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寝子島は撮影されている ~はたらくって、すばらしい。
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【Voicelog_008.wav】
「わたくし、だなんて、んふふ。あ、この笑い方も」
「もしかしてまだ、違和感があるのかい? それとも」
「最初はただ、プロデューサーさんに勧めていただいて、始めたことでしたけれど……戸惑いはもちろん、ありましたけれど。ええ、わたくし今ではすっかり、『
胡乱路 秘子
』になってしまいました。んふふっ♪」
「はは、そいつは何より。おかげで君の存在を、それに番組についても、視聴者に大きく印象付けることができたはずだ。キャラ作りは大いに成功だったな、今の気分はどうだい?」
「もちろん、とっても、素敵な気分! ひとりぼっちで泣いているばかりだったあの頃が、まるで、ウソのよう……」
【『Spy』(2)】
「……邪魔だなぁ」
「邪魔ですね」
オペレーターの誘導の甲斐あって、さして怪しまれることもなく、スパイたちは、件の書類があるという所長室の前へとたどり着くことができた……までは良かったものの。
ロベルト・エメリヤノフ
と
芽守 健作
は、わずかに開いたドアの隙間から部屋の中を覗き込み、そんなつぶやきを漏らしました。
所長室と言うからには、その中でお仕事中らしい精悍な軍人は、この施設を統括する所長その人、ということになるのでしょう。男はデスクにかじりつくようにして、何やら紙束とにらめっこしては、時折何かを書き入れたり判を押したりと、忙しく作業に没頭しています。
問題は、男の視線がドアの真正面にあり、いくら仕事に集中しているからといって、入り込めばすぐにも見つかってしまうであろうということです。
「くっ……仕方ない。自分で言うのもなんだが、咲は紅一点であるからな……あまり、こんなことをやりたくは無いんだが。我慢、我慢だ……」
と言って唐突に、ぷち、ぷちん。
矢萩 咲
がツナギの胸のボタンを外し始めたもので、男性陣はぎょっとして目を剥きました。
古今東西、場所や時代の違いはあれど、魅惑のハニートラップというものは万国共通、有効なようでして……がらがら、がっしゃーん!
「きゃあっ!?」
「な、何ごとだ!? あっ、お前たちどこから入って、そこで何をして……」
部屋を飛び出してきた男が目にしたものは、清掃用具を床にぶちまけ、ぺたんとお尻をついて上目使い。ちらり、ちらちらっ、たわわな胸元を際どくはだけさせながらに瞳を潤ませる、咲の姿でした。
「す、すみません……私、新人で、不慣れなもので……お騒がせしてしまって」
「なっ。なっ」
「……男は悲しいね。どうしてもこういうのには、引っかかってしまうんだなぁ」
はっと気づいた時には、時すでに遅し。苦笑いながらに男の口元をがっしと手で覆い、
日暮 ねむる
はろっこんを発動!
触れた相手を眠りに誘う能力は、男を瞬く間に深い睡眠状態へと叩き落し、やがてどしゃ、と力なく床へ崩れ落ちました。
「ふう、これで良し。矢萩センパイ、ナイスです。それじゃロベルト君、あとはお願いしていいかな?」
「オッケー、任せて!」
咲、ねむると続いて、連携プレーを締めるのはロベルトです。彼は倒れた男の肩に手を触れながら、意識を集中。
(この人、歳はいってるけど、きっと若い頃はカッコよくてモテたんだろうな。もちろん、子どもの頃は可愛らしい美少年で……)
などと、もんもんもん。想像力を働かせて、ちょっぴり興奮……直後に、ほわわわわん。彼のろっこんが発動すると、男はすぐにも、面影はあどけなく幼さを残しつつも、凛々しく美しい少年の姿へ変化!
「な……!? これは思った以上の美少年だなぁ、胡乱路にも見せてやりたいな……っと、お仕事お仕事」
少年兵の軍服、半ズボンからすらりと伸びたまぶしいおみ足をじっくり、目に焼き付けつつ。ロベルトは小柄な身体をひょいと持ち上げると、仲間たちとともに所長室へと入り、備え付けのクローゼットの中へ丁寧に横たえ、大いに惜しみながら、ぱたんと扉を閉めました。
そうしてしばし、机の引き出しやら資料棚やら、部屋中のあちこちを探し回ること、数分の後。
「ああ……機密書類って、きっとこれのことかな」
各所に見られる資料のほとんどは、恐らくは、ロシア語? と思しき言葉で書かれていて内容は読み取れないものの、その中に、ただひとつ。ねむるの取り上げたA4サイズの封筒には、でかでかと、『機密書類』と記されていました。それもはっきり、日本語で。
健作へ確認を求めると、彼もそれを見るなりうなずいて、
「これで間違いないでしょうね。それではあとひとつ、我々に残された仕事は……」
「この書類を持って、無事に脱出することだね?」
と言ったロベルトへ、手渡されたのはなぜだか、持ち込んだ小道具であるお掃除用具。
健作は、にっこり! 笑って言いました。
「もちろん、この部屋のエアコンを、完璧に洗浄するんです。場に溶け込み、自然に情報を引き出してこそのスパイですからね」
それもまた、彼が探偵助手として培ったテクニックにして、大事な心得のひとつ! 彼らは所長室のエアコンを掃除し、ピカピカになるまで磨き上げてから、その場を後にしました。
「点検は以上になります。ご協力ありがとうございました」
「ああ、ご苦労さん」
ねむるが帽子を取って一礼すると、守衛の兵士はあっさりと、彼らを通してくれました。
脱出の行程までもスムーズに、荒事のひとつにも巻き込まれず、スパイたちは施設の外へ出ることに成功。咲のトランシーバーを通じて、内通者として彼らを導いたオペレーターが、
「見事なお手並みでした。その情報を持ち帰れば、祖国のため大いに役立つことでしょう」
「では、幸運を祈る!」
同行してくれた軍人もまた、びしりと敬礼。見送ってくれました。
施設からいくらか離れ、モスグリーンのツナギを脱ぎ捨てたら、そこにいるのは颯爽とタキシードを着こなす、四人の敏腕スパイたち。
「お仕事成功! だね、無事にこなせて良かったよー」
「もし武力行使が必要になったら、ろっこんで吹き飛ばしてやろうと思っていたが……思った以上に上手くいったな」
「我々のチームワークの勝利、といったところですか。お見事でした、皆さん」
「うん、それにカードの引きも良かったしね。さて、これで『Spy』の仕事はクリアだね」
彼らはうなずき合うと、人目に付かない闇に紛れて、どこへともなく走り去っていきました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
寝子島は撮影されている ~ひめこの世界
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月01日
参加申し込みの期限
2016年05月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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