this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
34
つぎへ >>
●ループ:91・現在の寝子電スタジアム(4)●
【サッカーコート:センターサークル付近】
「青龍寺、後木! 無事か?」
一方、突出した2人を守るため、自身もピッチの中央に出た
獅子目 悠月
は、その
青龍寺 琴理
、
後木 真央
らと合流を果たしていた。
「真央ちゃん達は大丈夫なのだ、でもヒルズが動かせないのだ!」
獅子目とここまで同行してきた
黒依 アリーセ
も、琴理が膝に乗せて目下治療中の孔雀の状態を、素早く確認する。アダムの攻撃から壬生由貴奈がレスキューしてくれたおかげで、即死こそ免れてはいるものの、1回業火に晒されたヒルズは火傷による重度の負傷。真央の言う通り、ここから運び出すのも難しそうな状態だ。
「私はここで治療を続けるつもりよ」
目を閉じてヒルズの患部に手を当てたまま、きっぱりとそう琴理が言った。
「戦闘に巻き込まれないように移動できればよかったんだけど、
でも。このまま放ってなんかおけないもの」
「分かった。気にするな、お前達はこの俺が守ってやる」
即断して獅子目が、大きくその場で息を吸う。目で合図し、真央とアリーセにも自分の側に寄ってもらう。これから展開する【Holly Knight】の障壁の効果範囲に全員が入れるように。
(洗脳され操られている者達は、ろっこんも暴走しているようだ。
それにここは戦場のど真ん中……どこから攻撃がきてもおかしくはない)
また、自分たちのろっこんが、クローネに暴走させられる危険もある。そんなことになる前に。
やがて獅子目の喉から高く澄んだ歌声が溢れ出し、荘厳な聖歌の響きと共に、半透明の障壁が4人と1匹を包み込む。アリーセたちが、そのドーム状のシェルターを見回し、目を見張る。
「獅子目さんの聖騎士の盾。頼もしいわ」
これで獅子目の歌声が途切れない限り、彼女達が傷つく心配はないだろう。
そこに、ホルスに助けられてこちらにやって来た
李 小麗
も、合流して一行に加わった。
「誰か来たら、しゃおりーも八極拳のふっとばし攻撃で遠ざけるのだ!」
と小麗も結界の外で油断なく身構え、獅子目と一緒に非力なヒーラー組を護衛することにする。
「それにクローネの羽根も厄介なのだ。
悠月のろっこんは障壁が傷つく度に疲れるらしいから、
障壁が長持ちするように、しゃおりーも羽根を防ぐのを頑張ってみるのだ!」
羽根が刺さるとろっこんを暴走させられるのは分かっているから、脱いだ上着ではたき落としたりして防ぐつもりだ。アリーセも、その親友の護衛を心強く思いながら、念のため持参のトートバッグを手近に引き寄せておく。これも盾になるかもしれない。
(もし私のろっこんが暴走したら?
ひょっとしたら、より多くを助けられるかもしれないけれど……
駄目ね、楽観的過ぎるわ。気を付けなくちゃ)
そしてヒルズの治療は琴理に任せ、アリーセは自分のメモ帳を改めて開いた。
「クローネもなんとかしたいけれど、
まずこの世界のループ現象を止めないと……」
そしてこれまでのループで過去の自分がしてきたように、この周回のアリーセも、起こった出来事の詳細なメモを取り始める。また過去の記録も読み返し、いったい誰がこの世界をループさせているのか、そのヒントを探し始めた。
【観客席:メインスタンド】
その頃、メインスタンド側の観客席では。スタジアムへの出撃を命じられた
獅子島 市子
が、クローネに仮病を使っているところだった。
「アイタタタ急に腹痛が……」
「センセー、あたし保健室で休んでていーすか?」
「誰がセンセーよ! みえみえの仮病使ってんじゃないわよ!」
やる気なさげな出撃拒否児童に、さっきからプンスカお怒りのクローネさん。
「あんた、私の部下になったんじゃないの? ちゃんと働きなさいよ〜ぅ!」
「や、だってあたしのろっこん、あんま戦闘向きじゃねーし。
いーじゃん、側近ぶってるソイツみてーに、あたしも隣にいさせろよ」
ソイツ呼ばわりされた
大天使 天吏
は、どこ吹く風で市子にも口を挟まず、涼しい顔だ。
「や〜よぅ、だってあんた足引っ掛けたりして、信用ならないもの」
「あの踏み絵踏んだら、全部水に流すっつったぞオメー」
九夜山での出来事を、まだねちっこく根に持っている様子のクローネに、市子も負けじと、
「なー、もう足引っ掛けたりしねーって。
なんなら盾にしてくれて構わんし」
その向こうでぼそっと天吏が、
「クローネ様の肉盾はこの私……」
「主張した!?」
ともかくまあそんな感じで、部下になったはいいけど、相変わらずクローネに嫌われっぱなしの市子は、側近ポジションを許されず、やっぱり出撃決定。パワハラだのローキショに訴えるだの、さんざん文句を垂れつつ観客席を降りていく市子。でもまあ、どこかそのへんに隠れてテキトーにやり過ごす腹だ。
「んっ……?」
そこで市子はふと、グラウンドの片隅に視線を止めた。あちこちで戦闘が始まっている戦場の一画で、妙な動きをしている少女がいたからだ。
「ありゃー確か」
踏み絵を踏むのを拒否して、奴隷になった
小山内 海
だ。その彼女がペンを片手に、グラウンドの周囲をちょこちょこと走っている。陸上競技のトラックに沿って、何本もの線を引くような仕草をしているのだ。
「……? 何やってんだアイツ?」
【サッカーコート:センターサークル付近】
そして
獅子目 悠月
がピッチ中央に張った、ドーム障壁の内部では。
「あ……ヒルズの意識が戻ったわ。ヒルズ、私の声が聞こえる?」
青龍寺 琴理
の呼び掛けに応え、孔雀のヒルズが目を覚ましていた。まだ意識が朦朧として返事はできない様子だったけれど、琴理は膝のヒルズを優しくさすって、そのまま声を掛け続ける。
「もう大丈夫、安心していいのよ」
また意識を失わないように、温かな励ましの言葉を。琴理がろっこん【癒し手】で献身的な治療を続けた甲斐あって、ヒルズが全身に負った火傷も塞がりつつあった。
けれども、その時だ。突然、
「あらヤダ〜。この周回のループだと、ヒルズが助かっちゃってるのねぇ〜」
耳障りなあの女の声が聞こえ、全員がハッと顔を上げる。それとほぼ同時に、
バックォオオンンン!!
激しい衝撃が、獅子目の障壁を外側から揺さぶり、
後木 真央
が仰天して飛び起きた。
「ファッ、何事なのだ〜!?」
「あれは……嘘、凛さん!?」
攻撃された方角を見た
黒依 アリーセ
が、愕然とその表情を凍り付かせる。対角線上のコーナーポストまで真っ直ぐに続く、抉られた地面の削り痕。その始点に立っているのは自分の親友、
雨寺 凛
ではないか。凛が暴走ろっこんの衝撃波で、アリーセたちを遠距離砲撃したのだ。
それに、その近くには
飛吹 蓮太郎
が虚ろな目で、呆然と膝を付いているのも見える。いったい彼に何があったというのか。
(ぐっ……このダメージは!?)
獅子目は歌声が一瞬途切れそうになったのを、何とか持ち堪え、同様に凛がいる方を振り向く。
(雨寺の暴走ろっこん……あんな長距離からの攻撃でも、威力が減衰しないのか)
先ほど小麗も言っていたように、障壁へのダメージはそのまま、獅子目の疲労に直結する。凛にあのまま衝撃波を連発されると、障壁を維持できなくなるかもしれない。周囲の状況を見たアリーセが、素早く決断をする。
「獅子目さん、ここから移動しましょう。ヒルズはもう動かせるわ」
「真央ちゃんが琴理ちゃんと一緒に運ぶのだ!」
「ええ、行きましょう、ヒルズ」
慌ただしく立ち上がり、凛の衝撃波の射程距離外に逃れようとした5人を、しかし新たな脅威が襲う。
「あら、みすみす逃がしたりなんかするもんですか。
さ、それじゃ若菜ちゃ〜ん。あなたの暴走能力を見せておあげなさ〜い♪」
観客席で観戦していたクローネがパチンと指を鳴らし、その合図と共にゆっくり、地上の
十文字 若菜
がこちらを振り向いた。獅子目たちの方に向けて片手をかざし、グッと力を込めるような動作をする。
「──【Bai sema】、展開」
ズオオオオオオッ! すると観客席をシールドしていた若菜の防御結界が、すさまじい速度でその効果範囲を広げた。みるみるその直径を増した結界は、ピッチ中央部まで容易く到達すると、獅子目の【Holly Knight】の障壁に接触して干渉を始める。
「!!?」
激突、暴走
十文字 若菜
VS
獅子目 悠月
防御結界VS防御障壁。
激突した2つの結界の接触面が雷光と共にまばゆく明滅し、獅子目が驚愕の表情を浮かべた。
(馬鹿な……俺の【Holly Knight】の障壁が、
別のろっこんに侵食されているだと!?)
ピシッ……ビシビシビシビシイッ!
空間に次々亀裂が入っていくという、あり得ない光景に、障壁内部の琴理、真央、アリーセの3人が我が目を疑う。そのクラックがみるみる数を増し、障壁が傷付いていくたびに、すさまじい疲労が獅子目の両肩にのし掛かる。障壁のダメージがそのまま、獅子目の体力を削っているのだ。
(こんな……こんなことが。俺の障壁が!)
「悠月っ!? しっかりするのだ、悠月!」
地面に膝を付いた獅子目の姿を見て、障壁の外で
李 小麗
が悲鳴を上げる。思わず触れた障壁にバチッと弾かれ、小麗がグラウンドに転がる。ヒビ割れはビシビシと稲妻のように枝分かれしてドームの全周を走り、そのたびに獅子目の全身が、ガクガクと痙攣して歌声が引き裂かれる。
「………、……ッ!」
救いを求めるように天に向かって腕を伸ばす獅子目、朦朧と見上げるそのドーム障壁の天井は、今や無数の亀裂で覆われ、その全ての面がまばゆく虹色に光り輝いていた。
まるで教会のステンドグラスのように美しく、神々しく──
それが、獅子目悠月が、失神する最期の瞬間に見た光景。
「──砕け散りなさい」
パリィィイイイイイイインッ!
若菜の暴走ろっこんに押し潰された障壁が、無数の破片となって砕け散った──【Holly Knight】の防御障壁、完全消滅。
「獅子目さん!?」
歌声がぷつんと途切れ、糸が切れるように倒れて昏倒した獅子目を、慌ててアリーセが抱き起こす。ヒルズを抱えたまま、琴理が悲鳴を上げて外を指差す。こちらに向かってカッと口を開いた雨寺凛の姿を、真央もその目で見る。大砲の発射音と共に、地を抉る衝撃波が一直線に放たれる。アリーセはペンを取り、メモ帳に最後の走り書きをする。
次の瞬間、障壁の加護を失った彼女達を、暴走ろっこんの衝撃波が襲い、4人と1匹は死亡した。
衝撃波の直撃により、獅子目&アリーセ&琴理&真央の4名+ヒルズ、91ループ目で死亡。
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
34
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月31日
参加申し込みの期限
2017年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!