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<寝子温泉よりSOS>温泉が出なくなりました……
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「へっくしょい!」
御剣 刀
のくしゃみが獣道に響き渡る。
「もうちょい着込んでくればよかったかな」
身動きのしやすさを選んでの薄着。少し後悔する。
「寒かったら真央ちゃんのお茶を飲むのだー」
後木 真央
が赤猫リュックを揺らす。
「ありがとよ。でも調査隊の人たちのほうがもっと寒がっているだろうしな。とっておいてくれ」
「あら。噂をすれば」
大天使 天吏
が前方の気配に気づき歩を止める。
「……お猿か?」
刀が構える仕草。
「いえ、どうやら調査隊の人たちのようね」
「身を隠してるのだ?」
「というよりは……倒れているような」
「急ごう」
刀を先頭に駆け寄った。
ようやく発見した調査隊の4人。刀たちが声をかけると2人は意識を取り戻した。冷却装置で襲われた残りの2人は意識を失い、彼らがここまで運んだところで、自分たちも力つきたとのことだ。命に関わるほどの重傷者はいないようで一安心だ。
「やっぱり冷却装置を占拠しているのは猿?」
険しい表情で尋ねる刀。
「はい……思い出しただけでも恐ろしい。凶暴な猿だったよ」
寒さと恐怖に震えながら語る調査隊。
「早く退治して山奥へ帰ってもらわんと……だな」
刀が身を起こしかけると、もう1人の調査隊が止める。
「止めておいたほうがいい! 山岳部で足腰鍛えた腕っ節のいいこいつでさえ、猿に引っぱたかれ一発でノックアウトしちまったんだ。あんたらじゃ手に負えん」
「でもこのままでは温泉が出なくて……温泉街の経営は傾いてしまうわ」
天吏が冷静に言うと、調査隊は黙ってしまう。
「まー皆さん、ここは真央ちゃんと頼もしい仲間たちに任せてほしいのだー」
そう言いながらスマホでパシャパシャと写真を撮る真央。
「何やってんだ?」
「温泉街の人たちに報告がてらねこったーでつぶやくのだー大丈夫なのだー顔は写してないのだ!」
「とにかく奴らに対抗するには人員をたくさん用意したほうがいい。こちらの数が少ないと分かれば一気に襲ってくるからな」
「群れる習性を持つ猿ならではの発想ね」
天吏の言葉に深くうなずく調査隊。
「皆で冷却装置に攻め込んだほうがいいのだー連絡しておくのだ」
「ああ。別隊が猿たちに出くわしてないといいが」
仲間を心配する刀。
切羽詰まった騒動が起きていることなど想像できないくらい、森の中は静かだ。
一方。
「ずいぶんと大勢で押し掛けてきたじゃねえか」
如月 庚
、
屋敷野 梢
、
椿 美咲紀
の3人は冷却装置へ接近、猿の一団と遭遇していた。彼らの肉体は強固となっており、フツウの野生を超えている。明らかに神魂の影響を得ていた。
「あの高圧的な威嚇。私たちを追い払いに来たというよりは、エサを探している途中たまたま出くわしたと考えるのが自然かもしれませーん」
梢が言うと、
「どちらにせよ平和的解決って選択肢はないんだろ」
戦闘態勢に入る庚。
「私たちの持っている食料は、お腹をすかせて震えてる調査隊の人たちのため。お猿さんたちには渡せないのです!」
美咲紀もサポートに徹するため、持参した花を取り出した。
「如月君、ドラミングしてみますか?」
「胸を叩いてウホウホウホーってか? 誰がやるか!」
「って、来ますよー!」
こちらの数が少ないと判断するや、土葉を蹴り上げて襲い掛かってくる。
猿たちが一団となって3人に迫った瞬間。
森全体に目映いフラッシュが連続で焚かれた。
猿勢、突然の出来事に目を細め、身を固める。
「怯みましたよー」
「作戦成功です♪」
連続フラッシュを作り上げたのは、梢のフラッシュライトと美咲紀のカメラ。
「この隙を逃さねえぜ」
この間に庚、額の傷痕を指でなぞりろっこん「青にして蒼穹」を発動、身体能力を強化する。
「時間がねえんだ。悪いが一気に片をつけさせてもらうぜ」
最も間合いの近かった猿の腹に拳を入れる。水平に吹き飛び木へ激突、冬の葉を降らした。
(耐久力は大したことがないな)
しかし敏捷性と警戒心は野生のそれ。残りの勢力はすでに態勢を整えんとしている。
「もういっちょお!」
さらに手近の猿を1匹、2匹。拳で吹っ飛ばす。
しかし3体目、庚の拳を片方の腕で受けると、反撃とばかりに庚の腹に手刀を入れ、後方へ飛び退いた。
「くっ」
(さすがにパワーはある)
一撃で相手の力量を測る庚。しかし殺意の念だけは緩めない。
「さすがですねー分がないと見るや、すぐに動きが変わりましたね」
戦力が減り、また庚の圧倒的な脅威に押され、猿たちは後退の姿勢を見せ始める。
「逃がさねえぞ」
庚が追おうとしたそのとき。
「あ、危な……!」
美咲紀の叫びにならない叫び。
しんがりを走っていた猿が、足元の石を投擲したのだ。速く重い。
「きゃっ」
避けるのもままならず目を閉じる美咲紀。
(間に合わねえ)
庚にさえ見切れない加速度。
が、美咲紀に激突するかどうかという寸前、石は蝶へと変化した。
「……え?」
蝶は美咲紀の目の前で鱗粉を撒き、冬空へと舞い上がっていく。
「ふーギリギリでした」
梢のろっこん「胡蝶の詩」。
「はわわ〜ありがとう!」
その場にへたり込みそうになる美咲紀。猿たちはすでに彼方、木々の中に姿をくらましている。
「待ちやがれ……うっ」
さらに追いかけようとした庚だが、横腹の激痛に身をよじる。
(じんじん響くぜ)
「大丈夫ですか如月君、一旦戻りましょーか?」
「いや……ここまで来たら……追いつめてえが」
痛みは吐き気を誘発した。
「怪我なら私に任せるのです!」
庚に近寄ると美咲紀、花をかざして舞う。ろっこん「舞花の祈り」は対象の復元力を活性化させる。
「おお、痛みが」
みるみる引き、吐きたい気持ちも穏やかになる。
「助かったぜ」
ようやく笑顔を作る余裕。
「良かったです!」
美咲紀も満面の笑みを返した。
「これなら一気に畳み掛けられるな」
梢、スマホを取り出しチェック。
「別隊も冷却装置に向かっているようですー。あ、調査隊の人たちも見つかったようですよ」
「おー後で回復しに行ってあげないと。まずはお猿さんたちです!」
「ああ、行くぞ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月09日
参加申し込みの期限
2016年03月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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