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キョンシーにご用心
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【こちら、シーサイドタウン】
自転車にまたがり、街の様子を見て回っていた
逆巻 天野
は、キョンシーを観察するうちに、彼らの生態についてもある程度考えをまとめることができた。
(とにかく触れないこと、だね)
住宅街への侵入を防ぐことが第一だが、これに付随してもれいびが暴れるのも心配だ。
散歩に出て来て、異変に気づいた
旅鴉 月詠
もまた、スケッチブック片手にキョンシーを観察していた。
時折やけに速く動くこともわかったので、直線上には立たないよう、警戒を強めていた。
「妖術で空を飛ぶ例もあるというしな」
また、キョンシーは鏡を恐れる性質があるという。
月詠はカーブミラーのある道を選んで、お手製の札を筆ペンで書いてみた。
『封縛殭屍』としたためた紙を、何枚か用意する。
機会があれば、効果があるか試してみようと思う。
道にひそむ天野と月詠のちょうど中間地点に、
桜崎 巴
は立っていた。
「跳ねる死体たぁ、また非常識だね。……本当に死んでんのかは知らんがねぇ」
どちらにせよ、巴には関係がない。
「このあたしが、蹴散らしてやるさ」
不敵な笑顔を浮かべる巴の手には、寮から持ちだしたモップが握られていた。
このモップが今夜の巴の武器だ。足りないリーチを補ってくれる。
ちょうど道をやって来るキョンシーと出くわす。
「フン、死後硬直のつもりかい? ガッチガチじゃないのさ」
モップを構えた巴は、キョンシーが飛び跳ねるのを狙って、頭部にモップを叩きつけた。
バランスを崩したキョンシーが、地面に倒れる。
「どうだい、頭を使わなきゃだめなんだよ」
転がしてしまえば起き上がることはできないはず。
そう考えていた巴の予想は外れた。
起き上がりこぼしのように、倒れたキョンシーは勢いつけてすぐさま直立したのだ。
「げっ」
わずかにひるんだ巴を押しのけて、現れた月詠が、自作の札をキョンシーの額に貼った。
「む、だめだったか」
いくら上手く模倣しても、文字をしたためただけではどうやら効果はみられないようだ。
跳ねるキョンシーをぎりぎりで避けて、巴と月詠は後ずさった。
「そのまま動かないで」
そこへ天野の声が響き、そのへんに転がっていそうな手頃な大きさの石が、キョンシーめがけて放られた。
ゴツン! と痛そうな音がして、石をぶつけられたキョンシーの動きが止まる。
よく見ると、石には札が貼り付けてあり、さらに石には紐も巻き付けてある。
「……ううっ」
キョンシーがうめいた頭をさすった。
天野が紐をたぐりよせると、石も札も、額からはがれて落ちる。
「こいつぁ……」
正気に返った人物を目の当たりにして、巴は目を丸くした。
「なるほどねぇ、こうやって退治するって寸法かい」
どうやら天野は、投石で距離をかせいで退治していくことを選んだようだ。
コントロールにはよほどの自信があるのだろう。
実際、見事に額に当ててみせたのだから、たいしたものだ。
「しかし札とは……。あたしは物理攻撃のほうがわかりやすくて好きなんだけどねぇ」
「怪我はないね。護身のために、一枚持っているといい」
天野が歩み寄ってきて、巴と月詠に札を一枚ずつ配布する。
「チョーイオーイ! シンチャオ! 蹴り放題、聞いた。キョンシー、どこいる?」
シダ 美穂戸
が手を振りながら駆けてきた。
「やあ、こんばんは」
「蹴っていい、どれ? シダ、たくさん蹴る!」
はりきるシダに、天野と月詠は語ってきかせた。
「つまり、シダ、蹴るとキョンシーなる? それ困る! シダ、サオラ。キョンシーちがう」
天野に渡された札を前にして、シダは頭を悩ませた。
「うーんうーん、考えろ。ハイブロウな作戦、ピーン、ピカリーン!」
ひらめいた。
「賢い、シダ。トゥエッヴォイ、作戦完璧。月さえ震える。お見事ね」
思いついた作戦はこうだ。
靴の裏に札をくっつけて、あとは普通に蹴ればいい。
「蹴って、蹴って、蹴りまくるシダ。デイ行くぞ。ブイブイ楽しみ」
満面の笑みを浮かべて、シダはキョンシー求めて駆け出した。
「いた! キョンシー。標的、シダダダダダダッ!!」
リズミカルに足をくりだす彼女の姿は月光の下で輝いて見えた。
鼻歌まじりで蹴るだけの余裕があるらしく、表情もじつに楽しげだ。
「シダのリズム、4ビート! 黄金の足、くらえ! ダダダダ!」
【裏人格が、もう一人】
星ヶ丘寮のとある一室。
添木 牡丹
は目を覚ました。
「フフ、ウフフフフ……」
声をひそめて喉を震わせる彼女の瞳は、暗くらんらんと輝いている。
「フフフ……。久しぶりに目覚めたら、面白いことになってますのね」
さて、どう遊ぼうかしらと、牡丹の
裏人格
『のばら』はつぶやいた。
『のばら』は、本来『牡丹』になるはずだった人格だ。
普段からヤンデレ気質で知られる彼女だったが、のばらはそれに輪をかけて取り扱いに注意が必要な人格だった。
乾いた笑い声をもらしながら、のばらは頭を巡らせる。
「ああ、なんてきれいな月夜。こんな夜には、苦痛と鮮血がよく似合いますわね」
忌々しい表人格が、
先日負った重傷
と度重なるストレスのせいで、深い眠りに落ちてくれたおかげか。
こうして活動のチャンスを得るのも久々だ。
いつの間にかろっこんなどという面白そうな力も得ているし、今宵はことのほか楽しめそうだ。
のばらは、体にぴったりとフィットするチャイナ服に着替えると、大量の包帯を自分にぐるぐると巻き付けた。
「ああ、やはり包帯はすばらしいわ……」
のばらは恍惚の表情をうかべた。
視界だけは確保して、けれど素顔は念入りに包帯を巻いて隠す。
冴えた月の光に浮かび上がる姿は、アンデッドのマミーを思わせた。
「さあて、今宵の哀れな犬を探しにいきましょう」
のばらはクスクスと笑いながら外に出た。
向かうのは、シーサイドタウン。
「包帯でぐるぐる巻きにして、存分に躾けてあ・げ・る♪」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月23日
参加申し込みの期限
2013年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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