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きままにアルク 後編~ウォーカーズ・プロトコル
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【歩む者たち】
「させるかぁッ!!」
新田 亮
のシールドが、敵のハッパムシの砲撃から、
雨寺 凛
の背を守ります。
「あ、ありがと、危なかった……っ、後ろ!!」
「何っ!?」
飛来する別の編隊に背後を取られ、亮のオオヅツハッパムシは集中砲火を浴び、飛ぶ力を失い眼下へと落下していきます。
屋敷野 梢
は、徐々に下がっていく高度に、必死に声をかけ続けます。
「ハチさん、ハチさん!! しっかりしてください……言ったじゃないですか! これが終わったら、色々観察させてくれるって……だから、飛んでください! ハチさん!!」
傷ついたガトツミツバチはふらふらと揺れながら、少しずつ、確実に、海上へと降下していきます。
それを追うカナブンたちの群れへ、
「こっちこっちー!」
声をかけたのは、
呉井 陽太
。そうして梢から注意を反らした彼とともに、銃を乱射して編隊を切り払うのは、
オーデン・ソル・キャドー
。
「梢ちゃん、大丈夫ー? もう少し持ちこたえててよぅ!」
「さて。間に合いますか……」
風圧にあおられる帽子のつばを押さえながら、オーデンは陽太とうなずき合い、イカヅチカラヤンマを加速させました。
その向こうで、
御剣 刀
は急降下しながら、刃引き刀をひと振り。ふた振り。次々に敵を叩き落としながら、
「海ーーーッ!!」
目の前を落下していく、
小山内 海
を追いかけます。
ばたばたと服の裾をはためかせ、重力に身を任せながら、言葉を持たない海はただ、刀へ微笑みます。そして、構えました。
放たれたミサイルたちは刀の脇を通り抜け、背後へ迫るムシたちへ直撃し、いくつもの爆発を巻き起こします。
「……! 母艦が」
青山 絢
の視線の向こうで、キリガネハサミムシが徐々に、傾きかけています。その背中で、それでも必死に白黒猫を守ろうと奮闘する、仲間たちの姿が見えました。
「戦争、なんて……!」
向いてない。そうは思いつつも、絢も諦めるつもりはありません。
再び勇気を奮い立たせて、救助へと向かおうとしたところで、
「っ!! あ……」
絢のオオヅツハッパムシは、大きなカマキリに羽の半ばほどを斬り飛ばされ、落下していきました。
戦いは、ひどい状況に陥りつつありました。旅人たちも含めて、味方は少しずつ落とされていき、それ以上の敵を倒していながらも、状況が好転する予兆は見えません。
「よし、こっちだ、手ぇ伸ばせ!」
「す……すまない。恩に着る」
大きなミズトビアメンボの背中には、負傷者だらけ。
楢木 春彦
は、海上へ落ちた傷ついたネ族の手を引き、引っ張り上げました。少々の無理がたたって撃墜されてしまった彼は、水面を走る救急車のような役割を担っているこのムシに助けられ、今はその手伝いをしています。
彼の相棒であるイカヅチカラヤンマのドラゴンフライもまた、傷つきながらもアメンボの背中に降り、今は身体を休めています。
「頑張ってくださいねー、ハ族さん! ほら、つきましたよー」
薄野 五月
は、ネ族はもちろん、ハ族たちも、海上へ落下した傷ついた者たちを分け隔てなく、アメンボの上へと運んでいます。味方であろうと敵であろうと、助けを求められたなら、彼女には無視することなどできなかったのです。
「ふ……やはり殻無しは、優しいのだな。我々もまた、そのように心の赴くまま、在ることができたなら……」
ネ族の青年が、ふとそんなことをぽつりと言って五月を見たので、彼女はにこりと笑みを返しました。
戦況は、悪化の一途をたどるばかりです。旅人たちもまた幾人も撃墜され、ミズトビアメンボの上へ救助されたり、いまだ茜色の海の上を漂っていたりします。
それでも、
志波 武道
は……希望を捨てては、いませんでした。彼の目線の先には、白と黒の光によって作られる、魔導信号が浮かんでいます。
白黒の、とぼけた猫の顔が。
そして、
「……来た!!」
遥か遠く、茜色の空の向こうへ。武道はようやく、目にしました。
「来たって……援軍っすか、志波先輩!?」
「ウォーカーさんたち、でしょうか?」
春彦と五月も彼の隣に並び、見上げました。
その光景を。
「お……おいおい。すっげー数だ!?」
「ネ族の皆さんも、ハ族の皆さんも……こんなにたくさん?」
それらは種族の垣根を越えた、ムシたちの大軍勢でした。槍や弓を手にしたネ族たちに、オオヅツハッパムシ、カラヤンマ、カナブンにハチたちに、キリガネハサミムシ。カマキリも! 母艦を取り囲んでいるムシたちの、何倍もの数のムシたちが、まるで黒い壁が迫ってくるかのように、こちらへ飛んでくるのです。
そして、その先頭。一匹のオオヅツハッパムシに乗り込み、とんでもない数の群れを率いて先導しているのは、
「アルクっぽい信号見たヨー、いやーっオマタセ☆ アッチコッチのネ族とハ族に声かけて、味方になってもらうのに手間取っちゃってなー。さー、こっから大逆転といこうゼーイ!!」
「俺だーーーーーーーーー!?」
「「志波先輩が2人ーーー!?」」
ウォーカー。まぎれもなくそれは、もうひとりの
志波 武道
でした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
きままにアルク 前編~二十四の轍
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月06日
参加申し込みの期限
2017年02月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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