this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
キョンシーにご用心
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
16
つぎへ >>
【お寺に行こう】
「悲鳴が聞こえるね」
「うん、品のない悲鳴だったね、先輩」
「私たちも、そろそろ危ないわね……」
「やっぱり、増えてますよね、キョンシー」
墓地の近くにあるお寺に、お札をもらいにいこうと考えた
霧切 翠子
と
新井 米太郎
は、キョンシーから隠れながら、じりじりと歩みを進めていた。
「墓地に近づくほど増えてる気がするよ」
周囲を警戒する二人だったが、脇道から現れたキョンシーに不意をつかれて飛び上がった。
「先輩……!」
とっさに翠子の腕を引いた米太郎は、彼のろっこん『似非ヒロイズム』を発動させて難を逃れようとした。
だが、
過去の出来事
が頭をよぎり、彼はとまどう。
(攻撃するのが、本当に正しい行いなのか……?)
ためらう彼の胸の内に、弟の声がまざまざとよみがえる。
『誰かの為だけのヒーローなんて、単なるエゴだよ……』
(エゴ、なのか。けれど、俺は先輩を守りたい)
顔をゆがめた米太郎は、翠子の肩を抱き寄せた。
「っ……! ダメだ、先輩、つかまって!」
膝の裏をすくい上げ、お姫様抱っこをされた翠子が、米太郎の首にしがみつく。
「うん。……こーくん、お寺までお願い」
力強くうなずいた米太郎は、翠子を抱き上げたまま、寺院まで駆け抜けた。
どちらも互いに、腕の中に感じるぬくもりを守りたいと感じながら。
どうにかたどりついた寺の扉は閉ざされ、声をかけても応えてくれる人の姿はなかった。
「もう夜だもの。閉まってるんだね」
肩を落とす翠子を下ろして、米太郎は胸をたたく。
「大丈夫ですよ、先輩! 開いてないなら、開ければいいんです!」
ガラスの窓を見つめる米太郎の横顔は、じつに頼もしいものだ。
「よーっし、せーの……! とうっ☆」
ガシャ―――――ン!!!!!
小気味よい音とともに、ガラスが割れた。
破片にまみれて中に侵入した米太郎が、電気をつけて戸棚を漁る。
「あった! お札たくさんありましたよーっ!」
「やったね、こーくん!」
喜ぶ米太郎に駆け寄りながら、翠子は脳内リストの返金額に、ささっと修正を加えた。
札を手に入れてほっとする二人の元へ、ゆらゆら揺れる人魂らしきものが寄ってきた。
さっと警戒する米太郎の視界に入ってきたのは、幽霊ではなく、ホラー愛好会の面々だ。
「着いた~っ」
人魂に見えたのは、美嘉のろっこん『すーぱー☆ぱわー』で出した光だ。
どうにかキョンシーから逃げおおせた三人は、米太郎の持つ札を見て喜んだ。
「雨崎くんだけ、ボロボロだね……」
「レッドさんは、あいかわらずじゃのう」
あちこち痛めた体でよろけながら、荒太郎はガラス片まみれの米太郎を見つめた。
「とりま、この話、ねこったーに流しとくか。あっぶねーもんなぁ」
骸がねこったーをチェックすると、似たような情報が既にいくつも書き込まれている。
「どうやら、退治に繰り出してる連中もいるみてぇだなぁ」
札を分配する皆の元へ、もう一人。
御剣 刀
が姿を現した。
制服姿で木刀を持ち、油断なく視線を配して足早にやって来た彼は、割れたガラス窓を見るなり、呆れた表情を浮かべて一同を見回す。
「力技だな」
「やってしまったものは仕方がないのじゃ。お札、いるじゃろ?」
「ああ、ありがたい。住職に話を聞けたらと思ったんだが、……不在のようだな」
彼らはささやかながらも情報交換をして、各自札を握りしめた。
「やっぱりお札がないと、中途半端だよね~」
美嘉も新しく手に入れた札を一枚、額に貼る。
「今回の騒動には、おそらく元凶となるキョンシーがいるだろう。俺はそいつを探そうと思う」
刀が告げると、各々もキョンシー退治への意気込みを語る。
「俺もまぁ、適当にふらふらしてようかね」
「あたしもゾンビちゃんと一緒にふらふらするーっ」
「キョンシーも、淋しくなって散歩してるだけかもしんねーしなァ」
「確かに、原因も動機も、まるでわかってないんだよな」
スマートフォンを取り出した刀が、あれこれと操作しながら考え込む。
「声をかけてもみたんだが、これといって反応もなかったし……」
「えーっ、キョンシーに話しかけたの? わおわお、余裕だねーっ!」
「……雨崎くんはどうするの。ケガしてる、よね」
遠慮がちに、米太郎が背中をつつく。
「ふむー。そこまでひどいケガはしとらんよ。で、実はカイロを持っとるんじゃが」
荒太郎は、貼るタイプのカイロを取り出し、札とカイロを合体させた。
「じゃじゃーん! これで札の粘着性もアップアップ! どうじゃー!」
「つまり、やるんだ」
「もちろんじゃともー!」
当然、正義の味方を標榜する米太郎も、退治する気はまんまんだ。
「行こう、先輩。とりあえずのところ、目指すは墓地、ですよね」
「うん、そうだよね。墓地がやっぱり、キョンシー密度が高そう」
「とはいえ、キョンシー一体だけでも逃すと、ヤツら増殖するからな。分散してことにあたったほうがいいだろう」
「了解!」
元々のメンバー同士、三つに分かれて、彼らはキョンシーの待つ墓地周辺へと散っていった。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
16
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
キョンシーにご用心
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月23日
参加申し込みの期限
2013年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!