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キョンシーにご用心
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【本日の地下事情】
「……おい、起きろ。桃原」
猫鳴館の地下に掘られた通路の、とある場所で、
邪衣 士
は行き倒れのように地面に伏して眠っている
桃原 空音
をゆさぶった。
「むぅ~」
「起きろ。風邪をひくぞ」
「……うー、クマ……さん……?」
薄目をあけて数秒のあいだ士を見上げていた空音が、はっとして目を見開いた。
「しまった! 寝ちゃったああ!」
「目が覚めたか。こんなところでどうした、迷子か?」
「違うよ! 地下で温泉掘ってたんだよ~!」
「ああ、なるほど」
近頃、一部の生徒の間で、
掘削
がブームとなっている。
「ほよよよよっ、もうこんな時間!? おうちに帰らないとだよっ」
空音の下宿先は、旧市街にある。
早く帰って、作業途中のおっぱい同人原稿と向き合わなくてはならない。
こんなところで、居眠りなどしている場合ではないのだ。
おっぱいが空音を駆り立てる。
「起こしてくれてありがとさんきゅ! あたしもう行くねー!」
「ああ。崩落に気をつけてな」
「ばいばいーん!」
学校方面の出口に向かって走り出す空音を、士は見送った。
「おや、士殿ではござらんか。このような場所でいかがいたした」
空音とは入れ替わりとなるように、
夏神 零
が現れて声をかけてきた。
「夏神か。いや俺は、ちょっと……キョンシーの噂を聞きつけてな」
「士殿もか。拙者も元凶を叩きにいくところでのう」
歩き出しながら、二人は状況を整理する。
「夏神、札を持っているなら、俺にも何枚かもらえないだろうか」
「おお、もちろん構わぬよ。札は有効だと判明しておる。必要じゃろうて」
「すまんな。もうひとつ、……出口までついていってもいいか」
士は極度の方向音痴だ。
迷いにくい工夫がほどこされている地下にいるとはいえ、油断すると何が起こるかわからない。
「拙者、いくつかの出口近辺を見て回っているところでござっての、物騒な場所に出てもいいのであれば、よかろうよ」
「どのみちキョンシー目当てなんだ。頼む」
穴から顔を出すときが最も注意が必要だ、などと話しながら、二人は地下を進んでいった。
【走れ! 煩悩うずまく青春とともに!】
地上に出た空音は、最初道端の騒動を目にしたとき、祭りでも開催しているのかと考えた。
人が集まって飛び跳ねているのはすぐにわかった。
しかし、人数のわりに音はなく、彼らが近づくにつれて異変に気づく。
「……なんか、こっち来てるよね。どんどんじゃんじゃん来てますよねー!?」
ガードレールをぶち破り、縁石をえぐり取り、そっくり同じジャンプをくり返す人物が五人、空音めがけて突き進んでくる。
「え、ええっ!? ガードレールも遠慮無用の迂回ゼロ!? うっひゃあああ!」
明らかにヤツらはヤバイ。
本能で悟った空音は、きびすを返して駆け出した。
「逃げるの一択!!! うっぎゃあ、誰か、たーすーけーてええええっ」
彼らのうつろな表情も恐怖をあおった。
「やだあああ! あれって絶対キョンシーだよおおおぅ!」
叫びながら逃げ惑う空音に、走り込み中だった
冴木 竜司
が気がついた。
陸上部の竜司は、日頃の自主トレも大切にしているのだが、まさかこんなところで後輩の悲鳴を聞きつけるとは思わなかった。
「おー、桃原じゃねーか。追われてんの? どした?」
「あわわわわ、竜司くん! キョンシーが出たんだよう! おっかないよー!」
「キョンシー、ねェ……」
ふざけてるのかと問い詰めたくなるような動きの集団が、空音を追っている。
「ま、かわいい後輩の頼みとあればなァ、きかないわけにはいかねェよな」
基本紳士な竜司は、安心させるように微笑みかけた。
「ひょあああ! 竜司くんが頼もしく見える-!」
「うんうん、そうだろう。やるときはやる男なんだぜ」
キョンシーと空音の間に入って併走していた竜司だが、視界で揺れる空音の頭部を見てすぐに、衝撃の事実に気づいてしまった。
(……あれ、これって、もしや夢にまでみたアレでは……?)
空音は、身長が140センチしかないちびっこだ。
心の底から幼女を愛してやまない竜司にとって、低身長はまさに正義。
(なんだろう、この気持ち。つーか、生理現象)
たまらん気持ちになって、竜司は叫んだ。
「うおおおっ、俺は今! 見た目幼女の天使と追いかけっこしてるっふぅううううう!!!!!」
なんという至福! 眼福!
ふってわいたごほうびに、竜司の理性が焼き切れる。
「エネルギー充填! 幼女万歳! 熱く燃えさかるぜ、俺の天を突く情熱の屹立ッ!!」
彼のろっこん『性春パワー!』が炸裂した。
「俺は幼女を愛してる! やわらかな頭髪も、桜色のやわやわほっぺも、けなげに動く爪先まで、最っ高ォォォォ!」
ぎゅんと速度を増して、竜司は走る。
「俺を翻弄するこの世の天使! うひゃ、たぎるー! すっげぇもう大興奮、俺っ!」
人目もはばからずに性癖をぶちまける竜司に、空音は青ざめた。
(うわあああ、竜司くん、ロリコンモードだーっ!)
どこでスイッチが入ってしまったのか。
ロリショタを愛でる気持ちは理解できるが、できれば空気を読んでほしかった。
「しかも陸上部のロリコン、めっちゃ速いよーう!!!」
竜司の速度につられたのか、キョンシーまでもがスピードを上げてくる。
「クール! クールダウン、竜司くんっ! サカってる場合と違うよーっ」
そうこうするうちに、驚異的なジャンプ力をみせて襲いかかってきたキョンシーに、空音は悲鳴をあげた。
「桃原は俺が守る!!」
恐怖に足がすくむ空音をかばい、竜司がキョンシーに飛びかかった。
(さすが紳士の竜司くん! やっぱり頼りに……な…………)
キョンシーの突撃はまぬがれたものの、敵とクラッシュした竜司の様子が豹変するのを、空音はまざまざと見てしまった。
瞳がにごり、腕が伸び、ろれつの回らない口調で竜司がつぶやく。
「お、おっ、……おっぱい」
「ほえ?」
「帰る。俺は、幼女……おっぱい、……ウガガガガッ」
「うっぎゃー! なんで君までキョンシーになっちゃってんのー!?」
詰んだ。もう完璧詰んだ。
そう悟った空音に、竜司はどーんと抱きついた。
前方に突き出た腕はかろうじて避けたものの、胴体からは逃れられず、――こうして空音も、キョンシーと化した。
思考にもやがかかり、空音は本能のままに動く。
どうしても、帰らなければならないと、焦燥感に胸が焦げた。
「そうだよね、帰らなきゃ……。原稿……、おっぱい、そう、おっぱいに帰らなきゃ!」
もう、恐怖に怯えることもない。
おっぱいに包まれることを夢みて、竜司と空音は、仲良く夜道を跳ねていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月23日
参加申し込みの期限
2013年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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