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【星幽塔】第三階層 星降る農場物語
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【農業しよう!】
変わらないのは、青く澄んでどこまでも広がる、この空だけ。
見渡す限りの緑の野に、散りばめられた賑やかなパステルカラー。かさかさと乾いた音を立てていた草木は鮮やかな色と潤いを取り戻し、花々は見違えて美しく咲き誇り、優しく撫でてゆく風に心地良さそうに身を揺らしています。
黄金色の元気なひまわりたちに見守られて、真新しくピカピカの柵を思い切り、がつん! と地面へ打ち込んだ男のたくましい背中を何とはなしに眺めて、こぼれるようにつぶやいた
鴻上 彰尋
の言葉は、感慨深げです。
「これが、この農場の本当の姿なんだな……」
「うん、そうさ。君たちが取り戻してくれたんだ」
もう何度聞いたか分からない、ありがとう、という言葉とともに笑った
リア
の笑顔は朗らかで、なんともまぶしくて。彰尋の隣で、
来島 アカリ
は照れくさそうにぷいっと、そっぽを向きました。
「べつに、大したこと、ねーし……」
いいえ。これはまさしく、彼ら、星の塔を駆け上る冒険者たちのおかげなのです!
初めて訪れた時
、この農場には暗い影が落ちて、作物は枯れ、ここに息づく多くの妖精たちまでも活力を奪われてしまったように、実にひっそりとしていたのです……その暗雲を見事に切り裂くことができたのは、彰尋やアカリを始めとした、他でもない彼らの頑張りがあってこそなのでした。
リアのかたわらで、にゃあん、と黒猫がひと鳴き。透き通った虫羽をはためかせる手のひらサイズの小人や、角を持った白馬がやってきて、
「そうそう! みんな感謝してるんだよー」
「私たちの農場を守ってくれて、ありがとう!」
妖精たちまでも、口々にそんなことを言い始めましたもので。
「い、いいって、もう……! あっ、そろそろ出発するみてーだ、な……行かないとっ」
彰尋はついついくすりと笑みをこぼしてしまい、頬っぺたを赤く染めたアカリに、じろりっとにらまれてしまいました。
新しい柵の向こう、農場の真ん中にたたずむ屋敷のそばで、ふたりの見知った顔が、目いっぱいに両手を広げて、自分たちを呼んでいるのが見えました。
「おーっし! 美味しいごはんのためだ、みんな頑張ろうぜー!!」
卯木 衛
が小さな身体にいっぱいの気合を乗せて叫びますと、背中で、がしゃこん! スコップやら何やら、背負った多くの道具たちが音を立てて揺れました。
「おー、やる気だねぇうーちゃん」
「あっ。由貴奈さんは、気を付けてくださいね! ちょっと危ねーとこ行くみたいだし……」
なでりなでり。
壬生 由貴奈
がうーちゃんこと衛の頭を自然となでくりまわしてしまったのは、彼のはつらつとしてカワイイ、この小動物めいた佇まいのためでしょうか。
心配そうな彼へ、由貴奈はふんわり微笑んで、
「大丈夫だよぉ、みんなもいるから。畑仕事は詳しくないけど、一緒に頑張ろうねぇ…………こずえちゃん、何をにやにやしてるのかなぁ?」
「いーえー、べっつにー! 仲良しで微笑ましいなーなんて思ってませんよー」
楽しそうににまにま、先輩後輩のやり取りを眺めていた
屋敷野 梢
は、由貴奈のじとっとした目線に、思い出したように剣の手入れなど始めまして……いえいえ、それは必要な用意ではありました。
彼らはこれから、いくつかのグループに分かれて、ここ第三階層のあちこちにある畑へと向かうところです。星の力を帯びているという特別な畑は3つあり、長年放置されていたというそれらはちょっと荒れ放題に荒れていて、それぞれにひと手間をかけて準備をしなければならないのです。
梢らの向かう場所などは、リアが言うにちょっぴり危険なことになっているそうでして、剣やら何やらの武器が必要になりそうです。同行する
新田 亮
、
服部 剛
もうなずいて、
「魔物が出るんだったな。気を引き締めていこう」
「おう、気合入れていくで! なっ、相棒」
亮はボウガンを手に、ロビンフッドのような出で立ちで、目深にかぶった帽子のつばをなぞります。剛は、リアに借りた大きな斧をずしりと担ぎ、相棒と呼ぶ黒銀の鱗を持つ竜の鼻先へ、するりと手を添えました。いずれも雰囲気バッチリ、何とも頼もしいこの立ち姿!
アカリや彰尋と同行する
水上 桜
の恰好は、ぶくぶくと着ぶくれています。こちらは戦いこそ無さそうですけれど、ずいぶんと寒いところへ行くそうで、入念に防寒対策を施してきたようです。
「農作業かぁ……今までクロスボウを撃ちまくったりしていたから、何だかほのぼのとして新鮮ね」
「そだね。ボクは、お菓子の材料になるようなものを作りたいなー。チョコレートとか! ねっ、ステラちゃん?」
肩口でふにゃんと鳴いた子猫のにゃーくんを撫でてやりながら、
桜庭 円
の視線はお隣、
ステラ
のほうへ。
「チョコレート!! チョコ美味しいの~、もっと食べたいの!」
彼女がぱくついているのは円の差し入れのチョコで、これが大いに気に入ってしまったようでして。もちろんステラのみならず、差し入れチョコはリアにも届けられて、先ほどは大いに彼の顔をほころばせてくれました。畑で取れた特別な材料で作る特別なチョコレートやお菓子で、彼らがこんなにも笑顔になるのなら、円のモチベーションだってウナギノボリというものです。
「ああ、チョコレート。お菓子に果物、美味しいお野菜も……自分で育てて、食べ放題なんですね!」
食通、
巫部 紫苑
はあまり畑仕事が似合うタイプとは言えませんけれど、特別な畑で取れるスペシャルな作物、あるいはそれらで自ら作るスペシャルな料理に思いを馳せて、うっとり。もう、じゅるりっ! とヨダレを垂らさんばかりであります。美味しい食べ物のためなら、農作業だって力仕事だって何のそのです。
そんな彼女と同行する
鎌八 まもる
は、これがまた頼もしい助っ人を連れております。
「『エイトサイス牧場』作りの第一歩だな。ここで育てた牧草はきっと美味いぞ、オブシディアン!」
ぽむっと首へ優しく手を添えられて、まもるの愛馬オブシディアンは、どこか嬉しそうにいななきを上げました。第一階層、サジタリオ城下町にて『
ブラック・リキッド亭
』というお店を営んでいる彼ですけれど、それに留まらず、さらなる多角経営を目指しているようです。いつか自分の名を冠した牧場を築くことができたなら、諸々冒険のお役に立つだけでなく、愛しのポニテっ娘へのアピールもバッチリというものでありましょう。たぶん!
と。ぽこん!
「よーし、そろそろ出発しよう! 案内するから、ついてきて~」
地面から飛び出してきた小さい何かが、冒険者たちへ、ころころと可愛い声で言いました。
「おっ、モグラくんたち!」
衛がひょいとしゃがんで見下ろしたのは、二本の足で立って歩く、服を着たモグラ……モグラ妖精たち! ぽこ、ぽこんと次々に飛び出してきた彼らは、いずれも小さくてまるまるとしていて、これが何とも愛らしいのです。
「農作業とかやったことねーって人ばっかりだし、今日はよろしくな!」
みんなで揃って、よろしくね! と声をかけますと、モグラ妖精たちはぽむっ、胸を叩いて
「まーっかせて!」
「土いじりのことなら、ボクたちにお任せだよ~」
小さくても頼もしい助っ人たちの後に続いて、彼らはそれぞれ、目的の畑へと向かいます。
「せっかくだから、店の品物として置ける品物を増やそうか」
と言ったのは、
八神 修
。
第一階層のサジタリオ城下町にて、彼を始め数人が経営している武器屋付きよろず屋、その名も『
ねこよろず
』。売り上げも好調なお店へ、さらなる商品ラインナップを追加すべく参加を決意した彼らは、手分けして各畑へと向かい、幅広い品物を確保するつもりです。
「俺は氷結谷へ向かおう。みんなはどうする?」
「私はまほろちゃんと一緒に、妖精杜の畑に行くのですよー!」
本日も元気いっぱいな
椿 美咲紀
と、のんびりマイペースな
遠野 まほろ
のコンビは、何だか一見デコボコ。けれど実は、ふたりは家庭菜園でお野菜を育てた経験アリ、これがなかなかの園芸通なのです。
「農業って、大事だよね。育てるのは大変だけど……その分、収穫するときは、やっぱり楽しいから」
まほろもこくりとうなずいて、やる気十分。畑ならお任せ!
いくつもの短刀を太もものホルダーに挿し、するりと武器である鋼糸を引き出して強度を確かめているのは、
常闇 月
。
「私は、溶岩洞向きでしょうね。『掃除』は任せてください」
魔物がはびこるという場所を行き先に選びつつの、この頼もしいお言葉! 確かに、適任でありましょう。
「恵御納はどうする?」
「じゃあ僕は、リアさんの小屋のお掃除を手伝ってくるね。あっちも大変そうだし……」
恵御納 夏朝
が指差したのは、農場にほど近いところにある、小さな小屋です。以前は、さまざまな薬の調合などを行う加工場として使われていたそうですけれど、いろいろあって今は物置になっています。これをきちんと片付けて、冒険に役立つポーションの類を作れるようにしよう、というわけです。
それぞれ行き先が決まると、修はうむっとうなずいて、
「適材適所だな。『ねこよろず』のために、みんなで頑張ろう」
「「「おーっ!」」」
上手くお仕事をこなせば、素敵な商品の数々が、陳列棚を飾ってくれることでしょう!
そんな件の小屋にて、うーんっ、と首をひねっているのは、
花厳 望春
です。
「これは……けっこう、すごいことになってるね」
「はは、お恥ずかしい」
ぽりぽりと頭をかいて、リアは申し訳なさそうな顔を浮かべました。
加工場の中は、物置として使われているというだけあって、どうにも雑然としています。不規則に、ぎゅうぎゅう所狭しと物が詰め込まれいて、足の踏み場も無いとはこのことです。
「もうずいぶんと長いこと、この有様でね。悪いけど、整理を頼めるかな? 綺麗になったら、好きに使ってもらって構わないから」
「もちろん。俺だって一応男なわけだし、力仕事は任せてよ!」
望春は、ぐっ、と力こぶ……とはいえ、ヘアピンも似合うお顔はどちらかというと、頼もしいというより、可愛らしいほうがちょっぴり勝っていたようですけれど。
なかなかに大変そうな作業ではありながら、線の細い女性である
大天使 天吏
や
天神平 庵
も、嫌な顔ひとつせずにうなずいて、
「まずは、一度全て外に出してしまって……リアさんの私物と、そうでないものを分ける必要があるわね」
「ポーションの生成に必要な器具は、あたしがピックアップしよう。壊れているなら修理もできるよ」
とやる気を見せてくれていて、リアもほっとした様子。もっとも庵は、フツウじゃない薬、早く作りたいなー……などとちいさくぼそりとつぶやいて、天吏の眉をぴくつかせたりしていましたけれど。
小屋の中には、実に大小さまざまな物品が収められていて、中にはちょっと大きくて運ぶのも一苦労、といったものもあります。モグラ妖精たちも手伝ってくれるとはいえ、小さな彼らには、運べる大きさにも重さにも限界があるでしょう。
「何、心配はいらないよ」
無表情などや顔で、
旅鴉 月詠
が、自信たっぷりに言いました。
「秘策があるからね」
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シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月29日
参加申し込みの期限
2016年12月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月06日 11時00分
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