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深夜のメカサンマさん捕獲作戦!
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【299号線爆走伝説!・3】
「人助けまでするとは思ってもいませんでした。やはり人工知能が神魂で強化されてますね」
アガサがねこったーでこれを拡散する。
そんなアガサの今現在の姿が、これである。
時代に流されないシックなヴィクトリアン調のロングスカート丈のメイド服だった。
「これ、私服ですんで」
宇佐見の走行意欲は、このアガサのメイド服の萌え萌えキュン♪によって賄われていた。
草薙はアガサの許可を得つつ、メイド姿を写真に収めていく。
(あとで御神体フィギュア作成の資料にしよう)
手の怪我は完治していないが、彼の作る造形物の熱意はこんなことでは潰えない。
と、そこへ自転車を颯爽と駆ける黒髪の理系男子がやってきた。
畑生 言嗣
だ。
「こんばんわだ、諸君。ところで私のロボテオくんは見掛けなかったかな?」
この問い掛けに皆が首を横に振る。
「ふむ、本来なら私は出張るつもりはなかったのだがね。ロボテオくんの回収を兼ねてやってきて正解だったな」
つまり、彼の制作したロボテオは動作不良でメカサンマさんにたどり着けなかった訳だ。
そのことに気が付いたアガサは「申し訳ありません」と一言謝罪する。
「私の発明したセンサーとカメラのせいでしょうね。忘れてましたが、私の発明は大抵役に立たないのですよ」
「そう言い切られてもな……」
流石に天才肌の畑生でも、これには上手くリアクションが取れない。
「まぁ、私の予想では、どこかで噛み付いていると思うんだがね……?」
メカサンマさんを追いながら、遠い目をする畑生であった。
一方、八神はミニスカート姿の
維都月 茉菜
と無事合流を果たす。
サンマさんが「維都月って嬢ちゃんと待ち合わせしてるんだぜ~」と言うので、八神も落ち合うことにしたのだ。
「はじめましてだ。新聞部部長の
八神 修
だ」
「こちらこそはじめまして。
維都月 茉菜
です。サンマさんもよく来てくださいました!」
維都月はニコニコ顔でサンマさんを出迎えた。
「いやー、寝子島のアイドル的に島の人の頼みは断れないんだぜ~?」
このサンマさんの発言に、維都月の眼光が鋭く輝く。
「サンマさんは立派な人ですね! その献身さ、凄いと思います!」
維都月は唐突にサンマさんに抱き付いた!
「ちょ、嬢ちゃん! 熱烈すぎるだろ~?」
女子高生にハグされてデレデレの自称魚類。
だが、その高揚感も、彼の両手両足にハメられる手錠の音で木っ端微塵に砕かれた。
「うふふ、サンマさん。メカサンマさんを誘き寄せるために協力してくれますよね?」
維都月の背後には、いつの間にかバーベキューセットらしき装置が用意されていた。
「まるで豚の丸焼きでも作るかのようだな」
八神が首を傾げていると、サンマさんは何かを察したようだ。
「や、やめてくれ、嬢ちゃん! 俺は最高の七輪の上で死ぬと決めてるんだ!」
この言葉に、ようやく八神も理解した。
維都月、ここでニタリと微笑んだ。
「これは有名な恐竜狩猟ゲーム、『ニャンスターはんたー』の肉焼き装置を再現したもの! 七輪でなくても、このグレートな狩人気分が味わえる魚焼きセットで! 私が上手にこんがり焼いてあげます!」
維都月はメカサンマさんとサンマさんは仲間意識があるだろうと推理し、敢えてサンマさんの命を脅かしているのだ!
彼女はワクワクしながら炭火を起こし始めた。繰り返す、敢えて、である。
「お願いだ、俺は鮎みたいにぐるぐる回転されながら焼かれたくないんだ! って、ちょ、なんだ? アッー!!」
真夜中にサンマさんの叫びが聞こえる。
泣きっ面に蜂という言葉をご存知だろうか?
なんと、サンマさんの足元に小さな猫が噛み付いていた。
「ん、猫にしては厳つい図体だな?」
八神がしゃがんで確認すると、実にメカっぽいテオがサンマさんの左足に歯を食い込ませていた。
「誰が何の目的で……?」
八神、このカオスな状況にお手上げである。
まさか、制作した畑生も本物のほうへ突貫しているとは思ってもいなかっただろう。
「仕方がない、手錠もろとも『分解』するか」
八神が自身のろっこんを使用せんとしたその時!
「わぁ! メカサンマさんがきた!」
維都月が釣り用の大きな網を構える。
メカサンマさんは本物のサンマさんを見るやいなや、姫抱っこ中の鈴木を宙に放り投げた!
「うおっ!? 私が飛んだ!!」
『I'm comming here, brother !!』
すると、素早く手錠の鎖を手刀で切り裂き、ロボテオへ渾身のローキックを炸裂させた!
そして落下する鈴木を再びお姫様抱っこでキャッチすると、再び颯爽と星ヶ丘方面へ走り去ろうとしていく。
「ちょ、待ちなさい!」
サンマさんを囮として使えないと判断した維都月は、網をメカサンマさんの頭に深々と被せた!
「やったよ! 捕まえた!」
これでこの話も完ッと思った維都月だったが、そんなに甘くはなかった。
『イコウゼ? ピリオド ノ ムコウヘ!』
「へ?」
メカサンマさん、ここに来て急加速開始。
「なんて脚力なんだろう!」
自転車で移動している桜庭がキャッキャと浮かれるように感嘆の声を上げた。
彼女も必死に並走を試みようと、インコースギリギリを走行したり、メカサンマさんと接触寸前まで近付いていく。
こうした危険な行動が桜庭のろっこん『ブレイブハート』を最大限に発動させていたため、却って大きな事故に繋がらずに走行できているのだ。
「って、キミ、大丈夫ー!?」
桜庭が顔真っ赤にして喰らいつく維都月を気遣う。
「大丈夫じゃないけど大丈夫ー!!」
維都月は怪我を恐れて網を離せずにいた。
その結果、メカサンマさんに引っかかった状態となり、まるで鯉のぼりのように夜の299号線を“泳いで”いたのだ。
「弱ったな……! あんなに暴れてたら助けられない!」
御剣は自身のろっこんで助けようかと考えた。
だが、メカサンマさんに打ち勝つためには、ろっこんの無駄打ちは極力抑える必要があると考え、ここはぐっと堪える事にした。
使用できる回数や持続力など、本当に限られているだろうから迂闊に使用できない。
加えて、パニックになっている維都月を落ち着かせなければ、救出できたとしても態勢が崩れてアスファルトへ叩き付けられる恐れがある!
「俺はこのままでもいい!」
冴木は急にモチベが上がりだした。
「あの子のお尻を追い掛けて走るんだ! ごっつぁんです!」
両手を合わして拝み出す冴木。
諸君、鯉のぼりとなっているミニスカート姿の少女を、後続から見るとどうなるか?
懸命な諸君なら、言わなくても分かるはずだ。
その証拠に、御剣が押し黙って耳まで赤らめているではないか。
「刀くーん? あとでたっぷりオハナシしよーね?」
振り返る桜庭の目が据わっていた。
「みんなー、新手の走り屋さんだよー!」
猛ダッシュしている回転院が大声を上げた。
その後方から高そうな白銀の自転車に跨り、華麗に突き進む2人の人物!
「勇気凛々! きゅあ☆ぺがさす!」
「電気ビリビリ! き、きゅあ☆さんだー!」
「「ふたりはなかよし!!」」
現れたのは
天馬 ひびき
と
吹沢 つぐみ
だ!
2人ともお揃いの体操着にブルマー、ヘルメットにプロテクターを装着しているぞ!
これでコケても痛くない!
「ってか、なんで私まで合わせる必要がー!?」
「ノリと勢いは重要なんだよ!」
狼狽える吹沢に笑顔で言い聞かせる天馬だ。
彼女は愛車「ペガサスウィング」(注:自転車)に跨り、299号線をカッ飛ばす!
「メカサンマさん、神魂の影響を受けているのね。アガサ先輩のねこったーで確認したわ!」
天馬はこの現象の原因を知って、ますますメカサンマさんに興味を持った。
「流れてた情報を見た限りだと意思疎通も可能みたいだし、勝負に勝ってお友達になるよ!」
そう言うと、ペダルに力を込める天馬。
「よーし、まずはお約束通りの説得だ!」
吹沢がメカサンマさんと並走状態になると、懸命に語りだした!
「おい、お前! フリーダムとか言ってるらしいけど! 人と向き合うことをやめて、逃げ出すだけの何が自由だ!」
『I am FREEDOM!』
メカサンマさんは反論するかの如く言い放った。
「何がフリーダムだ! 走ってたって何もわかりゃしないよ、景色を、目的地を見てみろよ! お前を待ってる人間だってきっといるんだぞっ? それを見もしないで突っ走ってるんじゃねぇよ! あたしは英語の成績良くないけどっ、フリーダムの意味と綴りくらいはわかるよ!」
自信満々の吹沢は、右手の平を見せ付けるように開いた。
そこには、
『自由=freedam』
と書かれていた。
メカサンマさんに追い付いた回転院がそれを見て首を傾ていた。
「あれー? 正しい綴りは『F・R・E・E・D・O・M』だと思うよー?」
「え、ちょ、マジ? う、うっせーよ! わざとっ、わ・ざ・とだーぁ!!」
まさか間違ってるとは思っていなかった吹沢は一気にテンパり始めた。
ここで吹沢、予想外の行動に出る!
「色々言ったけど、実はだいたい全部言ってみたかっただけだ! 意味はない!」
彼女の髪の毛が逆立ち、白い火花が散り始める!
「ロード・ブレーカー、死ねぇ!」
吹沢はペガサスウィングからメカサンマさんへ飛び掛かりながら帯電した拳がヒット!
「「ぎゃああ!!」」
引っ掛かっている維都月と抱えられている鈴木が一瞬感電した。
更に吹沢はメカサンマさんにしがみつくと、持てる限りの最大電圧を流し込もうとする!
「これで止めだー!」
「あんた、何をしている?」
ぼすんっと見えない何かかが発射される音がした。
リアカーから草薙のろっこん『破空法』でツッコミという名の砲撃を敢行!
堪らず撃ち落とされる吹沢を、桜庭のロードバイクの前輪が激突!
「しゃおらぁ!!」
「轢き逃げ……だと……!?」
冴木が慌てて吹沢をキャッチ!
ポヨンという柔らかい彼女のある部分の感触に、冴木の紳士成分が覚醒する。
「急に飛び出すなんて危ないじゃないか。君はリアカーで大人しくしてるんだ。いいね?」
キラン♪と白い歯を覗かせ、宇佐見が引っ張るリアカーへ何とか彼女を移した。
桜庭は振り返ると、真剣な表情で怒った。
「キミには解らないの!? このかっこよさ! それを壊そうとするなんて!」
草薙も同乗してきた襲撃者に苦言を呈す。
「目の前のアガサ嬢がアレの製作者だ。目の前で自分の作った傑作を破壊されるなんて耐え難いからな……」
「と、止まれば捕獲なんて手っ取り早いじゃないか! だから電気で痺れさせて!」
「分かってないな、あんた。あれは発条が動力だ。電気回路をショートさせても、発条は何らダメージを受けないぞ……?」
「え、え? えぇ? 家電はショートさせればぶっ壊れるんじゃないの!?」
混乱する残念な吹沢を横目で苦笑しつつ、桜庭もメカサンマさんに語り掛けてみる。
「みんな、キミの自由を奪おうとしてる訳じゃないよ。キミの事に興味があるから、心配したり、理解したがってるんだよ。ボクは少なくともそう。キミはカッコイイし、キミの事を知れば、皆悪いようにはしないさ」
『Do you understand me ?』
メカサンマさんの問い掛けに笑顔で桜庭は頷いた。
「理解するよ! だから教えて! キミの自由って何?」
メカサンマさんは前傾姿勢を取ると、更に加速し始める!
『I'll run this way !!』
俺は走り続ける、そう告げた。
アガサの顔が思わず曇る。やはり、自分の思い・願いが具現化した結果になったのだ。
「いやぁァァァ!! まだ早くなるの~!?」
維都月は未だに鯉のぼり状態でなびいていた。
「お願い、あなたは出来る子だから止まってぇー!!」
そして彼女は思わず目を閉じて両手を組み、天使に祈りを捧げてしまった。
維都月のろっこん『大天使の加護』、発動!
神魂で仮初の心を持ったメカサンマさんがやたら陽気でポジティブになってしまった!
『YEEEEHAAAAAA!!!!! アスタラビスタッ Baby!!』
最早、ハイになったメカサンマさんの進撃を止めることはできない。
「フハハハハ! いいぞ、いいぞ! そのままGOだ!」
お姫様抱っこ継続中の鈴木、当初の目的を忘れてスピードに酔いしれていた。
「くっ! なんて脚力……!」
宇佐見が歯を食い縛るも、弾丸の如き速度のメカサンマさんに追い付ける者はいなかった……!
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なし
シナリオジャンル
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月26日
参加申し込みの期限
2013年06月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月02日 11時00分
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