this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
寝子島は撮影されている ~はたらくって、すばらしい。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
13
つぎへ >>
【Voicelog_005.wav】
「時代は今やインターネット、か? ま、確かにそうなんだろう。後々、一度くらいは試してみても良いかもしれないが……しかしどうにも、このネットってやつは影響力が大きいように見えて、広くて浅いようだ。それによって噂が浸透したとして、それこそ都市伝説か怪談止まりだろうな、結局のところ」
「じゃあ、何を拠り所とするべきなのか? ってことだが……地道にビラ配りでもしてみるか? それとも、ラジオで語りかける? はん、話にもならない」
「やはり、テレビだ。現実的な手段はきっと、それしかない」
「『ミッドナイト・フリーキー・ショウ!』は、俺のFO研究における、いわば集大成だ。知られれば知られるほど、視聴者が増えれば増えるほどに力は増し、存在感は深まるだろう……俺もいずれは、実体を持てるかもしれない。自分がこうもあやふやなのには、そろそろうんざりだしな」
「それに……あの子を見てくれる人だって、その過程で、増えていくんだろう。俺が番組を作り、彼女の笑顔がその看板になる。利害は一致してるんだ。きっとうまくいく……俺はそう、信じたい」
【『Spy』(1)】
『Spy』のお仕事は何しろ、笑顔が肝要なのです。
「……止まれ! 何だお前らは? ここは軍の施設だぞ」
「どうも。本日は、エアコンの清掃の件でお伺いしたのですが」
芽守 健作
はそう言って、にっこり! モスグリーンのツナギを着込み、かぶった帽子をひょいと取り上げて会釈のひとつもしたなら、彼の姿は紛れも無く、どこかの清掃業者に他なりません。
ライフルを構え、いかめしい軍服に身を包んだ兵士がじろりと無遠慮な視線を投げかけたので、健作の後ろで
日暮 ねむる
と
ロベルト・エメリヤノフ
もにこにこと微笑んで、ぺこりと一礼。
矢萩 咲
もいささかぎこちないながら、笑みを浮かべてみせました。
「ふん……? 清掃業者? 今日の来客リストには、そんなのは載ってないが……」
もっとも、柔和で穏やか、フレンドリーな態度ひとつで重要施設への侵入が果たせるのなら、スパイは揃って廃業です。当然のように、彼らはその笑顔を裏打ちする、いくつもの策を用意してありました。
「ああ、ようやく来てくれたか! 彼らは私が呼んだんだ、通してやってくれ」
「はっ? いえしかし、リストにない者を通したとなると、問題が……」
「急だったからな、入れ違いになってしまったんだろう。とにかく、部屋のエアコンから異様な臭いがして、もうたまらんのだ。通してやってくれ!」
と、強引に彼らを招き入れたのが、その仕込みのひとつ。ロベルトの引いたメソッドカード、『施設の設備管理担当者』による内通者が、首尾よく侵入を成功させてくれました。
無機質なコンクリートの灰色の壁、灰色の床を、モップにバケツに、洗剤やら掃除機やらを雑然と積んだカートを押しながら、ねむるがこっそりと、
「まずは無事、潜入成功だね。確かにこの恰好なら、怪しまれずに施設内を移動できますね。さすが芽守さん、ナイスアイディアです」
「いえいえ。日暮さんが、『変装セット』のカードを引いてくださったおかげですよ」
この衣装やら道具の数々は、ねむるのメソッドカードによって入手、全員へと配布したものです。カードの名前は大雑把に変装セットなので、ある程度の自由が利くのがありがたくも、じゃあ一体何に変装するか? といったところで芽守が提案したのが、清掃業者だったのでした。
「それに、この衣装に加えて、エメリヤノフ君のカードとの組み合わせが生きたな」
咲が目深にかぶった帽子の奥で、じっと油断ない視線を周囲へ巡らせ警戒しながら、先を行く大柄な軍人の背中へそう言いました。ロベルトもうなずいて、
「うん、そうだね。お仕事完遂のために、よろしくお願いします」
「ああ、施設内はひと通り案内してやれるだろう。だが、その先はあんたたち次第だ。頼むぞ? そっちがヘタを打てば、俺までヤバイんだからな」
内通者の軍人はそんな口振りではありながらも、廊下を同僚たちとすれ違うたび愛想よく挨拶をし、怪しむ者がいるなら逐一説明を交えて警戒を解き、厚い警備の中を導いてくれました。
と。咲は不意に聞こえた、しゅぱ! という音に足元を見下ろして、
「……リン。遅れるなよ」
すっかり懐いたレンズ・キャッツは、しゅぱ、しゅぱん! と消えたり現れたりしながら、付かず離れずに後ろをついてきます。まるでいっぱしのスパイさながらの隠密ぶりに、みゃうんとひと声鳴いたリンへ、咲は思わず、口元をついと緩めました。
狙いは、とある機密文書。この施設のどこかにある、重要な書類を入手し持ち帰ることが、彼らスパイたちの使命です。
「ふわぁ……眠い。ねえ、さっさと終わらせましょうよ~」
「呑気だなぁ。僕なんか、こんなすごい施設、この仕事してなかったら一生縁が無かっただろうなぁ……って思ったら、緊張しちゃってさ」
というのは、ねむるとロベルトの演技です。そうしてあくまで凡人を装いつつ、そんな会話を聞きつけた軍人がじろりとこちらを睨みつけたなら、にへら~っとゆるい愛想笑いを浮かべて警戒を逸らしました。
健作は、施設に常駐している軍人たちへ、清掃作業に関する聞き込みという体で、
「清掃中に、特に濡れて困るようなところはありますか? いえもちろん、洗浄液が飛び散らないようにと、細心の注意を払わせていただきますが。念のために、ですよ」
「ん? そうだな、あっちの資料室には重要な書類も多いから……」
「ふむふむ、なるほど」
それは、本業たる探偵助手としての、彼のテクニックのひとつなのでしょう。当然直接訪ねたりはせず、あくまで遠まわし、一見関係ないような情報を引き出しては、もはや彼のトレードマークと言っても良い、メモ帳へかりかりかりとそれらを書き留めます。そうしていくつも、他愛の無い作業手順の覚え書きにしか見えないメモが揃ったなら、軍人たちには見えないところで、こっそりと。
「……調査開始」
途端、彼のろっこんはメモから文字たちをふわりと浮かび上がらせて、目的の場所を知らせてくれました。あるいは、首尾よくぴたりと導き出すことができたその成果は、彼の引いた効率的アプローチカード、『情報収集の極意』の効果もあってのことだったのかもしれません。
「ふむ……なるほど。機密文書は、この施設の所長室にあるようですね」
「何だって? そいつは厄介だな」
健作の言葉に、同行する内通者はやけにオーバーなアクションで驚いて、
「あのあたりは特に警戒が厳しくて、俺の権限だけじゃ難しいかもしれないぞ」
「そうか。なら、咲のカードが役に立ちそうだな」
すちゃ、と咲が取り出したのは、やけにごつくて時代がかった、トランシーバーです。かちりとそのスイッチを押し込み、
「オペレーター、聞こえるか? 目的地は、所長室だ。道案内を頼む」
「分かりました。監視カメラや警備の兵が少ないルートを探します」
「ああ。それと、何か不測の事態が起きた時は、すぐに連絡を入れてくれ」
スピーカーから聞こえた女性の声、その持ち主は、咲のメソッドカード『情報オペレーター』による、第二の内通者です。内部の状況を一手に把握することのできるオペレーターの導きがあれば、目的の場所へたどりつくのも容易でしょう。
彼らスパイチームが引き当てたカードはいずれもメソッドカードで、予期せぬアクシデントに振り回される心配は、どうやら無さそう……とはいっても油断なく、警戒を解くことも無く。巡回する兵士に見つからないよう、彼らは息を潜めて、施設の奥へと進みます。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
寝子島は撮影されている ~はたらくって、すばらしい。
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
寝子島は撮影されている ~ひめこの世界
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月01日
参加申し込みの期限
2016年05月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!