this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
怪人セブンの選択
<< もどる
1
…
46
47
48
49
50
…
59
つぎへ >>
黒依たちと別れたあとすぐ、志波が2Fのレストランを調査に向かう。
そこで犬神と天動と合流した。
「志波ァ? レストランは既に調べたって、風雲児の報告を見てないのかよ?」
「お話は伺っています。天動商店の店主、
天動 記士郎
と申します」
「これはどーも、ご丁寧に……って、あるぇー? ってことは2階、ほぼ安全ってことカナ?」
「それはまだ、ですね。客室は全て見回っていないですし」
いや、と志波は首を横に振る。
「二等客室はほぼ見終わったんだ。あとは奥の一等客室だけダナー」
「なんだ、2階は空振りかよ」
バトれねぇのかぁ、と戦闘狂の犬神が不服の声を上げた。
その反応に志波が苦笑する。
「いやいやいや! 何もないってことは安全ってことだし! 俺の探索するところはいつもこんな感じだし!」
「……志波さん、その台詞、撤回したほうがいいようですよ」
天動が一等客室の方向を指差す。
銀色の流線型の着ぐるみ男が猛然とこちらへダッシュしてくるではないか!
あれはメサイア団員の1人、残りのCだ!
「タスケテー!! ヤメロー! ヤメテクレー!!」
しかしCは半泣きで志波たちにすがりついてきた。
「助けてくれ! 色欲の奴! 最初から俺たちを消すつもりだったんだ!」
「おいテメェ! 何があった!?」
凄む犬神の狂犬ぶりにCは失禁しそうなほど恐怖に慄いた。
「アイエエ!? アイエエ!?」
「ダメだ、完全に前後不覚だコイツ! でもよ、ひとつ確かなことがあるぜ?」
その言葉とは裏腹に、犬神のやる気が倍々に跳ね上がる。
視線の先は、一等客室から出てくる乗客、その後ろからはカジノにいたオーナーや客の群れが、一様に殺気を帯びてこちらへ向かってきているのだ!
「派手にバトれるってことだ! 志波ァ! 天動ォ! 行くぜー!」
嬌笑の声を高々と上げながら、犬神は群れの中へ突っ込んでいく!
あの群れをここで食い止めなければ、他の階へ移動して一般客まで被害が及ぶだろう!
それだけは避けなければ!
「荒事は避けたかったのですが……!」
天動は元プロボクサーだ。
その素性は隠しているのだが、やむを得ず自らの技量を発揮するために援護に入る。
顎を狙った鋭い拳が、容易く一般客を無力化していく。
「マジか! いや、空振りじゃないだけ俺の選択は間違ってなかったわけだケド! いやこれいきなりヘビィすぎー!!」
苦言を呈しながらも笑顔で志波は手刀を振るう。
群れの標的はどうやらCのようだ。
Cへ襲いかかろうとするので、Cが逃げる方向へ群れが殺到する。
志波はろっこん『スイ・マー』で襲ってくる敵を昏倒させ、震えるCを守る。
「よく分からないが、あんたを守ればいいんだな?」
志波の問いかけに無言で何度も頷くC。
「わかった。なら俺はできることをやろう」
そして志波は告げた。
「絶望的な時こそ、笑うんだ!」
その前向きな志波の勢いが功を奏したのか、人の波を次々に左右へ捌いて痺れさせ、眠らせていく。
目の前で眠りこけた敵の首元に、それぞれ同じような渦巻き状のアザが浮かび上がっているのを志波は発見する。
「代田さんが言っていたのはこれのことか!」
次第に目の前を阻む3人を障害とみなした群れが、今度は彼らに群がり始めた。
天動はキレのあるフットワークで攻撃を回避しつつカウンターで相手を一人ずつ沈めていく。
「数が多すぎます! 犬神さん、お願いします!」
「言われなくても、待ち望んだ展開だ、やってやるぜェ!」
犬神は敢えて相手の攻撃を受けて負傷すると、その傷口から流れた血を舐めた。
「ギャハハハ! 滾るな、おい! もっと俺様を楽しませろよ!」
ろっこん、羊很狼貪が発動!
受けた傷の酷さに比例して筋力が向上していくこのろっこんは、まさに犬神を狂戦士へ変貌させる。
「メイドといえばよォ、これだよなァ!?」
犬神はエプロンドレスのポケットから銀のナイフと銀のフォークを4本取り出した。
「ちょっとレストランを風雲児と一緒に調べてた時にくすねてきて正解だったぜ! オラァッ!」
それを強化された彼女の筋力だけで一直線に投擲!
迫り来るカジノ客の膝や脛に容赦なく突き刺さる。
足を狙われて立ち止まった先頭を押し倒してなだれ込む後方の敵へ、犬神が素早く弾丸のように体を相手の懐に潜り込ませれば、必殺の八極拳の技のひとつ、鉄山靠を見舞う。
だが、虚ろな目でデッキブラシを振りかぶるカジノの責任者の男性の攻撃が、犬神の脳天を直撃!
犬神の頭から痛々しいほどの真紅の命のほとばしりが吹き出す。
傷を負えば負うほどろっこんの威力が増す犬神だが、ダメージが軽減されるわけではない。
思っていた以上のダメージに一瞬、彼女の視界が揺れる。
もう一発、男の全体重を乗せた必殺の一撃が犬神の頭上に振り下ろされる!
志波も天動も反応したが、目の前の敵に捕らわれて動けない!
犬神も覚悟を決めて玉砕しようと前へ踏み出た。
……その時だった。
デッキブラシが突如として黒焦げになり、尖端が砕けていくではないか。
更に廊下の角から飛び込んできた海賊の男が、一瞬のうちにクラヴマガめいた格闘でカジノ責任者を床に叩きつけた!
巨象が突進してきたかのような重衝撃にカジノ責任者は意識を手放さざるを得ない!
「おじさん、強いねぇ!」
物陰で見守っていた少年が海賊の男に飛び付いた。
その男は口元を優しく緩めると、少年の頭を大きな手で包み込んだ。
「……お前は!」
志波が思わず戦慄く。
だが、今は足元がおぼつかない犬神を保護するのが先決だった。
「……チクショウが! てめぇ、何のつもりだ……!!」
犬神も、海賊の男の顔を見るなり憤怒の炎に煽られる。
「誰なのですか、あの方は? 日本の方ではないようですが……?」
事情を知らない天動は海賊男の異様な威圧感にたじろぐ。
犬神は己の顔に滴る血液を拭いながら唸るように呟く。
「あいつは……、俺たちを騙して皆殺しにしようとした奴だ! 確か、名前は……!」
「ねむる君が教えてくれたんだ。あいつの名前は、
アダム・スメルディン
!」
志波が手刀を構えて臨戦態勢を取る。
それをアダムは冷めた目付きで見詰める。
「……」
アダムは日本語を理解できない。
しかし、敵意を向けられているのは理解できた。
(……やれやれだ。今回の目的はお前たちではないというのに)
ろっこん発動のために心拍数を急に上昇させたため、胸元に違和感を覚えて思わず右手で押さえた。
意に介さず、アダムは歩を進めて3人の横を素通りする。
目的は腰を抜かして震えているCだった。
アダムはCの着ぐるみの胸ぐらを掴む。
そして天動の方へアダムは手を伸ばす。
「おじさん、スマートフォンを貸してって言いたんだよぉ」
付き添っていた少年――
曖浜 瑠樹
が口添えする。
「おじさんは日本語が話せないんだぁ。スマホもおうちに忘れてきちゃったみたいだから、貸してあげてほしいんだ」
「分かりました。では、これを……」
訝しがりながらも天動はアダムへスマホを手渡す。
すると慣れた手付きで翻訳アプリをインストールしたアダムは、それを介して自分の意思をアラビア語でCに伝える。
『闘う理由が信念か、忠義か、享楽か? 俺は興味がないね』
『新たな神が君臨する度、世界は幾度となく混乱と破滅を迎えてきた』
『ヤーヴェの神、砂漠の黄金王、石工の倅、民衆指導者、預言者気取りの戦争商人、例えは枚挙にいとまがない』
『俺は繰り返す理不尽にはうんざりだ』
『倒れるのが俺か、お前らか? その事実で変りない』
実際はもっと直訳的な文章が液晶画面に表示されていたが、彼らはその和訳文をそう解釈した。
『俺は一連の馬鹿げた騒動を食い止めにこの船に忍び込んだ。本来ならば姿を晒すような真似は避けるべきだが、教団、偽神、そして裏にいる第三勢力の均衡を保つため、やむなくこうしてお前の前に姿を見せた』
『お前たち――救世主を語る俗物どもをこの船から排除する』
胸倉を掴む力が強まる!
『おとなしく言うことを聞いてもらおうか。お前も床で寝たいか? それとも火達磨になりたいか?』
「おい、やめてくれ!」
志波が我慢できずに2人の間に割って入った。
「この人はもう何もしない! 計画は既に俺たちが食い止めた! それと、教えてくれ。アダムさん、なんで、あの時……!」
『あれは俺の思惑が食い違ったことが起こした事故だ』
液晶画面の文章を犬神が睨む。
「俺たちを殺そうとしたんじゃなかったのか!?」
『俺はある組織から主命を受け行動していた。メサイアと叢雲教団を脅せればそれでよかった。結果的にお前たちを巻き込んだが』
「……てめぇ!!」
犬神が殴りかかろうとしたその時、曖浜が両手を広げて立ち塞がる!
「おじさんをいじめないで!!!」
勇気を振り絞り、泣きそうになりながらも踏ん張ってアダムを庇う曖浜。
保育士の犬神が子供を殴れるはずもなく、振り上げた拳を不承不承で下げる他なかった。
「リュウキ……」
ありがとう、と液晶画面に表示される。
その眼差しは、かつてバスを焼き払った際の冷徹さは微塵もなく、父性あるいは兄弟への親しみを感じさせる優しいそれであった。
(主は俺の祈りを聞き入れなかった。家族を喪い、次いで友を、心まで失って来た。もう失う物は何も無い。否、守る者は……)
その手で、出会ったばかりの少年の頭を優しくなでるアダム。
曖浜は何の恐れも抱かずに笑顔をこぼれさせる。
その光景に、志波と犬神はただただ困惑し、天動が呼びかけるまでその場を動くことができずにいた……。
【2F:クリア(アダム、不本意ながら合流)】
<< もどる
1
…
46
47
48
49
50
…
59
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
怪人セブンの選択
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
前回シナリオ
怪人セブンの暗躍
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月05日
参加申し込みの期限
2016年05月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!