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【むいみの病】
泉月花に案内され、特等室に到着した英雄たち。
「入りますね」
泉月花が入室と同時に声を掛けた。
まず出迎えたのは泉月花の身の回りを世話する双子メイドの園崎姉妹だ。
「「泉月花様、ネームレスヒーローズの皆様、お待ちしておりました」」
橙色のメイド服の姉、
園崎 笑來月(にこる)
は右側で、青色のメイド服の妹、
園崎 志桜月(しおん)
は左側で、それぞれがスカートの裾をつまんで会釈してみせた。
髪型は立ち位置を示すかのように、笑來月は右に、志桜月は左に流したサイドテール。
前髪も立ち位置通りに姉は右に、妹は左に流している。
まるで合わせ鏡を見ているかのようなシンメトリーに、英雄たちは目を見張っていた。
齢15の少女の黒髪は烏の濡れ羽色という表現がまさに適切で、艶のある若い色香をそれから感じさせる。
「「私たちは双子、私たちはメイド、そして殺し屋で大罪の娘です」」
2人揃ってお辞儀をすれば、サイドの髪がさらりと重力に従って流れる。
「私は妹の志桜月です。大罪は『憤怒』、『憤怒女給』とお見知りおきを」
「私は姉の笑來月……。大罪は『傲慢』で『傲慢女中』が二つ名。よろしく」
妹は慇懃な口調で、姉は平坦な口調で自己紹介を済ませた。
これにすぐさま言葉を返したのは鈴野だった。
「お久しぶりだべ。湖でやりあった以来だべか?」
鈴野は朗らかに笑來月に握手を求めた。
笑來月はそれに一切表情筋を動かさずに彼の手を握り返した。
「お久しぶりね、お元気そうでなにより」
前回の『暗躍事件』で、鈴野と笑來月は交戦している。
「前はあんな形だったけども今回ばっかりは呉越同舟だべ。オラよかあんたたちゃ強いし殺しの経験もあるようだべから、いざって時は片方でもええから力添えとか、頭に入れていてほしいっちゃ。もちろん、お力だけでなく情報含めてだけどもな」
「私は泉月花様から『モーニンググローリー』作戦の全容を聞いていないの。それでもいいのなら答えるわ」
平坦な抑揚で笑來月は答えた。
どうやら主以外の人間には丁寧語が外れるのが笑來月の特徴のようだ。
それに対して鈴野は「そうだべな」と笑顔で答えた。
(やっぱり全容は加納に聞くしかないっちゃね。まぁー人にゃやるべき義務ってのがあって、あの双子にも義務があんだべから無理強いはせんべ)
鈴野は心の中を悟られないようにニコニコと愛想よく笑っていた。
そのやりとりを小山内はおどおどしながら見守っていた。
(前回の三夜湖で私たちは、あの2人に襲われたんだよね。できれば会いたくなかったけど……)
尻込みする小山内に、そばにいた犬神が手を握ってやった。
「大丈夫だって、小山内。奴らが襲ってきたら俺様が逆にぶん殴ってやっからよ! ギャハハ!」
その心強い存在に、小山内の不安は幾許か取り除かれた。
「ああ~、黒髪ロリたまらないんだぜ~~」
一方、冴木が双子2人に熱い視線を送っていると、つくしは無言で冴木の両目を手で覆ってしまう。
そのまま握力を強めて冴木の頭を握り潰していく。
「お兄ちゃんの視界は私だけのもの……」
「qzうぇxdcfvghふじこ」
つくしはそのままホラー映画よろしく冴木を部屋の外へ引きずっていく。
冴木は言語化できない音声を呻きながら一旦退場せざるを得なかった。
「どうやら私たちはお邪魔虫のようだし、他を当たることにするわ」
鷹峰は既に泉月花から正式な捜索依頼を受けている。
これで英雄たちとも情報共有が行いやすくなった。
「行きましょ、あやめちゃん。ちょっと私、気になるコトがあるの」
「え、凪さん? そんなに手を引っ張らないでください……!」
あやめは訳も分からず鷹峰に手を引かれて退場していった。
「……随分と賑やかな人たちでしたね。それでは、私はイベント会場へ戻ります。あとはその子達が応対してくれますので」
「「泉月花様から、皆様の質問にはなんなりと答えるようにと仰せつかっております」」
園崎姉妹はユニゾンで答えた。
「加納、やっぱりあとで俺と一緒に行動してもらえないか?」
八神は機関室へ泉月花と同行を希望していた。
先程、彼が泉月花を抱き寄せた際、耳元で囁いていたのだ。
それに泉月花はタイムスケジュールらしきリストを確認しながら唸った。
「……厳しいですけど、時間は作ります。あとでそこの2人から連絡させますので」
「分かった。楽しみにしている」
八神の笑顔とは対照的に、そばに控える常闇は警戒心をあらわにしていた。
「八神さんの考えは賛同しますが……。因果なものですね、あの女とともに行動するなんて」
「今は前と状況が違うからな」
訝しがる常闇をなだめる八神。その視線は泉月花の後ろ姿をじっと捉えていた。
(ああ、やはり君は素敵だ。敵とはいえ、そんなに扇情的な肢体を見せられたら、俺も獣の欲望が噴き出してくるじゃないか……)
八神は普段、紳士的な対応で色事にも動じない少年だと思われている。
しかし、その実情はまったくもって違っていた。
上昇志向の強い八神は、自分の性欲がそれに比例して強いことを自覚していた。
だがそれを決して表に出さず、悟られず、流されはしない。
(流される奴は自分をコントロールできない小さい奴だ。俺は違う。俺は誰よりも大きな欲望を飼い、表には出さない。支配だ。加納、いや泉月花を支配したい。この手で赤裸々に蹂躙してやりたい。だが、その欲情を制御してこその支配だ。泉月花だって自分の食欲を制御しているだろう。だったら、この俺ができないわけがない)
八神の視線に気が付き、笑みを返す泉月花。
下腹部に集まる灼熱のマグマのような激情を、八神は涼やかな表情で抑圧してみせた。
こうして泉月花はイベント会場へ戻り、英雄たちは双子メイドの案内で室内へ通される。
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3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月05日
参加申し込みの期限
2016年05月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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