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特等室は一等客室の2倍の広さでパーテーションで部屋を仕切られていた。
「「この向こうがむいみ様の寝室です」」
パーテーションの向こうからは医療器具の電子音が定期的に聞こえてきた。
心電図だろうか、それとも呼吸を補助する機械かなにかだろうか。
いくつもの機械の稼動音が鳴り響いている。
パーテーション越しでも、むいみの病状が思わしくないことを察するには充分な音であった。
「「ひとつ、お願いがあります。ここから先、何があってもこの部屋から逃げ出さないでください。むいみ様を受け入れてください」」
双子メイドは揃って顔を曇らせた。
「「むいみ様の病はフツウではありません。ですが、どうか拒絶しないでください」」
英雄たちは彼女らの言葉を訝しがった。
「安心してほしいべ、そのくらいはおらたちも弁えてるっちゃよ」
鈴野は朗らかに頷いた。
その時、パーテーションの向こうから声が聞こえた。
「……だれ? 大人数がこの部屋に来るなんて、珍しいね?」
小さい女の子の声だった。
その声に紛れて、ガラスが擦れるような耳障りな音が混じる。
「むいみ様、起きてらっしゃたのですか? 起こしてしまったのでしたら申し訳ありません」
志桜月が真っ先に声を掛けた。
「むいみ様、英雄の皆さんが面会を求めてます……」
相変わらず笑來月は表情乏しく事務的にむいみへ伝えた。
するとパーテーションの向こうで、ガラスが割れるような音が立て続けに鳴り出した。
「無理は駄目です。身体を起こすと、お怪我に触ります」
ガシャガシャと何かが砕ける音に笑來月が心配そうに衝立ての向こうへ飛んでいった。
「むいみは大丈夫だよ。笑來月は心配性だね……。さぁ、志桜月。パーテーションを外して?」
「かしこまりました、むいみ様」
志桜月がようやく部屋の仕切りを取り払った。
英雄たちの目の前に、ベッドに横たわった加納 むいみが現れた。
だが、その姿はあまりにも異様であった。
左肩から指先、そして右側の下半身全て、さらに顔面の左側をびっしりと紫水晶がこびりついている
ではないか。
むいみが身体を動かすたびに、こびりついた紫水晶が擦れあって耳障りな音を鳴らす。
「嘘だろ……、なんだよこれ……!」
犬神がわななく。
冴来はむいみの姿を見て顔を青ざめてしまった。
(どういうこと? これが奇病なの?)
冴来だけではない。
むいみの姿を見た英雄たちは信じられない、理解できないと顔に出して狼狽していた。
それにむいみは苦笑いする。
「無理もないよ。こんな病気、見たことないものね?」
「……驚いたけど、アタシたちは君と話をしにきたの。覚悟はしていたわ」
尾鎌 蛇那伊
は率先してむいみのベッド近くのパイプ椅子に腰を掛けた。
「むいみちゃん、初めまして。アタシは尾鎌。お見舞いに来たわ」
尾鎌は一見普段と変わらない格好だが、本人曰く『今日のアタシはセレブ』なんだとか。
確かに来ているシャツも普段より上物だし、靴もパンツスーツも有名ブランドのものだ。
さりげない高級感が『セレブのコスプレ』を完成させているのだ。
「……オカマさん?」
そんな尾鎌を見て、むいみは首を傾げる。
「違うわ、尾鎌はアタシの名前。この口調はアタシにあったものを使ってるだけよ」
尾鎌の説明にむいみは困惑顔。
どうやら今ひとつピンと来ないようだ。
「……とにかく、むいみちゃん? すこし私たちからの質問に答えてほしいの。大勢で押しかけて心苦しいけど、この船を沈めないためにも協力してくれないかしら?」
「僕からもお願いできないかな?」
日暮もベッドと近くまで近寄ると、むいみと目線を合わせるように屈んだ。
「はじめまして、僕のことは気軽にねむるって呼んでいいよ。むいみちゃん、いろいろ聞かせてほしいんだ」
「うん、むいみの夢の話をすればいいんだね?」
むいみも要点を得ているようで、表情筋が動く顔の右側がわずかに綻んだ。
『ちょっとまって』
だが、むいみの言葉を小山内の筆談が遮った。
『むいみちゃん つらそうだけど だいじょうぶ?』
小山内が心配するのも無理はない。
身体を僅かに動かしただけでも、むいみは顔を歪ませて苦痛を堪えているようにみえたからだ。
だが、むいみは「へいきだよ、我慢できる」と答えた。
『そのびょうき やっぱり もくしろくのえいきょう?』
『そのそも もくしろくってなんなの?』
『はなしをさえぎって ごめんなさい でも すごくきになる』
「確かに、病気の事を考えるなら、この船に乗せる必要はないよね」
日暮は腕を組んで唸り出す。
「んー、メイドさんたち。単刀直入に聞くけど、何故衰弱したむいみさんをこの船に乗せてるの? これは勝手な推論だけど、むいみさんが怠惰の大罪人【怠惰廃人】だからだと僕は考えてます。彼女が神魂の影響を色濃く受けるのも大罪人だからと考えれば説明がつくし」
「私も気になります。ええ、ぜひ教えてくださいな?」
エレノアも興味津々のようで、むいみへ視線を投げ掛ける。
「お姉さんは、あなたの命よりも黙示録が大事のようでしたけど?」
にぃ、と悪意ある笑みを浮かべた。
と、その時だった。
「その話はボクちゃんがしよう!」
突然、特等室の扉が開いたかと思えば、颯爽と白衣をなびかせてターンを決める変態が現れた。
御剣はその変態を見るなり指を差した。
「お前は、伊平 日登美!」
「イエスッ、アイアム!」
奇妙なポージングを取りながら、『色欲女医』こと伊平 日登美がやってきたのだ。
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3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月05日
参加申し込みの期限
2016年05月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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