仲間割れ?」
針の山みたいになってしまったカラスのクローネRと地上のクローネLが、唖然としているミッシェルに、大笑いで答える。
・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・
「違うわよ、ろっこんを暴走させる私の能力を、私のろっこんで暴走させてるのぉ」
『
暴走させる能力の暴走
……さ、この先は何が起きるか分からない、サプライズパーティの始まりよぉ〜!』
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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