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ちゃよなら、フツウのひ
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●鬼ごっこ、お医者さんごっこ●
【北校舎・放送室】
さて、その放送室では2人の兄妹が、そのちいさな力を合わせて奮闘していた。
哀坂 極夜
と
哀坂 零葉
の、双子の1年生だ。ともに3歳児の姿になってしまったものの、2人ともまだ高校生の知識は維持している状態。その知識を活かして何とか、放送機材を操作しようとしているのである。
「すみません……兄さん……兄さんを踏む様な真似をして……でも……これで届く……!」
ぷるぷると兄・極夜の肩の上に立ち、マイクに1回ごっつんこしてから、慌てて放送を開始する妹・零葉。
『こっ、こちらは放送室。学生支援部の、哀坂極夜と零葉です……
現在校内で、この放送をお聞きの皆さん……』
自分たちがまだ正気を保っていることを告げ、同じように頭が幼児化していない生徒たちに向かって、この放送室に集まるよう呼びかける兄妹。
「……でもいったい、どのくらいの人数が集まるのでしょうか」
放送を終えて心配顔の妹を、安心させるように極夜がにっこり微笑んだ。
「大丈夫、きっと私たちの他にも、聞いていた人がいるさ。
騒ぎが広がる前に、何とか突破口を見つけないとだね」
彼らは、幼児化しきっていない生徒たちをまず一ヶ所に集めて、情報収集から始めようとしているのである。
「うはは、何これ、どこを見回してもロリショタとか天国?」
放送を聞きつけ、そこにさっそく
霧下 蕎麦人
がやって来た。
見かけは幼稚園の制服を着た、茶髪の可愛らしい男の子。しかしショタとか言ってるので、一応高校生らしき知性は有しているもよう。いやまあ、それを知性と呼ぶかは微妙だけれど。
「来てくれましたか。はじめまして。こんな姿ですが、私は1年4組の哀坂極夜……」
丁寧に笑顔を見せて対応する極夜に、こちらもにこやかに笑顔で手を広げる霧下。
「うはは、折角だから俺も、楽しませてもらおうと思ってさー」
そう言って携帯を取り出し、ねこったーの『八神の書き込み』を哀坂兄妹に見せてやる。
「これは……良かった、心強い。私たちの他にも、まだ正気の方々がいたのですね」
ねこったーは未チェックで行動していた極夜たちにとって、これはかなり有益な情報である。
タイムライン上では、この子供化現象の被害は、接触感染で拡大しているのではないか、という説も出ているようだった。また、携帯はそのうち操作方法を忘れてしまうだろうから、得た情報は手書きで紙に残しておくように、といった呼びかけをしている者もいる。これは極夜たちも同じ考えだった。
「な? みんな頑張ってるよなー。だから俺も、どう引っ掻き回そうかと思って」
そう言って強引に極夜を押しのけると、今度は霧下がマイクに取り付いて、ウキウキと放送を始めた。
『こーないほうそうー! みんなー! 今から鬼ごっこ大会を始めるぞー!
鬼はみんな! 追われるのは……』
そこでねこったーを見ながら、会議室にいた先生たちの名前と、容姿の特徴を読み上げる霧下。もっとも、『八神の書き込み』は、幼児化した先生の姿と名前が、全員マッチングしているわけではないのだが、そのへんは適当に想像で結び付けて、
『捕まえたら体育館まで来てくれよな! ちなみに多く捕まえた人にはごほうびもある。
だから奮って参加しろよなー!』
と呼びかけ、放送を切った。
「……鬼ごっこ大会、ですか?」
いぶかしげに聞き返す零葉に、
「いや、ごほうびとか大嘘だけどさ。
でも、感染の可能性もある以上、怪しい先生方を放っておけねーし。
それに、これで少しは面白くなってきたろ?」
どちらかと言うと最後の発言が、このチビっ子2年生の本音のよう。
「さて俺は心置きなく、ロリを堪能しようかな…………は? えっちょっと何あの子こわい」
ガチャーーン!
はっと哀坂兄妹が振り向くと、そこに放送室のドアを破って、
納 十一
が入って来た。
「よーし! おにごっこしてあそぶぞー」
さっそく参加者が現れた。何故かその手に小ぶりのナタを持っているのが、不思議だけど。
「えっ何て恐ろしいモノ持ってるのあの子。
……ちょっ、こっち来るなー!」
ガシャーーン!
慌ててイスからずり落ちた霧下の肩をかすめて、そのナタが操作卓に命中だ。ばちばちっと火花がスパークして、破壊される放送機材。
「ああ……何てことを……って、キャーーーーー!?」
さらにぐるぐると放送室の中を、十一に追い回される哀坂兄妹と、霧下蕎麦人の3人。
「よーしおにごっこだ! まてー! つかまえるぞー!」
「いや待て。確かに放送したのは俺だが、
捕まえるのは俺じゃねえっての! うわー!?!?」
「ろりこん、しょたこんにはなたあてちゃうもんねー。
きりはしないけどーまてー!」
涙目で逃げていく霧下たちを追い、こちらも放送室の外に飛び出していく納十一。
放送室に正気の生徒たちを集めて、共に事件を解決しようとした哀坂兄妹だったが、こうしてまともじゃない子供ばかりが早々に集まり、以後は放送設備も、使用不能になってしまうのであった。
【南校舎1F・廊下】
千代島 白雨
は1年4組の教室で、この子供化現象に巻き込まれた。
「……うむむ。急に小さくなったと思ったらろっこんの仕業ですか」
急にちっちゃくなっちゃった、と書き込もうとしたねこったーで、先に『八神の書き込み』を見つけて、今回の事態を把握するチビ白雨。知らせてくれた八神に感謝しながら、
「それにしても教室の天井とはこんなに高かったものなんですねー。新たな発見です。
机も高校生サイズで今のはーちゃんにはちょっと大きいですにぇ……
うにゅ。お口もまわりゃにゃくなってきまちた」
早くも幼児化が進んできたようだ。教室でさわいでいる子供たちを見回し、さて、これからどうしようか。
(このおおきしゃじゃ、できりゅこともかぎられてきましゅし……)
「とりあえず。いがりゃししぇんしぇい(五十嵐先生)の、ことりさんがみたいでしゅにぇ」
動物がいると聞けば、何はさておき、とりあえずモフりに行く。白雨のアグレッシブさは、子供の頃から変わってないみたい。
「いざゆかん。きゃいぎしつへー!」
そう思い立ち、はるばる会議室への冒険の旅に出るチビ白雨だったが、その道のりは長かった。
「うう。りょうか(廊下)も長いでしゅが、がんばりましゅ……ありぇ?」
廊下の先で遊んでいる、黒い仔グマを見つけて、ふと立ち止まる彼女。
「きゅー!!」
うん、仔グマだ。何でこんな場所にいるかは分からないけど、仔グマだ。
「あっ、くましゃん、まってでしゅ」
ヒナを見に行くという当初の目的もケロッと忘れて、曲がり角に消えたクマを追いかけようとすると、
「ひぎゅっちセンセー、つーかまーえたー」
そこにテトテトと走ってきた、
川原 にれ
に後ろから捕まって、びっくり振り返る白雨。
「うにゅ? はーちゃん、ひぐちしぇんしぇい(樋口先生)では、ないのでしゅよ?」
そう説明しても、キョトンと首をかしげるチビにれ。
「ちがーの? でも、ぱっつんのかみのけ……」
にれが指さす白雨の前髪は、確かにてるてるぼうずみたいなマッシュルームカットだ。完全に幼児化しちゃっている川原にれから、よくよく話を聞けば、彼女は鬼ごっこをして遊んでいて、そこで見つけた白雨を、樋口先生と間違えたらしい。
「そういえばしゃっき、そんなほうそうがあったでしゅねー」
霧下蕎麦人が鬼ごっこをしようと呼びかけた、あの校内放送を聞いたのだろう。けれど、勘違いだと説明しても、にれはいっしょに遊ぼうと白雨にしがみついたまま、離れようとしない。
さて、どうしようと思っていると、
「う〜う〜ウボァー……
だれきゃいにゃいのきゃ〜?」
先ほど仔グマが消えた曲がり角から、今度は大きなクマがやって来た。
「う〜クマ〜
ぼくはまいごのクマさんりゃぞ〜」
「さっ、さっきより大きくなってりゅ!
それに、
ひとが食べらりぇてる
のでしゅ!?」
「クマさんはひとりでさみしいのりゃぞ〜
あそんでほしいのだじょ〜」
いやまあ、いつものクマの毛皮をかぶった、
邪衣 士
なんだけど。本体(=邪衣)だけが幼児化し、毛皮はそのままのサイズでずりずり廊下を歩いているので、クマに頭から喰われているようにしか見えないのだ。
「「わにゃああああああああん!!」」
にれと白雨が、悲鳴を上げて逃げ出した!
ウボァーとその女の子2人を追いかけようとして、邪衣がスッテンとその場でコケた。見れば、その毛皮の端っちょを、先ほどの仔グマが咥えて、ぐいぐいと引っ張っている。
「きゅーきゅー……(この毛皮、おいらがもらったですよぅ)」
そのまま仔グマは、毛皮を邪衣から剥ぎ取ると、廊下を曲がって消えてしまった。
ちなみにこの仔グマとは、ろっこん【熊変化】により、
森野 熊吾郎
が変身した姿である。ただし、ろっこんが弱体化しているので、その変身も今日は仔グマサイズ。それが気に入らず、せめて大きさだけでも誤魔化そうと、邪衣から毛皮を奪っていったようだ。
さて、後に残されたのは、廊下でウボァーと突っ伏しているチビ邪衣。
「う〜おともだちともはぐれちゃったお〜」
「うわあ、クマに食べられたとか、リアル怪我すぎるよね……」
そこに救急鞄を胸に抱き、
音海 なぎさ
が駆け付けてきた。
「こんな怪我人いったい、ボクどうすれば……」
桐島先生を探しに、部室棟に向かっていたなぎさだったが、なかなかたどり着けないのは、こうやって怪我して泣いてる子を見つけては、ほっとけなくて治療をくり返しているせい。
しかし今回ばかりはもう、手遅れかもしれない……。そんな大ボケをかましていると、
「ウボァー……でも、かわいいおんなのこがきてくれたのら〜」
「って、ボクはおとこだよ!?」
ジーンズ製のサロペットスカート姿では、女の子に間違われるのも仕方がない。しかし、邪衣にまだ意識があることが分かり(と言うかそもそも、怪我なんてしてないのだが)、けんめいに治療を試みるなぎさ。
「ウフフ……今日もお遊戯の時間です。御稽古の後のお遊戯は私の癒しなのですよ……」
だがそこに、保健委員の
添木 牡丹
と、その従弟の
大江山 結月
がやって来た。
「さあ、ゆーちゃん。私の助手としてお医者さんごっこの時間です……よろしいですよね」
いつもの卑屈さが微塵も感じられない牡丹は、そう言いながら終始笑顔でニコニコ。牡丹柄の和服姿が似合う、黒髪ロングの5歳児である。
「ヒッ! わ、わかったっスから……お願いですから包帯ぐるぐる巻きだけは勘弁っスよ!」
その従姉にガクブルと付き従っている結月の方は、ウサ耳パーカーをかぶった見た目美幼女のショタっ子だ。
「あら、早速患者さんを発見……貴方、怪我をしているわね、大変治療しなくては……」
「うー……ウボァー!?」
逃げられないように邪衣を押し倒し、ニコニコと包帯でぐるぐる巻きにしていく牡丹。
「ちょっと……そんなミイラみたいに巻いたら、呼吸困難で死んじゃうよ」
見かねてなぎさが割って入ろうとするが、ウフフと牡丹はまるで聞く耳を持たない。
「うう……患者さんには悪いっすけど、大人しくしててくださいっすよ!
えっ? 止めろって……『あの頃』の牡丹ちゃんをどうやって止めろと! 結月には無理っす!
うう……早く元の姿に戻りたい……筋肉を愛でたいっすよ〜」
完全にお手上げ状態の結月のその横で、ますます牡丹のお医者さんごっこはエスカレートだ。
「ウフフ……駄目ですよ。あなたは患者さん。お医者さんの私からは逃げられない」
「ウボァー!! ウボァー!?」
「ああ、この方もお父様みたいに重病なんだわ。
お母様が言ってたもの……『お父様は病気だからお母様が夜な夜なちゃんと躾けないと駄目』だって。
さあ、泣きわめき許しを請いなさい、『先生、この卑しい犬めを治療してくださいって』……アハハ!」
邪衣の悲鳴を背後に聞きながら、逃げるように
電工 暁
は、その場を離れた。
幼児化した電工は何故か、もうすでに全身が包帯姿なのである。こんな姿を、あのドS暴君に見られたら、何をされるか分からない……。
(なんだ……だが、なぜこんなに俺は包帯を巻いている……?)
まだ髪の色が黒く、目も黒く、手袋をつけていなかった子供の頃の自分。
「ッ!? 今の……は……」
よろよろと歩きながら、フラッシュバックするのは、過去の惨劇の記憶だ。
「家が……燃えて……父さん……母さん……」
自分の住んでいた家が燃えている様子。父と母が自分を外に出したこと……
「……うぅっ……」
すさまじい頭痛に襲われ、そこで電工は気絶しその場に倒れたのだった。
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コメディ
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定員
1000人
参加キャラクター数
187人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月01日
参加申し込みの期限
2013年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月08日 11時00分
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